結婚式に紺色スーツはNG?7つの服装マナー☆【男性編】

結婚式に紺色スーツはNG?7つの服装マナー☆【男性編】
結婚式や披露宴に出席する場合、新郎・新婦の両親、親族、媒酌人は正礼装で参列しますが、一般の招待客は準礼装や略礼装の洋装で参列します。

以前は、ブラックスーツに白いネクタイで参列される方がほとんどでしたが、最近では若い方を中心に自分なりのおしゃれを楽しまれる方も増えてきましたよね。

格式ある結婚式や披露宴ばかりではなく、ややカジュアルな披露宴やパーティも増えてきて、服装の自由度も上がってきています。しかし、特に年配の方々を中心に、マナーが守られていない服装をみると、常識がないと感じられ、不快に思われる方がいらっしゃるのも事実です。ですので、きちんとマナーを守った服装で参列したいものですよね。

では、どのようなスーツを選べばよいのでしょう。そこで今日は結婚式にスーツや服装のマナーについてお伝えします。ではご覧ください。

スーツは無地が基本

準礼装の場合、ディレクターズスーツが基本となります。ディレクターズスーツは少しかしこまり過ぎる感がありますが、主賓や上司などの立場で主席する場合にぴったりのスーツです。

略礼装では、主にブラックススーツが着用されます。ブラックスーツは、昼夜問わず着用できる略礼装です。昼間の略礼装として、濃紺やチャコールグレーなどのダークスーツも着用することも可能です。

色としては、ダーク系とし、白っぽいグレーや茶色は避けたほうがよいでしょう。また、無地が基本となります。目立たないうすいストライプは可能ですが、はっきりとしたストライプは避けましょう。チェック柄もカジュアル過ぎるためNGです。

なお、シングルのブラックスーツやダークスーツを着用する際に、ベストを着用するのが本来のマナーです。

 

明るい色のネクタイ

基本として、ネクタイはシルバーやライトグレーなどの明るい色を選びましょう。スーツに似合うものであれば、ピンクやライトブルーなどの、色のついたネクタイでも問題はありません。

あまり派手すぎない、パステルカラーを選ぶとよいでしょう。細かなドットや控えめなストライプは可能ですが、チェックはカジュアル過ぎるため避けましょう。

派手な柄物を避け、質感のよいものを選ぶと好印象です。シルク素材のものは、光沢感があり、高級感があるので、結婚式の利用におすすめです。

ゼブラ柄やヒョウ柄などのアニマル柄は殺生をイメージし、縁起が悪いので着用を避けましょう。なお、黒いネクタイは弔事用であり、縁起が悪いので、着用してはいけません。

 

紐タイプの靴

靴は、黒の紐タイプの革靴を選びましょう。

つま先の切り替えが一文字になった「ストレートチップ」や、つま先に飾りのないシンプルな「プレーントゥ」がよいでしょう。平服であれば、色は黒でなくても、ブラウンなどでも可能です。

つま先の切り替えが翼のようなW型になっている「ウィングチップ」は、ややフォーマル感が薄れるので、避けたほうが無難でしょう。

また、メダリオン(デザイン穴)が開いている靴は結婚式には向きません。クロコダイルなどの型押しタイプの靴は、殺生をイメージし、縁起が悪いので、避けましょう。ブーツやスニーカー、ローファーなどのカジュアル過ぎる靴はNGです。

靴底がゴムである靴も避けましょう。

 

黒色の靴下

靴下は黒色のものを選びましょう。長さは、ふくらはぎ、もしくは膝丈のものがよいでしょう。

くるぶし丈のスニーカーソックスなども販売されていますが、結婚式には避けましょう。椅子に座った際に、素足が見えてしまうとマナー違反になります。

もちろん素足に革靴というのもNGです。また、白色の靴下も、小さなお子様をのぞいてはマナー違反になります。

黒と白のストライプの靴下が冠婚葬祭用の靴下として販売されていますが、このストライプ靴下はモーニングコートを着用した場合の靴下です。間違わないようにしましょう。

なお、カジュアルなパーティなどでは、柄物の靴下を取り入れることも可能です。

 

白いシャツ

基本は、白いシャツで、襟がレギュラーカラーあるいはウィングカラーのタイプを選びましょう。

フォーマルな場合には、ボタンホールなどにも色のないものを選ぶほうがよいでしょう。基本は無地のものを選ぶのが無難ですが、おしゃれを楽しみたい場合には織り柄の入ったものを選ぶことが可能です。

フォーマル度があまり高くない披露宴やパーティなどでは、パステルカラーのシャツやストライプのシャツを選ぶことも可能です。ただし、あまり派手すぎる色やチェックなどのカジュアル過ぎる柄は避けましょう。

なお、当然のことですが、一番のマナーは、清潔感のあるシャツを着ていくことです。きちんとアイロンがかかっていて、襟や袖口に汚れなどのないシャツを着ていきましょう。

 

靴と同じ素材のベルト

ベルトは、靴の色と素材に合わせましょう。

フォーマルな結婚式では、黒の皮製のベルトで、尾錠止め(ピンバックル)がシンプルなものを選ぶとよいでしょう。派手な装飾がついているものや、バックルが大きいベルトは、カジュアルになってしまうので避けましょう。

またベルトの幅が太ければ太いほどカジュアルになってしまうので、3cm程度の細めのベルトを選ぶとよいでしょう。ベルトは普通であればあまり人の目には触れないものです。

しかし上着を脱いだ時や、椅子に腰掛けて上着を調えた時などに、ちらりと見えたベルトが、カジュアル過ぎるものですと残念な印象を与えてしまいます。

気を抜かずに、きちんとしたフォーマルな装いをこころがけましょう。

 

その他(カフリンクス、ポケットチーフ)

結婚式のようなあらたまった席では、シャツをシングルカフスやダブルカフスにして、カフリンクスをつけてみてはいかがでしょう。

カフリンクスにもルールがあり、昼間には白蝶貝のカフリンクスを、夜には黒蝶貝か黒オニキスのカフリンクスを身につけます。また、胸ポケットには、ポケットチーフをいれてみてはいかがでしょう。ぐんとおしゃれ度がアップします。

素材はやはりシルクがベストです。綿はややカジュアルになってしまうので、避けたほうがよいでしょう。

色は白やシルバーが基本となりますが、ややカジュアルのパーティや披露宴ではネクタイの色に合わせてもおしゃれです。無地を基本とし、柄物はさけましょう。

折り方としては、「スリーピークス」が格式もあり、結婚式には一般的な折り方です。「パフド」も華やかでおすすめです。

 

さて、格式のある結婚式や披露宴の席では、やはりきちんとフォーマルな服装で参列されるほうがよいですが、すこしカジュアルな披露宴やパーティでは、服装のマナーを守りつつ、少し自分なりのおしゃれを楽しまれてはいかがでしょう。

でも、結婚式や披露宴の主役は、あくまでも新郎・新婦です。新郎・新婦の親族や来賓のお客様も参列されています。

あなたを招待した新郎・新婦が恥をかかないためにも、「場の雰囲気」を壊さないようにしたいものです。新郎や新婦に、事前に雰囲気の確認や服装の相談をしてもよいでしょう。

ぜひ、大人のマナーを守り、おしゃれで素敵な男性の装いでご列席くださいね。

まとめ

結婚式のスーツは

・スーツは無地が基本
・明るい色のネクタイ
・紐タイプの靴
・黒色の靴下
・白いシャツ
・靴と同じ素材のベルト


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