喪服女性のワンピース。失礼のない礼服7つのスタイル

喪服女性のワンピース。失礼のない礼服7つのスタイル

喪服と言っても、色々な種類があります。素材はもちろん、袖丈やスカート丈にも違いがあり、どれを選べば良いか悩んでいる方も多いです。「そもそもマナーに詳しくないし、喪服はそれ程着る機会がないから、どれを選んでも同じ。」と思ってはいませんか?

確かになかには「喪服は黒い服を着れば良い。」と思っている人も多いのですが、見る人が見れば、喪服の装いマナーの違いは一目瞭然。冠婚葬祭の場面では、しっかりとマナーを守りたいものですね。

そこで今回は、季節やマナーに合った喪服のワンピーススタイルの選び方を7つ解説します。

喪服の袖丈やスカート丈の長さの理由、そして喪服マナーに沿ったワンピースの選び方を、出来る限り詳しく記載していきます。喪服を購入する際の参考にして下さい。参列する立場、そして季節や年齢を考慮しながら喪服を選んでください。



 

喪服女性のワンピース。
失礼のない礼服7つのスタイル

 

肌寒い時期の喪服スタイル


【 初春~初夏・初秋~初冬の喪服 】

・ 少し肌寒い時期の法事法要の際は、5分袖や7分袖のワンピース喪服が最適な装いです。もちろん、長袖でも構いませんが、上にジャケットを羽織る為、暑過ぎると感じる事もあります。

特に女性の場合、手伝いに入らなくてはいけない場合もあります。動く事を前提に喪服を選ぶ事が大切です。ご自身が、ジャケットを脱いで丁度良いと感じる温度、また動きやすいと感じる袖丈の物を選ぶ必要があります。

それでも5分袖、7分袖のどちらかで迷う場合は、ジャケットを脱ぐ機会の有無で選ぶと良いです。

【 法事法要の喪服 】

・ 肌の露出を極力控えるのがマナーです。ジャケットを脱ぐ可能性がある場合は7分袖、ジャケットを脱ぐ可能性がない場合は5分袖を選択してください。

どちらの袖丈でも失礼には当たりませんが、長袖のジャケットやカーディガン(黒)を、必ず持参して列席して下さいね。

 

暑い時期の喪服スタイルをチェック


暑い時期の喪服スタイルは、一番悩みます。ただでさえ暑い時期に、長袖の喪服を着用するなんて考えたくもないかもしれませんね。

【 暑い時期(初夏~初秋)の法事法要 】

この暑い時期の法事法要には、半袖(3分袖)~5分袖のワンピースが最適です。半袖の喪服は、マナー違反じゃないの?とお考えになる方もいらっしゃるでしょうが、実は半袖でも大丈夫です。

但し、お通夜や葬儀告別式と言った人の目が多い場所、年忌法要で読経をあげてもらう場所では、ジャケット(又はカーディガン)の着用が必須です。

■ 式が始まってからは、必ずジャケットを羽織るようにします。

また近親者の方は、参列者よりも軽装と言う訳にはいきません。軽い素材、通気性の良い素材のジャケットを着用するようにして下さい。

最近では、袖がシースルー素材で作られた通気性のよいワンピースも販売されていますから、暑い時期を想像しながら、ご自身が快適だと思う袖丈のスタイルを選ぶことを、おすすめします。

 

寒い時期の喪服スタイルを確認


【 寒い時期(初冬~初春)の法事法要 】

長袖の喪服で参列します。ほとんどの方が馴染みのあるスタイルですね。もちろん、7分袖の物でも構いません。

最近は、オールシーズン対応可能な喪服も多く販売されていますから、ご自身が使いやすいと思う袖丈、また素材の物を選んでください。また、“シワになりにくい織”の物を選ぶと、急な訃報にも慌てる事なく、長く愛用出来る喪服が選べます。

【 寒い時期の喪服で抑えておきたいポイント】

■ 首元

首元が少し詰まっている形の物を選ぶと、下に肌着を着用しても見えにくくなりますし、寒さを軽減する事が出来ます。

上に羽織るジャケットも同様に、首元の開きが少ない物を選ぶとマナーとしても安心です。ノーカラージャケットやスタンドカラーのジャケット、もしくは首元までしっかり閉まるジャケットは、肌の露出も控えめになり、上品な装いに仕上がります。

もしも冬用の喪服を一着購入しようとお考えの場合は、ウール素材の物がおすすめです。

 

喪服は、膝下5cmのワンピース


フォーマルの装いで大切なスカート丈について記載していきます。

【 喪服の理想的なスカート丈 】

■ 膝が完全に隠れる丈を選ぶのがマナーです。膝下約5cmの物を選ぶのが一般的です。

この長さは、正座した時やお辞儀をした時でも膝が隠れ、肌の露出を避けられる丈になります。膝より上の脚が見えてしまうと、下品な印象を与えてしまいますから、必ず膝下丈の物を選んで下さい。

この丈のワンピースは、年齢を問わず着回しが効きます。そうそう着る機会のない喪服ですが、“10年は使う”事を考慮して購入するのがポイントです。

【 喪服を購入するなら、10年先を想定して 】

■ 流行りのデザインや可愛らしい雰囲気のデザインは極力避け、ご自身が10歳年をとっても、着用可能か考えながら選ぶと、長く使える喪服が見つけられます。

喪服を着用する場は、お洒落を楽しむ場所ではありませんから、出来る限りシンプルな物を選びます。また、現在の体型よりワンサイズアップ、もしくは少し大きめのワンピースを購入しておくと、少々の体型変化にも対応出来ます。

 

ふくらはぎ丈のワンピースをチェックしてみよう


この丈は、年齢が高くならないと、なかなか候補には挙がらない長さのワンピースですが、意外と活用出来ます。特に、30代後半で喪服を新調しようとお考えの場合、また親族と言う立場で参列しなくてはならない場合は、この長さの丈がピッタリです。

【 年齢を重ねる毎に長くなる、喪服のスカート丈 】

■ 礼服のマナーでは、スカートの丈が長くなればなる程、格式が高くなっていきます。参列者に膝下5cm丈の方が多いのも、この理由の1つで、喪主やご遺族より格を上げない為の礼儀となっています。

ですから、親族と言う立場、また今後参列する機会が多くなりそうな年齢の場合は、この丈のワンピースの喪服を選んでおくと安心です。Aラインのシルエット裾がフレアになっているシルエット、どちらも素敵です。

ご自身の10年後を想像しながら、長く愛用出来るシルエットを決めてください。もしもご遺族が膝下5cm程度のワンピースを着用していた場合でも、この丈は失礼には当たりませんから、ご心配なく。

■ 但し、ふくらはぎより下の丈を選ぶと、立場が逆転してしまう事になりますから注意して喪服選びをします。

 

くるぶし丈のワンピースは年齢・地域に合わせて


では、少し注意が必要なロング丈を見ていきます。

【 喪服選びで、注意が必要なロング丈 】

■ 地域や地方によっては、このロング丈の喪服が正式と考える場所もあります。特に近隣近所との関係が密接な地域、高齢者が多い地方では、ロング丈の喪服が当たり前です。

ご遺族と言った立場ではなくても、故人と親しい間柄にあった方達ばかりですから、弔意を表す意味も込めて、ロング丈を着用しています。もしも参列する地域が、このような場所であれば、ロング丈のワンピースを候補に入れてみてください。

分からない場合は、一緒に参列する方やご両親に連絡して、どの丈を選べば良いか確認すると安心です。

■ ご自身が60歳以上の年齢であれば、このくるぶし丈のワンピースを候補に入れてみて下さい。

年齢的に、格式を重んじた装いが必要となってきますから、周りとの調和を考えた喪服を選ぶようにします。想像したくはありませんが、喪主と言う立場でしたら、ロング丈のワンピース、もしくは着物の着用がマナーです。

 

突然の訃報・年忌法要の場合も知っておこう


死は突然訪れるものですから、急遽参列する場合もあります。また、三回忌以降の年忌法要では、略喪服での列席も可能です。

【 突然のお通夜や、三回忌法要での略喪服 】

上記のような場合は、黒がある場合は黒のワンピースを。お持ちでない場合は紺やダークグレー等の黒に近い色合いの地味なワンピースを選んで着用します。

体のラインが出ない、少しゆったりとした長袖のワンピースが宜しいですが、もしも袖丈が短いワンピースしかお持ちでない場合は、同色のジャケットやカーディガンを着用して参列して下さい。

【 お通夜と言った急な訃報の場合 】

■ 取り急ぎ駆けつけたい気持ちもありますよね。その際、ご自身が着用している洋服が黒に近い色合いの物でしたら、そのまま訪問しても構いません。もちろんスーツでも大丈夫です。

華美でないデザインの物、光沢のないダーク系の色合い、肌の露出が少ないワンピースを選んで、故人とご遺族に会いに行って下さい。

 

大人になったら把握しておきたい、女性の喪服マナーいかがでしたでしょうか。失礼のない喪服ワンピースを探せるよう、詳細に解説しました。

基本、「喪服ワンピース」「ブラックフォーマル」と言った記載があれば、どのスタイルでも大丈夫ですが、その場合は、色(黒の濃さ)と素材を気にしながら選んで下さい。

あまり低価な喪服を購入すると、参列した時に恥ずかしい思いをするかも知れません。法事法要は、黒一色の場ですから、喪服の「黒色の差」に気付く事が多いのです。

出来るだけ、深い黒色、そしてシワになりにくい素材の物を選んで、長く愛用出来る喪服を見つけてください。故人との関係、そして年齢や季節、ご自身の10年後を想像しながら選ぶ事で、最適な一着を見つける事が出来ます。

 

まとめ

女性が喪服を準備する時に、意識したい7つのスタイルとマナー

・肌寒い時期の法事法要では、5分袖や7分袖のワンピース喪服が最適
・暑い時期の喪服には、半袖から5分袖のワンピース。上着を準備して
・寒い時期の喪服は長袖のワンピースを。首元がしまったスタイルで
・スカートは、膝下5cm以上の正座をしても、膝が隠れる長さを選ぶ
・親族の立場で参列する場合には、ふくらはぎ丈のワンピースをチェック
・くるぶし丈のワンピースは礼服として最高位。60代以降や親族に
・突然の訃報・年忌法要では、黒の他濃紺やダークグレーでも大丈夫