理不尽に怒られたら、「自分は悪くないのに…。」と、腹も立ちますよね。社会人になると感情的に怒る訳にも行かず、どうにも気持ちが収まらなかった経験があるかもしれません。
例え、自分は悪くないことを伝えようとすると、反抗的と取られて、「言い訳するな!」とさらに理不尽に怒られたりもします。言い訳をするつもりなどなく、事実を知ってもらいたいだけでも、それも現実社会ではなかなか叶わなかったりするのが、辛いところではないでしょうか。
ただ、悔しいやら情けないやら、複雑な気持ちにイライラして仕事も手につかないのでは、さらに怒られることになってしまい、悪循環になってしまいます。
対処法を知らないまま理不尽に怒られたら、仕事の生産性は著しく落ちてしまう人がほとんどですが、その後に物事がどう進むかは自分次第です。
対処法を知って、冷静に良い方向へ持っていくに、越したことはありません。そこで今回は、理不尽に怒られた時にできる、「大人の対応」を幾つかお伝えします。
理不尽に怒られた!
スマートな社会人、7つの大人の対応
感情的な対応をしない
理不尽に怒られたということは、相手は理不尽な考えで話してきているということです。理不尽な考え方の人に理不尽な態度で返してしまうと、さらにパワーアップした理不尽が返ってくるだけではないでしょうか。
【 理不尽に怒られた☆落ち着いて話す 】
★ ですから、向こうのペースに乗せられないことが、最も大切なポイント!つまり、終始筋の通った考え方で対応するのです。
・ 相手は怒っていますので、こちらも怒ってしまったら同レベルと考えてみてください。それには、全く違う落ち着いた態度で返すと、相手のペースから外れることができるはずです。
例えば、「ありがとうございます」と指摘してくれたことへの感謝を伝えてみるのも、意表をついてアイデアです。相手は拍子抜けして、怒りのボルテージは下がるかもしれません。
リフレッシュする
理不尽に怒られた時は、気持ちを落ち着かせることが大切です。怒っている人と一緒にいると、イライラは溜まる一方なので、可能なら早くその場を去るのが得策となります。
【 理不尽に怒られた☆タイミングを見極める 】
★ ただ、それには場を去るタイミングを見極めるのがポイントです。
・ 率直に、「動揺しているので、気持ちを落ち着かせるために、席を外させてください」とお願いしてみるのも良いかもしれません。
そして、その場を離れて自分なりのリフレッシュをしてみてください。一人きりになれるところで叫んでもいいですし、コーヒーを飲むのも一案、ちょっと走ってくるという方法もあります。
一旦リフレッシュしてから戻り、落ち着いて話を聞ける状態になりやすいです。こういう時間を取ることは、怒っている方にとっても少し気持ちを抑える機会にもなり、一石二鳥とも言えます。
相手を許す
許すというのは人間関係の基本です。理不尽に怒られた時に相手の事を考えることはなかなか難しいのですが、もし自分が相手の立場だったら…と考えてみてはいかがでしょうか。
【 理不尽に怒られた☆許すために 】
★ 自分だって理不尽に、人に怒ってしまう可能性はないとは言えません。もしそうしてしまったら、「許してほしい。」と言うのが、相手の正直な気持ちかもしれません。
・ だから今、理不尽に怒られたとしても、過激な反応をしないようにして、落ち着いたら許す方へ転換するのも大切なのです。
自分を許す
理不尽に怒られた時に、惨めさから自分が悪いんだというネガティブな感情に支配されてしまうパターンも、よくあることです。
「自分へ向かう分には問題ない!」と思う方もいますが、実はこれも危険なことですので、相手だけでなく、自分の事も許してあげてください。
【 理不尽に怒られた☆自分のことも冷静に見る 】
★ 自分が悪い訳ではない時には、自信を持つことも重要なのです。理不尽に怒られたことが確かであるなら、その軸を揺らさないことへも注意を置いてみてください。
・ 「社会ではこんなことは良くあること」「理不尽に怒られたりすることは、誰にでもあるのだ」と思ってみてはいかがでしょうか。
「自分はダメだ!」なんて考えにどんどん支配されてしまうと、この先もどんどん理不尽に扱われる原因になるかもしれません。常に俯瞰で見ることが、その後の快適な仕事環境に繋がります。
状況を分析する
理不尽に怒られた時には、「何で?」という思いが抜けません。ただ、早く自分の潔白を証明したいものの、それを急がない方が、結果的に良い方向へ向きやすいです。一度分析してみることをおすすめします。
【 理不尽に怒られた☆動く前に分析 】
★ 何も悪くないのに理不尽に怒られたということは、自分に怒りの矛先が向けられた原因があるはずなので、ぜひそれを探ってみてください。
・ 問題になっていることは何か、なぜ自分が理不尽に怒られたのか…、そもそもの原因は何か、などを考えて整理してみてはいかがでしょうか。
事実をつかむことをまずは優先して考えてみると、怒りが消え、解決策へ意識が向かうことが多いのです。
内容を受け止める
理不尽に怒られた時には、怒られた内容よりも、「怒られた!」という現状に目が向いてしまう傾向があります。つまり、事実よりも感情に流されてしまうのです。
【 理不尽に怒られた☆感情から離れる 】
★ そのため、感情に流されないように注意をしてください。一旦感情を封印して、怒られた内容に注目してみるのです。
・ 自分が悪いかどうかではなく、その内容が今後役立つことなのかどうかを考えてみると、後々スムーズに進みます。
感情を封印するのは大変ですが、そもそも理不尽に怒られたのであって、悪いことはしていないのなら、開き直る方が結果的に良いのです。
第三者の意見を聞く
周りの同僚に意見を尋ねてみるのも良いアイデアかもしれません。「怒られている立場では冷静に判断できないので、他の人に聞きたい。」とお願いしてみれば、相手もそれほど感情を害さないはずです。
【 理不尽に怒られた☆意見を聞く 】
★ 少々辛いですが、自分の気持ちを話すことは後回しにして、第三者の意見をとにかく聞いてみてはいかがでしょうか。
・ もしかすると自分の事を擁護してもらえて、ホッとできるケースもあります。
そこまでにはならなくても、時間をおいて冷静に見れるように落ち着くことができるに違いありません。
いかがでしたでしょうか、理不尽に怒られた時に落ち着いて対応するのはかなり大変ではありますが、そうすることには大きなメリットがあります。
考え方によっては、理不尽に怒られた時こそチャンスと考えてみてください。なぜなら、その対応次第で、かえって上司からの信用を得ることにもなるかもしれないからです。
理不尽に怒られた自分がかわいそうで、自分を擁護することしか考えられなくなることはよくありますが、それは多くの場合見苦しく、信頼を失うことが多くなります。
黙って耐えて、会社全体の評判や社内の平和を優先していることを示した時、社内でのあなたへの信頼は増し、多くを任せられるようになるケースも多いのです。
理不尽に怒られた時こそ、スマートな社会人として大人の対応をして、気持ちの良い職場づくりに貢献して評価をあげちゃいましょう!
まとめ
理不尽に怒られた時の大人の対応
・「ありがとうございます」と言ってみる
・一旦その場を離れてリフレッシュ
・相手の立場を想像してみて、許してみる
・自分はダメだと考えない
・なぜ自分が怒られることになったか分析
・怒られたことより怒られた内容に注目
・第三者に尋ねて、冷静な意見を聞く