結婚式の服装マナーは、華やかであればいいというものではありませんよね。
「お祝い事だから、思いっきりおしゃれをしていくのが良い!」という考えの人や、とにかくパーティー好きで、「ドレスアップするのが楽しみ!」という人もいますが、結婚式はあくまでも冠婚葬祭であり、お祝いの儀式です。
ですから、ただのパーティーではないという事をしっかりと認識して、節度ある行動をしなくてはいけないもの!
たかが結婚式の服装マナーだと思うかもしれませんが、ここでマナーが守れる人かそうでないかは、社会人としての良識があるかどうかにも通ずるところがありますから、結果的に自分が恥をかくことになります。
しかし、自分がいいと思ってした服装でも、実は結婚式の服装マナー的には良くなかったということはありますよね。そこで今回は、結婚式の服装マナーで押えておかなくてはいけない基本を7つお伝えいたします。
結婚式の服装マナー☆
華やかでも守りたい7つの基本
白いドレスはもちろん、NG!
結婚式の服装マナーで最も重要度が高いのが、ドレスの色。女性のドレスは、白を避けなくてはいけません。理由は、本来の主役である花嫁とかぶってしまうため!
このマナーが守れないと自分が恥をかくだけでなく、新婦や新郎新婦の親族の方にも不快な思いをさせてしまいます。
【 結婚式の服装マナー:ドレスの色 】
★ また、白以外でも、薄いベージュやシルバー系、ピンクなどの色は避けておいた方が無難。
・ 披露宴会場では照明を使った演出も行われますから、光の当たり方によって白に見えるドレスは避けるべきなのです。
アニマルアイテムは避ける
個性的なファッションが好きで、結婚式でも服装マナーを守りながら、自分なりのおしゃれがしたいという方も多いのではないでしょうか。もちろん、この考え方自体には問題はありません。
しかし、ここで間違えることが多いのが、動物柄やファーアイテムを取り入れてしまうこと!
【 結婚式の服装マナー:アニマルアイテム 】
★ 冠婚葬祭の儀式では、不殺生といって、動物の革や毛を使った物を身に付けたり持つことはマナー違反!
・ フェイクだったとしても、人の見た目では区別がつきませんから、このような柄や素材は避けるべきです。
全身真っ黒は失礼
結婚式の服装マナーで、「白は着てはいけない」という事がわかっているという人は多いですが、全身を黒づくめにしてしまうのも、NGだと知っている人は意外に少ないもの。
【 結婚式の服装マナー:黒はNG 】
★ ドレスが黒なのはいいのですが、ストッキング、靴、バッグもすべて黒に統一すると、仏事の服装に見えてしまいます。
また、おめでたい場に全身黒というのは印象が良くないですから、タイツは肌色を履き、小物類やショールなどで色物を取り入れて調節するのがポイントです。
肌の露出は日本ではNG
結婚式の服装マナーで、女性が気を付けなくてはいけないのが肌の露出。
パンツスーツだと華やかさに欠けるため、スカートのワンピースを着るべきなのですが、スカート丈が極端に短いとか、肩がもろに露出されるキャミソールのようなもの、また、背中がぱっくりあいているドレスは相応しくありません。
【 結婚式の服装マナー:露出 】
★ 極端な肌の露出は下品ですし、フォーマルな場にはそぐわないことに。
・ また、露出しすぎることで周囲から注目されてしまい、花嫁から主役の座を奪う行為にもなりかねません。
バイカラーのドレスに注意
最近は様々なデザインのドレスが販売されていて、ドレス選びにも迷ってしまうほど!ありふれたデザインや、「人と同じようなドレスが嫌!」と思う人も多くいますが、バイカラーのドレスには要注意!
【 結婚式の服装マナー:バイカラー 】
★ 例えば、上半身がピンクでスカート部分が黒のドレスなどは、一見結婚式の服装マナーには違反していないと思われがちです。
・ しかし、バイカラーは色が2つ分かれているということで、「別れ」を連想させる縁起が悪いものと考えられているのです。
基本的には単色のドレスを選ぶ事を忘れてはいけません。
カジュアルな靴もダメ
ドレスに結婚式の服装マナーがあるように、靴にもマナーがあります。一番ポイントとなるのが、正式なパンプスを選ぶということ!
【 結婚式の服装マナー:NGの靴 】
★ 例えば、オープントゥやミュールのような足の側面が一部分でもオープンになっている靴はカジュアルだということでマナー違反。
・ 他にも、妊婦さんなど特殊なケースを除いて、基本的にヒールには最低でも3センチ以上の高さがあるものを選ぶ、というマナーがあります。
さらに、カジュアルすぎるブーツはダメ!これらすべては「カジュアルだから」という理由でNGですから、パンプスを選ぶ時には、フォーマルかどうかを判断基準に選ぶと間違えありません。
豪華なジュエリーもよく考える
結婚式の服装マナーで間違えやすいのが、アクセサリー選び。アクセサリーには厳密の素材や色でNGとされているものはありません。しかし、あまりに見た目が豪華なジュエリーや、大ぶりなアクセサリーを付けるのはマナー違反!
【 結婚式の服装マナー:豪華ジュエリー 】
★ 例え、価格が安いものであっても、大きな宝石がついているように見えるネックレスやピアスを身に付けると、花嫁が身に付けているアクセサリーよりも豪華になってしまうのです。
間違いないのは、ホワイトパールのネックレス。フォーマルな場でも使え、老若男女に好印象を与えることができます。
いかがでしたでしょうか、結婚式の服装マナーについて、知らないと間違えやすい7つのポイントを解説しました。どれも、マナー違反だということを知らなければ、ついやってしまいそうな失敗ばかり!
結婚式はお祝い事ですし、新郎新婦の意向で肩ひじを張らないカジュアルな式をするケースもあります。しかし、いくらカジュアルなウェディングといっても、結婚式の服装マナーは共通。
新郎新婦やその親族にとっては一生に一度しかない大事な儀式ですので、ゲストである自分が、その場の空気や本人たちの気分を害さないように、最低限のマナーは守らなくてはいけません。
結婚式の服装マナーとして、いけない理由と合わせて覚えておくと忘れにくいですから、丸暗記するのではなく、「なぜいけないのか」もあわせて頭に入れておくことをおすすめします。
まとめ
結婚式の服装で守るポイント
・白はもちろんベージュなど白に見える色は着ない
・動物柄やファー素材のアイテムは身に付けない
・全身真っ黒コーデは仏事を連想させるので避ける
・肩出しや背中など極端に肌の露出が多い服装はNG
・バイカラーは別れを連想させるため単色にする
・ミュールやオープントゥではないパンプスを履く
・見た目が豪華すぎるネックレスやピアスが付けない