寒い季節の就活では面接にコートを着ていくケースもありますよね。そんな時のコートの扱い方に迷う方も少なくありません。
例えば、どのタイミングでコートを脱いだら良いのか、そして、脱いだコートはどうしたら良いのか、など一度疑問に思ったら次々と気になることが出てきてしまうものです。
それならば、コートなんて着ない方が楽じゃない?なんて言わず、格好良い社会人になる第一歩としてこの機会に覚えておきましょう。
面接にコートを着ていく場合、知っておくべきコート着用時の様々な所作マナーがあります。これで、寒さに震えることなく大事な面接に挑めます。
そこで、今回は要注意!面接にコートを着ていくなら知っておくべき5つの所作についてお伝えします。
要注意!面接にコートを着ていくなら
知っておくべき5つの所作
面接会場の建物の入り口前で脱ぐ
寒い時期の就活なら、面接にコートを着用していくケースも少なくないはずです。就活はかなり過酷な戦いです。長距離の外歩きや長時間にわたる待機を余儀なくされることも覚悟して挑まなくてはなりません。
まさか、そんな時もキチンとさえしていればコートのまま面接をしていただいても良いのでは?なんて思っている人はいないですよね。また『暑くなったら脱げば良い』なんてことでもないのです。人間性を見るための面接ですから、どんな小さなことでもマナーがあります。
当然のことながら、面接でコートを脱ぐタイミングにもマナーはありますので、覚えておきましょう。
【面接 コート】というキーワードでのマナーで一番重要なのが、この面接で『コートを脱ぐタイミング』と言えるでしょう。
面接でコートを脱ぐタイミングで正しいのは、面接会場の建物の入り口前で脱ぐのがマナーになります。
面接会場の建物の入り口前の、人通りが少ない場所を探し、通行人の邪魔にならない端の方で速やかに脱ぐというのが肝心です。
脱いだらきれいにたたむ
面接前にコートを脱いだら、そのコートをどうするかも問題です。面接前で緊張や焦りで、コートの事まで気が回らないのも分かりますが、この時の所作もマナーのポイントです。ほとんどの人が気持ちに余裕がない時だからこそ落ち着いた行動をする、ここで大きな差が出ますので特に注意が必要です。
コートを脱いだ後、無造作に腕にかけるとうパターンが多いと思いますが、その時コートがグチャグチャな印象だと、とても残念ですよね。
面接でコートを脱いだ後の扱いが雑だと、それだけでだらしない人間という印象を与えてしまいがちです。
正しい所作は、清潔感がありスマートな印象を与えます。冷静沈着なイメージや育ちの良さが伝わり、好印象になります。
スマートなたたみ方を練習し身につけておく
面接前にコートを脱いだ際のたたみ方を身につけておくのもマナーのひとつで大事なことです。
面接には、コートに関するマナーもとても重要で、脱いだコートをどのように扱っているかをチェックポイントにしているケースもゼロではありません。何気ない行動に人間性が現れると考える諸先輩方も少なくないのです。
ぐちゃぐちゃなのはダメなのはわかっていても、ただ、たためていれば良いのかというとそれも違います。脱いだコートをきれいにスマートにたたむ所作を身につけるには、日頃からの習慣づけがとても大切です。付け焼刃では無理があるのが様々なシーンでの正しい所作なのです。
面接の際の覚えておくと役に立つコートのたたみ方ですが、まず、コートの両肩部分に内側から手を差し入れます。次に、入れた手を内側に折り込むように、身頃をくるりと返して裏地が表側に出るようにします。
邪魔な部分が内側に入りスッキリした状態のコートを二つ折りにします。この動作をもたつくことなくスマートに出来るようにしておくと、それだけでデキる人材という印象です。
この時、両手がふさがってしまいますので、前もってカバンは足元に置いておくことも一連の流れとして行いましょう。
カバンの上に三つ折りか四つ折りにして置く
いよいよ面接会場や控室に入室するという時、面接時のコートの置き場所にも困ることがありますよね。
面接のコートの置き場所のマナーとして、最適なのは、カバンの上に三つ折りか四つ折りにして置くというものです。
スマートなたたみ方としては、二つ折りにしたコートを、更にたたんで三つ折りか四つ折りにします。この時、一呼吸して角を合わせることを意識すると、キレイな仕上がりと共に心も落ち着きます。
これをカバンの上に置くのが一番スムーズですので、カバン購入の際は、立てておいても座りが良いアイテムを選んでおくと良いでしょう。
ここで注意したいのは、面接に着用するコートを椅子の背もたれに掛ける、椅子の上に置いくというのはNGですから気を付けて下さい。
また、コートをかける場所が設置されており見つけたとしても、指示されない限りは勝手な判断で使用してしまうのもマナー上、絶対NGです。これは順応性や判断力というポイントにはなりません。
着用のタイミングは脱ぐ時と同様
脱いだコートを面接直後に着用するのはNGです。面接が終了すると緊張が解けて、思わぬ失敗をしてしまいがちですが、落ち着いて建物を出て、脱いだ時と同様、邪魔にならない場所を選び、速やかに着るのがマナーです。
いかがですか。以上が要注意!面接にコートを着ていくなら知っておくべき5つの所作です。
気にしなければ、何も考えることなく過ぎてしまうことではありますが『見ている人はしっかり見ている』ということは、決して忘れてはいけません。ボーダーラインにいるライバルと差をつけるには、最終的には守るべきマナーを心得ているかどうかという点にあるかも知れません。
面接にコートを着用していくことを、自分のアピールポイントとして利用出来るかどうかも評価につながることだってありますよね。周囲のライバル達が気付きにくいことにこそ、気を配ってみるというのが最大の武器になるのです。ワンランク上のマナーを身につけておくことが、何より大事なのです。
まとめ
面接にコートを着ていくときのマナーとは
・面接会場の建物の入り口前で脱ぐ
・脱いだらきれいにたたむ
・スマートなたたみ方を練習し身につけておく
・カバンの上に三つ折りか四つ折りにして置く
・着用のタイミングは脱ぐ時と同様