三回忌とは何のため?葬儀後も続く知っておきたい法要知識

三回忌とは何のため?葬儀後も続く知っておきたい法要知識
「三回忌」という言葉は何となく小さい頃から、親戚の法要の時に耳にしている言葉ですよね。しかし、「三回忌法要」というのは仏教の概念であるため、特定の宗教の行事ということで、一般的な公立の学校では授業中に学ぶ機会がありません。

そのため、「三回忌という言葉は聞いたことがあるけれども、よく意味を理解していない。」という人が多いのではないでしょうか。三回忌は故人が亡くなって、丸3年が経過した日に行うものだと思われていることですが、これは間違いです。

このように三回忌や葬儀後の法要について、十分に理解していないと大きな間違いをしてしまったり、故人を十分に供養できません。そこで今回は、葬儀後の大切な行事である、三回忌や法要に関する知識を6つのポイントに分けて解説します。



 

三回忌とは何のため?
葬儀後も続く知っておきたい法要知識

 

四十九日の意味


三回忌を迎える前には、亡くなった際の葬儀、初七日、四十九日があります。

【 四十九日の意味 】

■ この四十九日というのは、死者にとって大きなターニングポイントになります。

・ 人は亡くなると四十九日までの期間に、この世とあの世の間をさまよい、その間に閻魔大王から、次にどんな生を受けるか裁きを受けます

そのため、初七日から四十九日までの間は、七日ごとにお経を唱えて供養をする必要があるのです。この供養が閻魔大王からの裁きを良い方向に向けることができます。

 

百箇日、一周忌、三回忌の意味


四十九日で喪が明けるというのは、死から四十九日が経過した時点で、死者は次にどのような生を受けるかが決まるためです。来世には六道と言って、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天の6つの道があります。

【 百箇日、一周忌、三回忌の意味 】

■ しかし、四十九日経過した時点で、地獄、餓鬼、畜生など悪い道が決まってしまった場合にも、再チャレンジのチャンスがあります。

・ それが、百箇日、一周忌、三回忌などの法要です。追善供養をすることによって、死者の進む道を良くすることができるのです。

 

三回忌は丸2年目に行う


四十九日や百箇日、一周忌、三回忌を行う意味は理解できたと思いますが、ここで肝心なのが、それぞれの法要を実施する時期です。

【 法要を実施する時期 】

■ 一周忌までは、その言葉の通りの日数で法要を行えばいいのですが、三回忌は、故人が亡くなって丸2年目に行うのです。

これには意味があります。死者が亡くなった日を忌日と言い、丸1年が経過した日が2回目の忌日、丸2年が経過した日が3回目の忌日になるためなのです。このように意味を理解しておくと忘れることがありません。

 

三十三回忌まで裁きは続く


四十九日までに死者の次の生の道が決まると言っておきながら、それ以降にも一周忌や三回忌などの再チャレンジがあると聞くと、一体いつ来世の道が最終的に決まるのだと疑問に思いますよね。

【 三十三回忌まで続く法要 】

■ 実は、死者の来世の道が最終決定に至るのは三十三回忌なのです。

・ 三十三回忌を迎えるまでは、遺族が法要のたびに追善供養をすることによって、故人が冥界の裁判官から裁きをくだされるのです。

特に生前に悪事や罪を犯した人間の場合には、この追善供養を大事に行わなければ、来世の道は良いものにはならないのです。

 

どれだけ追善供養したかが勝負


死者が中世という、この世とあの世の間の世界で裁きを受けるのですから、死者本人の生前の行いで裁きが決定するのだと考える人が多いかもしれません。

【 仏教の法要という概念において 】

■ しかしながら、仏教の法要という概念においては、「死者の子孫などの遺族が、一周忌や三回忌をはじめとした、『追善供養』をどれだけするか。」で裁きの内容が変わると言われています。

そのため、法要は形式的なものだし、金銭的にも開催するのがもったいないと思わずに、故人の来世のためにしっかりと法要行事を執り行うべきなのです。

 

法要で最も大切なこと


三回忌をはじめとした法要行事は、まずは行うということが大切ですが、さらに重要なのが、列席者が故人を心から偲ぶという気持ちを持つことです。

【 法要で最も大切な、偲ぶ気持ち 】

■ 故人があの世、もしくは来世で少しでもよい道に行ってほしいと祈り、冥福を祈る気持ちが強ければ強いほど、その思いは伝わります

法要行事は回忌を重ねるごとに形式的になりがちです。しかし、形式的に法要行事を行うのではなく、故人を思い出し、偲ぶためのいい機会だと捉えて臨むことが、本来は求められているのです。

 

いかがでしたでしょうか。三回忌という言葉を聞いたことはあっても知らないことがたくさんあったと、気づいた人も多かったのではないでしょうか。

人が亡くなると、葬儀の時や一周忌くらいまでは、法要にも気持ちが入るものですが、1年以上年月が経過するとだんだん人の記憶は風化してしまうものです。

しかし、三回忌をはじめとした法要は、そんな風化してしまいそうな故人との生前の思い出を蘇らせ、改めて故人に感謝をすることができるとても貴重な機会です。仏教的な意味あいでは、故人の死後の道、来世の道をよりよくするためという役割がある法要ですが、遺族にとっても意義のある行事なのです。

今回解説した三回忌や法要の知識を理解したうえで、親戚や家族の法要行事に参加してみると、心持ちが全く異なります

 

まとめ

法要と三回忌の意味とは

・四十九日で次にどんな生を受けるかが決まる
・百箇日、一周忌、三回忌はどんなあの世に行くかを決める法要
・三回忌は亡くなった日から丸2年目に行う
・冥界の裁判官は三十三回忌まで死者の評価をし続ける
・子孫がどれだけ追善供養をしたかが死者の行き先を決める
・法要の時に大切なのは故人を偲び冥福を祈る気持ち