フランス料理のマナー大丈夫?海外旅行で役立つポイント集

フランス料理のマナー大丈夫?海外旅行で役立つポイント集

あなたはフランス料理のマナーを正しく知っていますか?もちろん食事をいただく上で、美味しく楽しく食べるということはとても大切です。

ですが、正しいフランス料理のマナーを知り、美しい姿で食べることが不可欠なシーンに出くわすことは、社会人になると社交の場で度々起こります。この時マナー違反をした食べ方は、周りの人に不快感を与え、仕事や生活に影響しかねません。

例えば普段の食事のマナーでいうと、肘をついて食べていたり、くちゃくちゃと音をさせながら食べているとどうでしょう。注意を受けるならまだ良いですが、人としての評価を下げかねません。

特に海外旅行先でフランス料理のマナー違反には要注意。旅先では注意してくれる人はいませんし、ふとした行動で思いがけないトラブルを招く恐れもあります。そこで今回は各国の料理の中でも特に悩んでしまいがちなフランス料理のマナーについてお伝えします。

 

フランス料理のマナー大丈夫?
海外旅行で役立つポイント集

 

レストランに到着してから、席につくまでのマナー

レストランに到着後に席に案内されるまで、同伴者の前を歩くべきか後ろを歩くべきか悩んだことはありませんか?実は席まで歩くにも、席に座るのにも正しい順番のフランス料理のマナーがあるのです。

・席に案内される時には、必ず男性が先頭を歩きます。

この時、ついつい早歩きになってしまい女性と距離を置いて歩いてしまう男性が多いのですが、女性をエスコートするのがフランス料理店でのマナー。歩く速度には気をつけてくださいね!

・席に座る時には必ず女性が先に上座に座ります。

女性が男性よりも先に着席してしまうと失礼なのでは…と躊躇してしまうかもしれませんが、それが正しいフランス料理店でのマナーですので安心してください。

 

ナプキンはいつ膝にかけるべき?

フランス料理店では、着席する前からカトラリーやナプキンなどが綺麗にセットされています。では、このナプキンはいつ膝にかけるべきなのでしょうか?

ナプキンを膝にかける正しいフランス料理のマナーは「オーダーの後」です。ナプキンを膝にかけるのは「食事をいただく準備が出来ています」というサイン。

あまりにも早い段階でナプキンを膝にかけてしまっては、お腹が空いていると思われたり、お店の人を急かしているみたいでマナー違反なのでは…と不安になるかもしれません。けれども、フランス料理ではそんな心配は必要ありません。

お店によっては、ナプキンをサービスプレートと呼ばれる、飾り皿の上に立ててセッティングしている場合もあります。

・メニューを開く時に邪魔になる場合、オーダー前にナプキンを膝にかけても大丈夫。

 

正しい飲み物の注文の仕方とは?

フランス料理店で飲み物のメニューを手渡されると、どれを選べば良いのか、いつも以上にドキドキしてしまいますよね。お料理に合う飲み物が分からないという場合は無理をせず、ソムリエにあなたの好みを伝えながら相談しても、フランス料理のマナー違反にはなりません。

グラスワインを頼む時は別ですが、ワインをオーダーするとテイスティングを勧められます。ですが、このテイスティングは、あなたの好みのワインであるかどうかを確認する作業ではありません。

テイスティングはあくまでも、あなたがオーダーして開けてもらったワインに、コルクやカビの臭いがしないかどうかを確認する作業です。「あまり好きな味ではないから交換してください」と言うのはフランス料理のマナー違反。その点だけ覚えておいてくださいね。

・ワインのテイスティング後の交換はマナー違反。

 

カトラリーの正しい使い方のマナー

フランス料理では、美しく磨かれたカトラリーがたくさんテーブルの上に並べられます。普段お箸で食事をいただく私たち日本人にとっては、どのカトラリーを使ったら良いのか、フランス料理のマナーに悩んでしまいますよね。

ですが、このカトラリーの正しい使い方のフランス料理のマナーは案外簡単。「外側から順番に使っていく」、これだけでOKなのです。あとは、サーブされたお料理をあなたの口に入る大きさに切り分けて食べていきましょう。思ったより簡単ですよね!

・カトラリーは外から順番に使っていく。

 

パンを食べるときのマナー

フランス料理では、前菜が出るタイミングで各々のパン皿にパンが置かれます。パンを食べる時のフランス料理のマナーとして、まず気を付けるべきなのはバター。バターは2人分が1つの容器に入れられていることが多いので、あなたのパン皿に、バターを取り分けてつかうようにしましょう。

また、フランス料理店でパンを食べる時は、必ず1口大にちぎって口に運ぶのが正しいマナー。この時、どうしてテーブルをパン屑で汚してしまいますよね。ですが、パン屑でテーブルを汚すのはマナー違反ではないので大丈夫。汚いから…とテーブルの下にパン屑を払い落としてしまうことは、マナー違反ですので気を付けてくださいね。

【パンを食べる時のフランス料理のマナー】

・バターは自分の分量を取り分けて使う。
・1口大にちぎって口に運ぶ。
・テーブルに落ちたパン屑をテーブル下に払い落とさない。

 

お会計時のマナー

フランス料理店では、男性がスムーズにお会計を済ませるのがマナーです。デザートを食べ終え、コーヒーや紅茶を楽しみ、そろそろ帰ろうかな?という雰囲気になると、たいてい女性はお化粧室へ向かいます。そのタイミングで男性はお会計を済ませると良いですよ。

もし、お互いがお会計は折半にしようとしていても、お金のやり取りはお店の外で行うのが正しいマナー。また特に海外旅行先では渡された伝票の明細に目を通すようにしましょう。必要のないものが請求されていないかきちんと確認するのも男性の重要な役割なのです。

・お会計は帰るタイミングを見計らい、男性がスムーズに済ませる
・食事代を折半するのは店を出てから。

 

サービスを受ける上で気を付けたいマナー

お金を払ってお食事をいただくといっても、お店とあなたとの関係の基本は人対人の関係です。お金を払うのだから!と尊大な態度はマナー違反ですし、かといって過剰にお店側に気を遣うのもスマートさに欠けます。

フランス料理店ではお店側もサービスに気を遣っています。特に海外旅行先では、そういった気遣いによってより良いサービスを受けられることも多くありますので、椅子を引いてもらった時はお礼を軽く言う、美味しかった時は素直にその気持ちを伝える、など基本的なコミュニケーションを大切にしましょう。

・サービスは堂々と受けてお礼を伝える。

 

いかがでしたでしょうか。今回はフランス料理店で役立つ基本的なマナーのポイントを7つお伝えしました。フランス料理店では、自分の振るまいがフランス料理のマナー違反でないのかどうしても不安になってしまいますよね。

正しいフランス料理のマナーは急に身につくものではありませんが、事前に基本的なフランス料理のマナーのポイントを押さえておけば、不安になることでもありません。

特に海外旅行先では、コミュニケーションがスムーズに取れない場合もありますよね。ですが、たとえ言葉が通じなくても、品のある振る舞いはあなたの強い味方。気持ちの良いサービスを受けるためにも、正しいフランス料理のマナーを知っておきましょう。日本人としての品格も問われます。

今回お伝えしたフランス料理のマナーは、基本的なポイントばかりですが、どんな高級店に行っても使えるものばかりです。旅行先で慌てないためにも、これらのポイントを事前に頭に入れておくと安心ですね。

 

まとめ

海外旅行でフランス料理の基本的なマナー

・フランス料理店で席に案内される時は、男性が先
・紙ナプキンは、料理をオーダーしてから掛ける
・ワインのテイスティング後の交換は厳禁!
・並べられたカトラリーは、外から順番に使う
・パンは1口大にちぎって口へ運ぶ
・お会計は男性がスマートに済ませること
・サービスを受ける上で気を付けたいマナー


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