社会人になると結婚式へのお呼ばれの機会も増えていきますね。どんなお料理が出るのかな?どんな服を着て行こう?ヘアスタイルは?ネイルもしなくっちゃ!
と、ワクワクするものですが、社会人として失礼がないようにご祝儀袋も忘れず用意しなければなりません。ギリギリまで忘れていると、準備が出来ないことも多くてパニック!になることも。せっかくの結婚式へのお呼ばれの機会、そんなことになってはきっと全然楽しめなくなってしまいますね。
逆にしっかり準備しておけば、その様子やご祝儀袋見て、「この人、社会人としてしっかりしてる!」と新郎新婦や周りの人にも思ってもらえることでしょう。
では、当日慌てないためには、いったいどんなことに注意してお祝儀袋を用意しておけばいいのでしょうか。ココだけは押さえておきたい!そんなご祝儀袋のマナーをお教えます。
結婚式の祝儀袋マナーはココだけ押さえろ!
7つのポイント
ご祝儀袋は金額に見合ったものを選ぼう
ご祝儀袋には、クラシカルなものから洋風なものなど沢山の種類があります。
最近では風呂敷や手ぬぐいで出来ているものなど、ご祝儀袋として使った後も使えるような工夫がされているものまで沢山あります。
でも、外見だけで選んではNGです。
ご祝儀袋は、中に入っている金額によって選ぶべきもの、豪華な10万円入れるようなご祝儀袋に3万円しか入れないのはバランスがよくありません。自分が入れたい金額に合わせてご祝儀袋は選ぶようにしましょう。
結婚式に合わせた水引のものを選ぼう
ご祝儀袋を買いに行って、「あ!このリボンの水引かわいい~!これにする!」なんていうご祝儀袋の選び方は、危険すぎます。
水引にはいろいろな意味があり、蝶結びなど先端を引けば解ける水引は、何度でもあってほしい出産などのお祝いに使う水引です。結婚式は、1度きりであって欲しいお祝いごとなので、解けない淡路結びなどの水引を使います。
かわいいご祝儀袋でも、蝶結びの水引のもので送ってしまっては、どんなに失礼なことになるかは想像できますね。
表書きは黒い墨でハッキリと丁寧に書こう
ご祝儀袋の表書きは、毛筆や筆ペンを使ってハッキリと丁寧に書くようにしましょう。
インクが少なくなってかすれてしまった筆ペンや、墨の色が薄いものなどは失礼に当たります。出来れば新しいものをつかって、ハッキリとした黒いインクで相手が読みやすいように丁寧に書くようにしましょう。
ボールペンや万年筆などは事務的で、かしこまっていない印象になってしまいます。どうしても筆で書けなければ、太めのフェルトペンで書くようにしましょう。
中包ももらさずきちんと記入して渡そう
ご祝儀袋の表書きはしっかりしたから、中包は書かなくてもいいかな~と思ってしまったあなた!それはNGです。
結婚式はとかくバタバタしてしまうもの、ご祝儀袋と中包が常に一緒にいるとは限りません。
また、招待状をもらっているからといっても、相手の手間や労力を少しでも減らしてあげようという気持ちで、中包にももれがないようにきちんと記入して渡しましょう。
金額も忘れずに書いておけば、もらう側の手間も減らすことになりますね。
相場を調べて恥ずかしくない金額を入れよう
ご祝儀は気持ちでとはいっても、実際にはある程度の相場がきちんとあるものなのです。
友人や同僚であれば、3万円程度と考えておきましょう。お札が偶数であると、割りきれて縁起が悪いという考え方もあるので、奇数の金額にするか、偶数の金額は、お札の枚数を奇数にするなどの配慮が必要です。
ご祝儀は気持ちですが、ホテルでの食事や引き出物などを用意した新郎新婦としては、ご祝儀が1万円だったりすると今後のお付き合いを考えてしまうこともあるようです。
お金は予め新札を用意しておいて入れよう
ご祝儀袋に入れるために、お札は新札を用意しておきましょう。
気にしない人も増えていますが、配慮しておけば万全です。といっても、新札はどこで手に入るのでしょう?銀行などで使い古しのお札を新札に両替してもらう必要があります。
仕事をしていると銀行にいくのも簡単なことではありませんから、早めに用意しておくと安心です。万一どうしても用意が出来なかったら、会場のホテルで相談すれば新札と交換してもらえることもあるので、緊急策として覚えておきましょう。
お祝儀袋はふくさにいれて持ち歩こう
結婚式場についてからご祝儀袋を記入している人や、受付でビニールの袋からガサガサ出している人は、常識のない人だと思われてしまうでしょう。本来、ご祝儀袋はふくさに入れて持っていくもの。
出来れば慶事と弔事の両方に使える紫色のものを1つ用意しておけば安心ですね。
受付に着いたら、ふくさからご祝儀袋を出して、受付の人が文字を読める向きにご祝儀袋を回して「本日はおめでとうございます」と伝えながらお渡しするようにしましょう。
いかがでしょうか。ココだけは押さえておきたいご祝儀袋のマナーは、実は古くからのしきたりをきちんと守ることでしたよね。
昔から伝わっているしきたりは、形だけのものではなく、きちんとそれぞれに意味があるものなのです。形式的に形だけ真似しようと思うと、うっかり忘れてしまうこともあるかもしれません。
でも、きちんとその意味をしれば、自ずと悩んだ時に失礼な選択肢はなくなるでしょう。結婚式当日も、「こんな時どうしたらいいの?」と思う場面にあっても、相手のことを思った対応が出来るはずです。
古くからのしきたりをきちんと理解し、常識ある大人になりたいものですね。
まとめ
結婚式の祝儀袋マナーはココだけ押さえろ!7つのポイント
・お祝儀袋は金額に見合ったものを選ぼう
・結婚式に合わせた水引のものを選ぼう
・表書きは黒い墨でハッキリと丁寧に書こう
・中包ももらさずきちんと記入して渡そう
・相場を調べて恥ずかしくない金額を入れよう
・お金は予め新札を用意しておいて入れよう
・お祝儀袋はふくさにいれて持ち歩こう