有給が取れないこと、制度として確立されているとはいっても、実際にはよくありますよね。会社の雰囲気によっては、いざとなると申請しにくく、結局退社する時にまとめて取る人も多いです。
日本人は一生懸命働くのは当たり前で、みんなが働いている時に一緒に働くことを重視しがち。そのため、みんなが仕事をしているのに、自分だけ有給を取って休むことに罪悪感を感じてしまいます。
しかしそれは残念な考え方で、ストレスが溜まってしまい、いい仕事ができなくなれば、それは会社にとっても損益です。また、自分が取らないと他の人も有給を取れなくなってしまう、悪循環にもなり兼ねません。
さらには、今では法律が整備されてきたものの、有給を取っていないと会社がペナルティーを科されるケースもあるなか、それでもなかなか有給が取れない相談が多いのも事実です。
そこで今回は、有給が取れない会社に悩んだ時、冷静に対処する方法をいくつかお伝えします。
有給が取れない会社に悩んだら☆
冷静に対応する7つの方法
あきらめないで会社に伝える
まずは、有給が取れない会社にいる、と思い込んでいないか考えてみてください。確かに有給を取ることを快く思わない会社は存在しますが、有給が取れない会社はありません。法律で定められているからです。
しかし、「有給は取らなければならない」ものではなく、会社側から有給を取るよう勧めてくることはほとんどありません。
【 有給が取れない☆申請をしてみる 】
★ 自分が申請しなければ、有給が取れないのは当たり前とも言えます。
・ 何度かダメだといわれたからと言って、有給が取れない会社なんだとあきらめてしまったら、そこで終わりです。
法律を勉強する
法律を知れば、有給が取れないことはない、と理解できます。ここ日本では、有給を取ることは労働者の権利として確立されているからです。
【 有給が取れない☆勉強してみる 】
★ 正社員であろうと、パートであろうと、アルバイトであろうと同じ!取るための条件が違うだけで、有給を取ること自体は必ずできるのです。
・ 法律としては、有給を取ることは労働者の法律上の権利であり、有給を取らせることは会社の法律上の義務となります。
どれだけの有給の権利が自分に発生するのか、有効期間はいつまでかを確認してから検討するのも一案です。
有給を取る理由は必要か
有給が取れない人の中には、申請理由を言いづらいと感じている人がいますが、実は法律上、有給を取るのにちゃんとした理由は必要ではありません。
【 有給が取れない☆理由 】
★ 有給は、理由がしっかりしているから取れる権利というものではなく、定められた時間勤務した結果、発生する権利です。
・ 「理由がないから有給が取れない」という事にはなりません。
申請書類に理由を書く欄があるかもしれませんが、「私用」と書けば大丈夫です。言うまでもありませんが、理由を言ってはいけないわけではありません。伝えたければどんどん伝えてください。
会社の立場を考える
先ほども触れましたが、有給を取らせることは会社の法律上の義務です。つまり有給が取れないと社員が主張するなら、その会社は法に触れているのであり、ペナルティーの対象になるかもしれません。
ただ社員としては、会社が法的に追い込まれるのを望んで、主張はしていないはずです。有給が欲しいからといって、気づけば会社を脅しているような状況にはならないよう、ぜひ注意してください。
【 有給が取れない☆会社との交渉 】
★ やはり、良い関係を大切にして交渉するのがスマートです。
・ そして会社の立場として繁忙期があることも理解しながら交渉すると、円満に進むことも多くなります。
わざわざ忙しい時に有給を取ろうとすると、それは会社側にとっても困ることは社員として見ても分かります。社員として、良い時を見計らうのことも大切です。
とにかく申請してみる
いろいろ口で言っているだけでは進みませんので、まずは申請をしてみてください。もちろん、タイミングを見計らって申請をする必要があります。
【 有給が取れない☆ともかく申請! 】
★ そして会社に法的な義務を求める以上、こちらも法的にちゃんとした申請をすることは大切です。
・ 何日前までに出すかとか、申請書の様式とか把握した上で正しく申請してください。
万が一断られたとしたら、次回のために備えるのはいかがでしょうか。断られた理由を確認して、次回どうすれば有給を取れるのか、指示を仰げば、次回は取れるに違いありません!
労働組合に相談する
ここまで行きたくありませんが、会社が頑なに拒否するとなれば、自分たちだけの話し合いではどうにもならないケースもありますが、そんな場合には、労働組合に相談をすることもできます。
【 有給が取れない☆労働組合に相談 】
★ 相談してすぐに問題が解決するわけではありませんが、どのように解決できるのか一緒に考えてもらってみるのも、ひとつの方法として考えてください。
・ ただし、あくまで社内で解決できるのがベストです。
過激な動きをすることなく、地道に話し合って解決する道を求められれば、それに越したことはありません。
労働基準監督署に相談する
労働組合がない場合は、労働基準監督署が相談に乗ってくれます。しかも匿名で相談できるのが嬉しい点ではないでしょうか。可能なら相談してアドバイスを求め、社内で解決するよう持って行きたいものです。
【 有給が取れない☆労働基準監督署に相談する心得 】
★ 証拠を集めて提出して、労働基準監督署に動いてもらうこともできますが、大ごとになることは間違いありません。
・ 匿名とは言え、大抵は誰が相談したかは察しがつきますので、社内での追及の対象になることも多々あります。
下手をすると、会社にいられなくなってしまうこともあるのが、労働基準監督署への相談です。ですから、労働基準監督署に動いてもらうよりも、あくまで社内で地道に解決していく道を求める方が賢明とも言えます。
いかがでしたでしょうか、実は有給が取れない悩みはよくある相談です。ただ、会社側の問題である場合と、その人自身が勝手に有給が取れないと思いこんでしまっている場合と、二種類の傾向があります。
有給を取ることは、労働者に保証されている権利ではあるのですが、自分の権利だけを主張しすぎて、いつの間にか反対に、「身勝手な物事の進め方」をしてしまうことも少なくありません。
今後も働き続けたいのなら、会社との良い関係を重視しながら、スマートに交渉することをおすすめします。
そして基本的なことですが、有給を取りやすい、つまり上司に「休ませてあげたい」と思わせる勤務態度を見せることもポイントです。日ごろの誠実さが、自分の権利を主張する際には物を言います。
段々、有給が取れない事例や相談は減りつつありますが、それでも有給が取れない問題が、なくなった訳ではありません。
そんな残念な状況に直面しても、焦らないことが肝心です。地道に努力して、会社との関係を良いものに保ちながら、スマートにスムーズに有給をゲットしちゃいましょう!
まとめ
有給が取れない時の適切な対処法
・有給は取れないとあきらめない
・有給に関する法律を勉強する
・有給を取る理由は「私事」で大丈夫
・会社が困る事態にならないように配慮
・まずは法的な手順に則って申請
・労働組合に相談してアドバイスをもらう
・労働基準監督署に相談するのは最終手段