香典を連名で渡すなら。押さえるべき、書き方マナー

香典を連名で渡すなら。押さえるべき、書き方マナー
香典を連名で渡す時、表書きなどのマナーに戸惑うこと、ありますよね。香典とは、線香や供物などの代わりにお金を香典袋につつんで、霊前にそなえるもの。

一人で葬儀や通夜に参列する時は、迷う必要はありませんが、2名以上の人数で一緒に参列する時には、香典袋の表書きの名前など、どう書いたらいいか迷ってしまう方々も多いのです。

2人の時、3人の時、部署の代表で参列する時…。それぞれ連名の書き方は違ってくるものなのです。故人を偲んで参列する通夜や、葬儀の席で恥ずかしい思いはしたくないですから、連名での香典袋の名前はどう書くべきか、知っておきたいですよね。

そこで今回は、通夜や葬儀の時に恥ずかしい思いをしないためにも、香典を連名で渡すときの書き方マナーをお伝えします。一度しっかりと覚えておくと、社内での香典も親族間の香典でも、とても便利です。



 

香典を連名で渡すなら。
押さえるべき、書き方マナー

 

夫婦で香典を連名にする時


夫婦の香典の表書きは、基本的には夫の名前のみを記載すれば、問題ありません。でも、夫婦そろって会葬する場合や、妻の親族や知人などの葬儀や通夜、法要に夫婦そろって参列する場合には、香典を連名で書く場合もあります。

【 夫婦で香典を連名にする事例 】

■ 結婚して間もなく、妻側の親族や知人の葬儀に参列する場合など。

・ 香典の中袋に名前を記載する際に、妻の旧姓を記載しておくようにすれば、受け取った方もわかりやすいです。

受け取った相手にわかりやすいように、香典を連名で記載しておく配慮が大切です。

 

妻が夫の代理で会葬する時には


妻が夫の代理として、葬儀や通夜に参列する場合には、香典は連名で名前を書かず、妻が代理で参列したことがわかるように書くのがマナーです。

【 夫婦間で代理で会葬する場合 】

■ 妻が夫の代理で会葬する場合には、連名ではなく夫の名前の左下に「内」と書き添えるようにします。

・ 会葬名簿に名前を記載する場合にも、同じように夫の名前の左下に「内」と書くのが正式なマナー。

会葬名や香典に連名で名前を書いてしまうと、夫が会葬してくれたと勘違いをされてしまうので注意が必要なのです。

 

会社で香典を連名で出すときの注意点


会社で香典を出す時には、会社名はもちろん書きますが、会社名だけでなく代表者の名前も忘れずに記載するようにします。

【 会社の香典を連名で出す場合 】

■ 代表者の名前が書いていないと、この会社の誰に御礼を言っていいのか、どの方が会葬してくれたのかが遺族にわからず、困らせてしまうことになりかねません。

・ 「◯◯株式会社 代表取締役 ◯◯□□」というように、名前まで書くことが大切です。

香典が連名かだけでなく、社名や受け取った遺族にわかりやすく名前は書くように心がけるのが、配慮です。

 

香典を連名で書くのは3人まで


香典を連名で出す時に何名もいる場合には、表書きにも注意が必要です。まず、香典を連名で書くときには、目上の人、肩書があるなら肩書の上の人から、右から順番に名前を書きます。

【 3人以上の香典の連名 】

■ 次に、連名は3人までとおぼえておいてください。

・ 香典を連名で書く時4人以上ならば、表書きには「◯◯一同」というように書き、中袋に明細を書いたメモを入れておくようにするのが、最も配慮ある方法。

つい人数が多くても平等に、香典には連名で書きたくなってしまいますが、「表書きは3名まで」とおぼえておくと、間違えありません。

 

部署で香典を連名で出す


【 部署で香典を連名で出すマナー 】

■ 部署で香典を出すときには、◯◯会社△△課と部署名まで書いて、その後連名で名前を書くようにするのがマナーです。

・ 会社名は小さめの文字で書くようにし、名前は大きく書くと好印象。香典の連名順は、前項と同じく、肩書が上の人から右から順番に名前を書いていきます。

肩書がない場合には、年齢が上の方を右にするように配慮してください。あまりにも部署名が長くなってしまう場合には、連名で名前を書かずに「一同」として、中袋の中に明細を入れた方がスマートです。

 

グループやサークルで香典を連名で出す場合


グループやサークルのメンバーで連名で香典を出す場合には、人数によっては名前を連名で書かない方がスマート。

【 グループ内で、香典を連名で渡すマナー 】

■ 代表者がいる場合には、グループやサークル名を書き、その横に代表◯◯他一同と、名前を記載しても問題ありません。

・ その場合には、代表者以外の人の名前は、中袋の中に明細を入れるようにするのです。

香典の連名は、こういったグループやサークルの場合でも、「3名まで」と考え、それ以上の人数になったら、香典の表書きは連名にせず、中袋に明細をいれる形で添えるのが、最も安全なマナーです。

 

旧姓での付き合いは書き方に注意


故人とのおつきあいが旧姓であった場合など、残された遺族の方があたらしい姓でのみ名前を書かれても、「いったいどなた?」と誰から贈られたかわからなくなってしまいます。

【 旧姓でのお付き合いの場合 】

■ そんなことがないように、結婚して間もない場合、また離婚して旧姓に戻っている場合など、遺族に誰なのかわかってもらえなさそうだなと感じた場合には、中袋に(旧姓)として名前を書いておく配慮をしてください。

せっかく渡す香典が誰からなのか遺族にわかってもらえないと、故人もきっと寂しい思いをしてしまいます。

 

いかがでしたでしょうか、香典の連名は、表書きを遺族にわかりやすく書くことが大切です。連名に限らず、香典の表書きは遺族にわかりやすく、わかりにくい部分は補足を入れるなどして、遺族が困らないように、配慮をしてあげることがマナーに繋がります。

故人が亡くなってしまったことで、故人の交友関係など、後からではわからないことも多くあるものです。遺族と自分が面識があればいいのですが、そうでなければ遺族にわかるような配慮をしてあげるべきなのです。

そうした配慮は、残された遺族も故人も、喜んでくれるはず。その気持ちが、香典に限らず、一連のお葬式マナーの心得です。

香典の連名での書き方やマナーはとても大切なことですが、香典の連名や表書きマナーばかりにこだわらず、遺族にわかりやすいような配慮をしてあげたいものです。

 

まとめ

香典を連名で渡すマナー

・夫婦で会葬は基本は夫の名前のみ
・夫の代理を示す表書きには、「内」
・香典は社名だけでなく代表者名を入れる
・連名は長くなりすぎないよう、3人までにする
・部署で出す時には中に、名前のメモをいれる
・連名はスマートにまとまる美しさも大事
・旧姓を記載する時には中袋に名前の補足をする