お車代の相場とは☆お渡ししたい状況と、シーン別の目安

お車代の相場とは☆お渡ししたい状況と、シーン別の目安
お車代の相場は、渡す相手によって異なりますよね。結婚式では、新郎新婦の親族、友人、お世話になっている会社関係者の人など、様々な関係性の人たちが出席するもの…。

結婚式の目的はもちろん、新郎新婦の結婚をお祝いするという事ですが、新郎新婦の立場からすると、自分たちの結婚を報告する場でもあります。

土日祝日など、本来出席者のプライベートな時間を割いて、結婚式に出席して頂くのですから、出席者に対しての配慮は欠かせません。その配慮の1つとしてお車代を渡すというのがありますが、このお車代の相場は、全員に渡さなくてはいけない点も、難しいところではないでしょうか。

お車代は誰にいくら渡せば失礼にならないのか、はっきりわからない人は多いですよね。そこで、結婚式の出席者に渡すお車代とその相場、マナーについて解説します。

 

お車代の相場とは☆
お渡ししたい状況と、シーン別の目安

 

お車代を渡す相手

お車代を渡すべき相手は、主賓、遠方から結婚式に出席するために来てくれたゲスト、また、仲人がいる場合には仲人

【 お車代の相場☆渡す相手 】

★ まず、主賓は会社の上司やお世話になった人であることが多いですが、主賓には挨拶のスピーチをして頂きますから、出席して頂くというスタンスだからです。

・ また、遠方からわざわざ来て頂くゲストは、新幹線など高額な交通費を負担してもらうことに…。

お祝いをして頂くのに交通費を全額負担させるのが失礼にあたりますから、こちらもお車代は相場に応じて渡さなくてはいけません。

 

主賓へのお車代の相場

【 お車代の相場☆主賓へ 】

★ 主賓へのお車代の相場は、最低でも1万円以上。主賓の自宅から結婚式会場までの交通費の実費が例え、1万円もかからないくても、1万円以上は準備。

・ 主賓の貴重な時間を拘束し、わざわざご足労を頂くという点で、相場としては少々高めの1万円以上の設定なのが一般的。

一般的な会社員の場合ですと、部長などの役職の方に主賓になってもらうことが多いですが、ある程度高い社会的地位の立場にある方に、3千円や5千円などの金額をお渡しすること自体が失礼に当たるという考え方もあるのです。

 

遠方からのゲストの相場

遠方から来てくれるゲストに渡すお車代の相場は、実費でかかる交通費の半額以上実費未満が適切。

【 お車代の相場☆遠方からのゲスト 】

★ 例えば、新幹線で往復35,000円かかる場所からゲストが出席してくれた場合…。

・ 2万円もしくは3万円を包むといった具合です。

実費以上の金額をお車代として渡してしまうと、受け取ったゲストの方を恐縮させてしまうことに…。主賓とは異なり、実費以上の金額を渡すことはしない方がベターと考えてください。

 

宿泊費もかかる場合

結婚式の時間帯によっては、遠方から出席するゲストが、終電に間に合わず宿泊を余儀なくされることも…。このような場合には、宿泊費にも配慮をしなくてはいけません。

【 お車代の相場☆宿泊代 】

★ 宿泊代もお渡ししますが、「お車代」と「宿泊代」とを明確に分けることはしません

・ 宿泊費がかかった場合には、お車代の相場で宿泊費を考慮した設定にすればよいのです。

一般的には、交通費と宿泊費のどちらか一方を負担する形で、お車代を渡します。高い金額の方をお車代として渡すことで、相手に失礼がなくなるはず。

新幹線や飛行機を利用する場合には、交通費の実費を計算してお車代として渡すのが適当ではないでしょうか。

 

お車代を渡すタイミング

お車代の相場は、主賓やゲストによって適切な金額が異なりますが、お車代を渡すタイミングにも若干の違いがあります。

【 お車代の相場☆タイミング 】

★ 基本的には、受付の後に出席を頼んだ側の親が、お車代を渡す相手の元に行って渡すのが作法。とくに主賓に渡す場合には、親から直接手渡しするのがマナーです。

・ しかし、遠方からのゲストがたくさん出席している場合には、親から全員にお車代を渡すのは困難。受付で渡しても大丈夫。

ただし、受付で渡す場合には、受付の係の人にお車代を渡す人のリストを渡しておいて、漏れがないように気を付けてもらうように注意をしてください。

 

お車代を入れるのし袋

お車代には渡し方にもマナーがありますので、ポイントを押さえた準備を進めてください。

【 お車代の相場☆のし袋 】

★ お車代の相場の金額や渡す相手によらず、お車代は現金を手渡しで渡してはいけません。

・ 必ず、のし袋に入れて渡すのがマナー。その際ののし袋の水引は、結婚の結び切りのものを選んでください。

結婚は1度きりで、繰り返しお祝いすることがないよう、花結びの水引ですと「なんども繰り返しほどいて結べる」ということで縁起が悪いとされています。表書きには「お車代」と書き、その下には新郎新婦両家の名前を横並びで書けば問題ありません。

 

いかがでしたでしょうか、お車代の相場は、渡す相手によって金額の決め方が異なります。漏れがないように準備するコツは、順序立ててお車代を相場通り用意していくこと。

まずは、お車代を渡さなくてはいけない相手をリスト化。これで渡さなくてはいけないのに、渡し忘れてしまったという漏れをなくすことができるはず。

リスト化したら、それぞれの人にいくら渡すべきかを、お車代の相場を参考に決め、総額で必要な金額を割り出してください。また、お車代を新札で渡すのもマナー。銀行で必要なお札とその枚数を新札で用意し、のし袋に入れていきます。

当日お車代の相場が違う相手に、違う袋を渡すことのないよう、跡に残らない付箋で渡す相手の名前を書くと確実。リストはExcelなどを使って管理すると便利です。

まとめ

お車代の相場と渡し方のマナーとは

・お車代を渡すべき相手は主賓、遠方からのゲスト
・主賓へのお車代は最低1万円を用意する
・遠方からのゲストには交通費実費の半額以上
・宿泊費もかかるゲストには交通費か宿泊費どちらか
・お車代を渡すタイミングは受付かその後
・お車代を渡す時は結びきりののし袋に入れる


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