送別会の挨拶マニュアル!送られる側の5つのポイント

送別会の挨拶マニュアル!送られる側の5つのポイント
春が近づくと送別会が増えてくるものですが、その送別会でのお別れを告げる挨拶は大切にしたいですよね。普段身近に接していた会社の方に改めて感謝の気持ちを伝える事ができる場でもありますし、きちんとこれまでの想いを伝えて、お別れをしたいものです。しかし、冠婚葬祭のようにそこまで形式ばったものでもないですし、かといって何も考えずに、ただ「今までありがとうございました」だけでは淡白な人だと思われてしまい、今後職場や所属していた団体の方と偶然会った時などに気まずい思いをすることにもなります。

送別会の挨拶は明確なマナーと決められた話し方が無い分、固くなりすぎず、かといって自分と会社との思い出だけをただ話すのではなく、ちょうど良い塩梅で挨拶を行うという事はなかなか難しいものです。しかし、「終わり良ければ総て良し」「立つ鳥跡を濁さず」という言葉の通り、最後の送別会の挨拶を丁寧にかつきちんと述べることで、それまで所属していた方への印象が良い物に変わる事は間違いないでしょう。そこで今回は、送別会で送られる際の5つのポイントをお伝えします。

 

送別会の挨拶マニュアル!
送られる側の5つのポイント

 

送別会とは

職場などの場合は定年退職、人事異動で職場を離れる際に、学生さんの場合は部活の引退、卒業などで行われます。主に飲食店でお酒や食事を楽しみながら、これまでの活躍への感謝と今後のさらなる活躍を願って開かれる会です。会社によっては寿退社や事情があって退職される方に対しても開かれる事があり、具体的なマナーはなく、所属先のルールによって、会社のスペースにて立食形式で行ったり、食事をせずに行う団体もあります。

基本的にはいつもの飲み会と同じように幹事の方が日時と予算と会場を決めて進めていく形になります。ただ、送別会の場合は、会社にて1番近くで関わっていた直属の上司のような方から挨拶を頂きます。ですので、会社での忘年会、新年会よりはきちんとした形で行われる事が多く、送別会で挨拶を頂いた方含めて、主催していただいたお礼と今までお世話になった方に対しての感謝の気持ちを忘れずに臨むことが好ましいです。

 

送別会での立ち振る舞い

送別会を開いて頂く立場として、送別会では感謝の気持ちを持つという事が何よりも重要ですが、それ以外にも、送別会ではどのような立ち振る舞いに気を付ければ良いでしょうか。

・明るく振る舞う

退職、転職の理由も様々で、中には人間関係が合わずに退職される方もいらっしゃいますが、送別会では参加していただいた事に対して感謝し、送別会の挨拶では態度に出さないようにしましょう。最後に良い印象を与えると、引き継ぎが全然できていないから今すぐ来てやり直せ!といった退職後の面倒なトラブルを避ける事ができます。

・これからも会社に所属する方に対しての配慮を

正直なところ送別会は送られる側は1回だけですが、送る側は何回も経験しています。ですのでマンネリ化している方も中にはいらっしゃるでしょう。特に定年退職や出向で送られる方は、これからも所属し続ける方に向けて「ここにいる皆さんの力でより素晴らしい会社にしていただければ幸いです」という言葉を入れ、できる限り送別会の中で周りの方に挨拶をして回ることで、今までの会社への功績と合わせて、より良い印象で所属団体を去る事ができます。

 

挨拶に関する5つのポイントとそのマニュアル

送別会の挨拶をマニュアル化してみると、

①送別会を開いてくれたことへの感謝
②お世話になった方への感謝の気持ち
③退職転籍の日時と差し支えなければ退職理由
④新天地での意気込み
⑤最後のあいさつ

この流れで行うのが送別会の挨拶でのポイントになります。これを踏まえて例文を作ります。

「本日は送別会を開催していただきありがとうございます。素晴らしい会社と仲間に出会える事が出来、感謝しています。この度平成○○年○月○日をもって本社に転籍になりました。ここで学んだ知識と経験を活かして新たな場所でも頑張ります。入社してから○年間の間本当にありがとうございました。」

という形が送別会の挨拶の基本になります。よりユーモアに挨拶したい方は、送別会を開いてくれた事への感謝の後に、会社でのおもしろかったエピソードを入れたり、入社されてからの職場での思い出などをを少し入れると良いでしょう。

 

いかがでしたか。昔は送別会というとほとんど定年退職、卒業だけでしたが、今の時代就職の形も変わってきて、会社ではなく同僚だけで行うような、非常にフランクな形で送別会も開かれるようになりました。しかし、送別会は冠婚葬祭のように全員が同じ気持ちを持って臨むわけではなく、また会社の忘年会といった他の催しのようにただ楽しく過ごせばよいというわけでもありません。ですから、会社でも素晴らしい人だったから今度プライベートでも連絡してみようかな、という気持ちになってもらえるような送別会での挨拶をしたいところです。

会社で働くという事は楽しい事ばかりではなく、嫌な思いの方が強く思い出される方もいらっしゃいます。そんな時でも「最後だから言うけど・・・」「ずっと思っていたのだけれど」という言葉を言う事は避けましょう。職場では嫌だと思っていても、会社を通さないで話すと案外良い人だったり、今後取引先を紹介してもらったり等良い事があるかもしれません。ですので、皆さんもお伝えした5つのポイントを踏まえて、送別会ではきちんと挨拶をして、より良い印象でお別れをしましょう。

まとめ

送別会で送られる側の挨拶のポイントとは

・送別会を開いてくれたことへの感謝を伝える
・お世話になった方への感謝の気持ちを述べる
・退職転籍の日時と差し支えなければ退職理由を簡単に
・新天地での意気込みを述べる
・最後のあいさつは「立つ鳥跡を濁さず」の気持ちで


連記事
タイトルとURLをコピーしました