49日法要の香典、参列できない人がするべき7つの行動

49日法要の香典、参列できない人がするべき7つの行動
法事・法要とは、故人の冥福を祈り、供養をするための仏教行事で忌明けにあたる四十九日法要は、僧侶や親類を呼んで盛大に行われます。

その法要を決席するというのは、法事のマナーとして最低限のことです。礼を尽くしてご案内をいただいたのですから、その礼を受け取り、出席できない場合でも、丁寧な対応をするのがマナーと言えます。

特に弔事でもあるわけですから、故人に対しても礼を欠くことになりますので、、充分に配慮して、施主には失礼のないような方法で、欠席する旨を伝えなければなりません。その場合のお供物料(お香典)の渡し方は?いくらお包みすればいいのでしょう?

そこで今回は、四十九日法要に参列できない場合にやっておくと良い事柄についてお伝えします。

欠席の返信は早めに出しましょう

法事のご案内を頂いて、法事をやむなく欠席しなければならないときは、早急にに法事を欠席する旨を法事の施主に伝えなければなりません。

なぜなら、法事の施主にとって当日おいでくださる参会者の人数によって、会食の準備や引き出物の用意などもしなければなりません。したがってできるだけ早く知らせてあげることが親切です。

通知を受け取ったら、返信はなるべく早めに出しましょう。欠席する旨を伝える方法ですが、法事の連絡は大抵の場合、往復はがきで法事の案内状が届くと思いますので、往復はがきに法事に欠席する旨を書きます。

さらに、お詫びの手紙を添えて返信すると丁寧です。

欠席の場合の、返信はがきの書き方

・「御出席」の三文字を、二重線を縦に引いて消します。

・欠席のニ文字の上にある「御」 との文字を、「住所」のニ文字の上にある「御」の文字を、二重線を斜めに引いて消して、「欠席」の二文字を、○で囲みます。「住所」のすぐ下に、住所を書きます。

・「御芳名」の「名」の上にある「御芳」のニ文字を、二重線を縦に引いて消します。

自分の氏名をすぐ下に書きます。施主という方からは「御」という形で丁寧な言葉で記されていますが、返信はがきを出す時はそれを消して謙った書き方に訂正して返信します。

欠席の理由の書き方

法事を欠席する際には、返信はがきに欠席の旨を書きます。この欠席の理由ですが、「ストレートに書かない」ということが、法事欠席時のマナーです。

例えば、どうしてもキャンセル出来ない用事があって、仕方なく法事を欠席する場合でも、「妊娠中のため」、「出張中のため」などと具体的な法事の欠席の理由は書かず、「どうしても都合が合わず」「やむをえない理由で」と書きます。

ハガキに長々と理由を書き加えるのはスマートではありませんし、目上の方に対してはかえって失礼に当たりますので気をつけましょう。。

お詫びの手紙の文例

返信ハガキは、お詫びの手紙と一緒に同封すると、ハガキで欠席を知らせるよりも、より丁寧な形になり、誠意が感じられます。

文例としては、「やむを得ない事情により、誠に申し訳ございませんが、当日は欠礼をさせて頂きます。些少ではございますが、同封のもので、亡御母様がお好きだったお花でも御霊前にお供えいただければと存じます。」などと書きます。

「同封のもの」とは、「お供物料(お香典)」のことです。さらに、「皆様、どうかご自愛下さいませ。」と、一言遺族を気遣う言葉も添えましょう。

お供物料も同封しましょう

法事で欠席する場合でも、法事のマナーとして供物料(お香典)をお渡しします。一般的には、供物料を現金書留に入れて送ったり、香や供花などを贈るのが一般的です。

「お供物料」と表書きして送ります。供花の色は、決まりはありませんが、赤などは避け、白い花を中心にするといいでしょう。

なお、お斎に参加しないので、お供物料の金額は3,000~5,000円くらいが相場です。金額が大きいと、施主が、お返しは何にしようか、などととかえって気を使わせてしまうことになりますので、気をつけるようにしましょう。

後日お参りに行きましょう

どうしても出席出来ない場合は、別の日にあらためて、お参りするのもよいでしょう。四十九日法要が終ってから御焼香に伺う場合は、既に御供物料(御香典)は出されていますので、新たに御供物料を包む必要はありません。

ですが、手ぶらでは相手にも良い印象を与えませんから、花束や、「御線香代」として御線香の詰め合わせや、故人の好きだったもの、菓子折等を持っていくと喜ばれます。

果物は傷みやすいのでやめましょう。持って行ったものが、花であれば、花瓶に生けていただく必要があるため、ご遺族に直接渡しますが、それ以外は仏前にお供えします。

お参りした時のマナー

お参りに伺う場合は、必ず弔問に伺いたいのですが、と遺族の方にご都合を伺ってから日時を決めます。突然の来訪は失礼に当たります。

服装は質素であれば普段着で構いませんが、御焼香させて頂くので、御数珠は忘れず持っていきます。

御焼香の前に、遺族に方に対して、「この度は、心よりお悔やみを申し上げます」または、「この度は、大変ご愁傷さまでございました」と伝えてから、「四十九日法要に出席出来なかった事を心から御詫びします」とだけ言うようにしましょう。

親戚であっても長く居座るのは遠慮しましょう。

さて、四十九日法要に参列できない場合の、取るべき行動について、お分かりいただけましたでしょうか。法要に招かれたら、出席するのが原則です。どうしても出席出来ない場合は、早めに連絡をしましょう。

そして、電話や返信はがきだけで済まそうとはせず、お詫びの手紙も添えるとあなたの誠意が伝わります。遺族を気遣う言葉も添えるとよいでしょう。

お供物料は「御仏前」と表書きし、現金書留に入れて送ったり、香や供花などを贈るのが一般的です。法事のマナーを守って、失礼のないように心がけてください。


連記事

タイトルとURLをコピーしました