法事の香典にまつわるマナー、7つの見落としがちな点

法事の香典にまつわるマナー、7つの見落としがちな点

法事の際には、親族や故人に近しい人達が集まるもの。

不特定多数のご縁の方が集まる葬儀とは違って、身内が集まるのが法事といっても過言ではないでしょう。沢山の方が集まる葬儀では、小さなミスがあっても人の目に止まりにくいもの。

でも、それが親しい間柄の人たちが集まる法事だったら・・・小さなミスやマナー違反も目立ってしまいがちになります。「この人だけには見られたくなかったのに!」なんていうタイミングで失敗をしてしまうことがあったら、今後のお付き合いにも影響してしまいそうですね。

特に香典に関する失敗はお金ということもあり、トラブルの原因にすらなってしまう可能性があります。

せめて香典だけでもきちんとしなければと思ってはいても、いったい何をどうすればいいのかオロオロしてしまう人も多いことでしょう。
そんなみなさんのために、法事の時に見落としがちな、香典のマナーをお教えしましょう。



 

法事の香典にまつわるマナー、
7つの見落としがちな点

 

香典の表書きは薄墨で書こう


法事の香典に限らず、不祝儀の表書きは黒い墨ではなく薄墨で書くのがマナーです。

黒い墨はお祝いごとやお礼などの場合に使うものなので、間違って黒い墨で書いてしまわないように注意が必要です。薄墨の筆ペンは、困ったときにすぐに手にはいらないこともあるので、1本常備しておけばいざという時にも安心ですね。

表書きの文字もお祝い事のように大きく堂々と書くのではなく、仏事なので文字は細く小さめに書くように心がけましょう。

 

金額に見合った不祝儀袋を選ぼう


香典として入れる金額に見合った不祝儀袋を選ぶようにしましょう。

5000円位までならば、水引が印刷されている封筒タイプの不祝儀袋を使って問題ありません。1万円を超えるようであれば、水引がきちんとついているタイプのものを使用するようにしましょう。

誤った理解で、5000円位なのに水引がついている立派なものであるほうがいいのでは?と金額に見合わないものを使うと恥ずかしい思いをするので間違わないように注意しましょう。

 

宗旨に合わせた表書きをしよう


ひとことで香典といっても、その宗旨によって表書きに書くべき言葉は変わってくるので注意が必要です。

仏式であれば、「御佛前」や「御仏前」、宗派によっては「御香料」と書くようにします。キリスト教式であれば、ゆりや十字架のイラストの入った封筒に入れ「お花料」と書くのが一般的です。神式であれば、「玉串料」や「御神前」と書くようにしましょう。

神式やキリスト教式の不祝儀袋は手に入れにくいので、法事の場合にはきちんと宗派に合わせたものを予め用意しておきましょう。

 

お金は新札以外のものを用意しよう


弔事の際に使うお札に新札を使うと「予め用意してあった」と不吉なものとして避けられるのが一般的です。ですので、法事の香典に入れるお札も新札は避けて使い古したお札を入れるようにしましょう。

どうしても新札しか手元にないような場合には、袋に入れる前に折り目をつけて、新札でなくせば問題ありません。最近では、法事では予めきちんと用意しておいたということで新札を受け入れる考えもありますが、不要なトラブルを避けるためにも旧札を用意するのが無難でしょう。

 

金額は親しい人に相談して決めよう


香典の中に入れる金額は一番迷う所ですが、中に入れる金額に決まりはなく、あくまでも気持ちで決めるべきものと考えられています。

とはいえ、人よりも少なかったり、多すぎたりすることは、親族間でのトラブルのもとになる可能性もありますので、親族の法事であれば、親しい人に相談して入れる金額を揃えておけば問題ないでしょう。

おおよその目安としては、お世話になっている恩師であれば1万円程度、会社関係の人やご近所の方などでは3000~5000円と考えておきましょう。

 

中袋にもきちんと必要事項を書こう


不祝儀袋の表書きには、自分の氏名を記載しますが、親しい親族の集まる法事であっても、中袋ももれがないようにきちんと記載するのがマナーです。

場合によっては、表の袋と中袋を違う人が管理するということもあるので、中袋にも名前や住所、金額等が記載していないと後でトラブルになることもあります。

親しい間柄であっても、相手の立場に立って考えてあげるというのがマナーの基本です。きちんともれなく記入することを忘れないようにしましょう。

 

欠席する場合も現金書留で送ろう


招待された法事にやむをえない理由で出席できない場合には、出来るだけ返事をするようにしましょう。

三回忌までの法事であれば、返事をした後に、法事の少し前に届くように香典を現金書留で送るようにします。手渡しするのと同じように、不祝儀袋に入れて表書きを書き、中袋にもきちんと記載するのを忘れないようにしましょう。

もれなく書いた不祝儀袋を現金書留用の封筒に入れて送ります。三回忌以降であれば、供花や香などを送るようにしましょう。

 

いかがでしょうか。見落としがちな香典のマナーは、相手を思いやる配慮が大切でしたよね。

突然おこる葬儀とは違って、法事はとりおこなわれる日が予め決まっています。決まっているからこそ、予め準備が出来たこと、予測できたことに対する失礼があっては大変なことになります。

人を見送る風習というものは、その土地々々でも違いのあることです。わからないことはその地域の人や親族に聞いて、失礼のないように法事の日を迎えられるように心がけておきましょう。

 

まとめ

法事の香典にまつわるマナー、7つの見落としがちな点

・香典の表書きは薄墨で書こう
・金額に見合った不祝儀袋を選ぼう
・宗旨に合わせた表書きをしよう
・お金は新札以外のものを用意しよう
・金額は親しい人に相談して決めよう
・中袋にもきちんと必要事項を書こう
・欠席する場合も現金書留で送ろう