三回忌のお布施について。気になる相場と7つのマナー

三回忌のお布施について。気になる相場と7つのマナー

三回忌のお布施では、いくらお包みすれば良いのか、迷う事も多いです。金額が定められていない三回忌のお布施、皆さんはどのように決めていますか?

三回忌のお布施はお寺、お坊さんへ渡す御礼です。厳密にいえば、「僧侶などに金銭や品物を施し与えること。」昔はお礼である三回忌のお布施の代わりに、品物(米や野菜などの作物)を渡していたこともありました。

そのため現代でも三回忌のお布施に限らず、法事法要のお布施には、ハッキリと定められた金額が提示されていないのです。また「香典」も、死者の霊前に供える香に代わる金銭。昔は故人の好物や、お線香、採れた米野菜などを供えたものですが、今は金銭を「香典」と言い、品物を「御供」と区別するようになりました。

そのため、本来の三回忌のお布施は、お寺に御礼として渡す金銭のことであり、香典はあくまで、一般にお供えさせて頂く為の金銭です。まずは「お布施」と「香典」の違いを前置きとして先に記させて頂きました。

今回は気になる三回忌のお布施の相場や、お金にまつわる三回忌法要の作法についてお伝えします。



 

三回忌のお布施について。
気になる相場と7つのマナー

 

三回忌のお布施の金額相場


【 三回忌のお布施の相場 】

★ 三回忌のお布施の金額は、およそ1万円~5万円くらいが目安とされています。

・ ただし実際の三回忌のお布施は、3万円~5万円が相場です。

難しいところなので、何らかの形で確認を取ると安心ではあります。

 

三回忌のお布施の金額を確認する


定められた金額がなくても、やはり実際に確認したい、三回忌のお布施。一般的にはどのようにして、確認しているのでしょうか?

【 三回忌のお布施の料金目安を調べる 】

・ 親族や近所の人に尋ねて、地域の相場や前例を確認する人もいます。

・ お寺の事務所に問い合わせてみる方法もあります。

・ 葬儀から知り合ったお寺であれば、お寺を紹介してくれた葬儀社に連絡して相談するケースも多いです。

 

三回忌のお布施の目安をお寺に尋ねる


一般的にある程度の目安がある三回忌のお布施ですが、やはり「シッカリと決まっていないだけに、マナー違反になっていないか心配…。」と感じる人々もいます。そんな場合には、やはり三回忌のお布施をお渡しするお寺に尋ねる事が一番確実ではあります。

ただし、冒頭でお伝えしたように、本来であれば修行のひとつである三回忌のお布施だけに、お店で商品を販売するように「いくらですか?」とストレートに伺うことは、マナー違反になるのです。

【 お寺に三回忌のお布施の目安を尋ねる 】

● お寺に直接問い合わせる場合は、少しぼかした表現で伺います。

・ 「皆さん、いくらぐらい包まれていますか?」(今回の料金を聞かない)
・ 「◯万円ならお包みできるのですが…」

など。

家族の代々墓がある菩提寺との関係性でしたら、あれこれと悩むよりも、直接三回忌のお布施の金額目安を伺う方法が得策です。

 

三回忌のお布施をお包みする


【 三回忌のお布施の表書き 】

● 三回忌のお布施の表書き…

・ 普通の黒墨で「お布施」と書きます。

・ 「お布施」の下に名前を書きます。

もしくは、「お布施」と書かずに奉書紙や無地の白い封筒に包んで渡しても構いません。奉書紙に包む場合は、中袋(中包)住所と名前と金額を書いておいて下さい。白の封筒に入れる場合は、封筒の裏側に金額と住所を書いておく方法が一般的です。

 

三回忌のお布施以外の費用


三回忌のお布施は金額がハッキリとしないだけに、多くの人々が気になっているのですが、もちろん、法事法要には、三回忌のお布施以外にもいくつかの費用が掛かります

【 三回忌のお布施以外の、必要な費用 】

● 自宅にお寺の僧侶を呼ぶ場合の「お車代」

・ 別途5千円~1万円くらいを包んで渡すこともあります。

● 僧侶が食事に同席しない際は、御膳料を渡したりします。

・ 法要後に集まった家族や親族で会食の席を設けることが一般的ですが、僧侶が欠席した場合には、御膳料をお渡しします。

三回忌のお布施以外のこれらの諸費用も含めて、合計を計算して下さい。

 

三回忌の数え方


年忌法要の数え方ですが、亡くなられて満1年目に営まれる一周忌に対し、「○回忌」というのは満年数から1年を引いた年に行われます。

【 三回忌が行われる時期 】

● つまり、三回忌は死後満2年目の命日、一周忌の翌年に執り行われることになります。

・ 本来は三回忌のような年忌法要は、亡くなられた同月同日に営まれるものです。

けれども最近では、家族・親戚の仕事の関係で命日直前の土日など、集まりやすい日にちを選ぶことも多くなっています。ただし、命日より遅らせることはあまりよくありませんので、ご注意下さい。

 

三回忌の営み方


三回忌法事の営み方は、一周忌とほぼ同じです。

【 三回忌の法事法要の営み方 】

● 故人の家族や親戚、知人などが集まって、僧侶による読経参列者によるお焼香、その後一同での会食などを行ないます。

三回忌では手厚く営まれることが多いですが、次の七回忌以降は遺族だけで営まれるようになることが多くなります。そのため、この三回忌法要から法事の規模を小さくしていくのが一般的です。

 

いかがでしたでしょうか。日本では幼い頃から親と共に、自然な形で参加したきた人々が多い法事法要ですが、核家族化が進んでいる今、いざ自分が施主の立場になった時、三回忌のお布施だけではなく、あらゆる手順で戸惑う人々が多くなっています。

この法事法要、現在では三回忌、長くても七回忌ほどのイメージが強いのですが、少し昔までは法事といえば三十三回忌まで行なうとか、十三回忌までは行なうというのが一般的だったのです。

日本人に仏教という信仰心が根付いていたことで、お寺のお墓に供養していたことが多く、十三回忌や三十三回忌まで法事を行なっていたという理由が考えられています。

今の時代は平均寿命が80歳を超えていますので、自分の両親が仮に亡くなったときの年齢を考えると、自分自身は50歳後半から60歳代。法事の行う年数や経済的な負担なども考慮すると、かなり短くなるのかもしれません。

三回忌のお布施の相場やマナーに則り、今後も長く良い菩提寺や僧侶との関係を築いていって下さい。

 

まとめ

三回忌のお布施の金額相場とマナーについて

・実際の三回忌のお布施は、3万円~5万円が相場
・近所や親戚、お寺の事務所、葬儀社などで確認してみる
・お寺に目安を尋ねる時には、曖昧にぼかした表現で尋ねる
・お布施の表書きは、普通の黒墨で「お布施」、下に名前を
・三回忌ではお布施の他に、お車代や御膳料にも配慮して
・三回忌は死後満2年目の命日、一周忌の翌年に執り行われる
・法事は、家族や親戚などが集まり読経やお焼香、会食を催す