デキるビジネスマンほど大切にする5つの礼儀作法

デキるビジネスマンほど大切にする5つの礼儀作法
礼儀とは、人間関係を円滑に、そして和やかにするために欠かせないものです。特にビジネスマンにおいては礼儀はとても大切です。同じように仕事ができたとしても礼儀作法がきちんとしている方と、無礼な方では評価がまるで違ってしまうことは、皆さんにも簡単に予想がつくことでしょう。

礼儀作法というと堅苦しく感じるかもしれませんが、内容は決して難しいことではありませんし、ごく当たり前のマナーと言えます。しかしそれができていない方というのも残念ながら多く、デキる方だからこそ基本に忠実、と言い換えても過言ではないでしょう。あなたも早速ご自分の礼儀作法を見直してみませんか。

そこで今回は、デキるビジネスマンほど大切にしている、礼儀作法についてお伝えします。

「身だしなみを整える」ことから礼儀ははじまる

周りの方に不快感を与えない」ことは、礼儀作法の第一歩です。ビジネスにおいては特に、基本的な身だしなみが整っていることが必要です。信用に足る人になるにはまず身だしなみから、と心得ましょう。以下に男性と女性の身だしなみのポイントをお伝えします。

《男性の身だしなみ》

・ヘアスタイルは短めにスッキリと整える。

・ひげをきれいに剃ること。

・ぼさぼさすぎる眉毛は手入れが望ましい。

・鼻毛が鼻腔の外に飛び出ていないかチェックし、必要に応じて手入れする。

・爪は常に短く切ること。

・スーツやシャツ、ネクタイは身体のサイズに合った、手入れの行き届いたものを。

・靴はきれいに磨いておく。

《女性の身だしなみ》

・ヘアスタイルは清潔感を第一に、長い髪はまとめるなど工夫をする。

・メイクは顔色や印象が明るくなるように。派手なメイクや「すっぴん」は避ける。

・ネイルはあくまでも清潔感を第一に。派手なネイルアートや長いつけ爪は避けること。

・服装も男性同様に身体のサイズに合った、手入れの行き届いた清潔感のあるものを。

・靴は汚れやかかとのすり減りがないよう、きちんとチェック。

なおこれだけではなく、男女ともたばこの煙や食べ物、汗臭さや香水など「強いにおい」にも十分気をつけましょう

 

よい挨拶を心がける

「挨拶」は人と接する時の基本中の基本の礼儀ですね。職場では自分から積極的に「笑顔で明るく」「目を合わせて」「先輩後輩、社内外問わず誰にでも」挨拶することを心がけましょう。基本的には以下の挨拶を行います。

・出社したら「おはようございます」

・外出する時は「行ってまいります」

・外から戻ってきたら「ただいま戻りました」

・部屋の退出時や退社時「失礼いたします」

・自分より先に退社する方には「お疲れさまでした」

これらの挨拶がきちんとできれば、それだけでもあなたの評価がぐんと上がるはずです。

 

適切な言葉遣いで話すこと

ビジネスマナーにおいては敬語(尊敬語・謙譲語・丁寧語)の使い分けが大切な礼儀となりますが、なかなか難しいものでもあります。しかし日頃の言葉遣いはいざという時に出てしまうものです。職場では常日頃から自分の発する言葉に対して注意を払いましょう。なお、以下に目上の方に対して話す時に間えいやすい言葉遣いと、その正解についてお伝えします。

×「お世話さまです」→○「お世話になっております」

×「ご苦労さまです」→○「お疲れさまです」

×「了解です」→○「かしこまりました」「承知しました」

また「バイト言葉」と呼ばれる、以下の言葉遣いにも注意しましょう。

×「こちらは先日お伝えしたほうになります」→○「こちらは先日お伝えしたものです」

×「〇〇円からお預かりします」→○「〇〇円お預かりします」

×「~でよろしかったでしょうか?」→○「~でよろしいですか?」

 

時間や約束などは「きちんと守る」

社会人においては「時間や約束を守ること」は何よりも大切な礼儀です。繰り返す遅刻はあなたを信用できない人間と認識させ、締め切りを破ってばかりいるとやがて何の仕事もさせてもらえなくなってしまいます。以下にその「心がけ」についてお伝えします。

・始業時間ギリギリにならないよう、早めに出社する(この時間で1日の仕事のチェックやデスクの上の整理などを行う)。

・やむを得ない事情で遅刻しそうな時は、始業時間の10分前までに必ず一報を入れる(電車の遅延で遅刻する場合は「遅延証明書」を駅で受け取ること)

・ミーティングには絶対に遅刻をせず、やむを得ない事情で遅れる時には必ず連絡を入れること。

・取引先などに出向くなら約束の10分前には受付に到着していること。遅れる時は必ず連絡を。

・締切のある仕事は社内外問わず厳守すること。間に合いそうにない時は判明した時点ですぐに一報を入れること。

 

「今、コミュニケーションをとるべき方」を大切にすること

例えば、打ち合わせの最中に相手方のケータイが鳴り、えんえんと通話されたら、どなたも良い気持ちはしないのではないでしょうか。人に不快感を与えるのは礼儀作法の中で最も「あってはならないこと」です。ともかく「今、コミュニケーションをとるべき方」を優先するようにします。以下にそのポイントについて述べます。

〈会話中にかかってきたケータイの対処》

・原則的に出ないこと(あらかじめマナーモードにしておく)。急ぎの用事とわかっているなら相手に断り、なるべく短時間で済ませるか「後ほど折り返します」と電話の相手方に伝えること。

《オフィスの電話が鳴った時の対応》

・コール3回までにとり、3回を過ぎたら「大変お待たせいたしました」の一言を添える。

・あらかじめメモと筆記用具を用意しておき、適宜書き込む。

・取り次ぐ方がいるときには一度「保留ボタン」を押すこと。

・相手方から「どなたかに伝えてほしい」との希望があったら内容を復唱しつつ、間違いのないようメモにとる。

 

以上、ビジネスマンが心得たい礼儀作法についてお伝えしました。慣れるまで時間はかかるかもしれませんが、どんな方でも心がけさえあれば簡単に実践できる礼儀作法ばかりです。これらの礼儀作法は一度身につければ、その後はいつまでも様々なビジネスシーンで役に立つはずですので、ぜひ覚えてくださいね。

特に取引先に置いては、もしもあなた一人で打ち合わせに出席したとしても、相手は「〇〇さん」ではなく「△△株式会社の○○さん」という見方をします。つまり会社の看板を背負っているということなのです。こんな時に連絡のない遅刻などのミスをしたり、言葉遣いが適切ではなかったりするとあなた個人だけではなく「あなたの会社」の評判も下げてしまうので、必ず礼儀を守るようにしましょう。

まとめ

デキるビジネスマンが大切にする礼儀作法は

・「身だしなみを整える」ことから礼儀ははじまる
・よい挨拶を心がけること
・適切な言葉遣いで話すこと
・時間や約束などは「きちんと守る」こと
・「今、コミュニケーションをとるべき方」を大切にすること


連記事
タイトルとURLをコピーしました