結婚式での親族紹介なら☆押さえる基本構成と7つの例文

結婚式で親族紹介が行われる風習は、案外知られていないことが多いです。兄弟や身内が結婚していると、結婚式の親族紹介の場面に立ち会った経験があるかもしれませんが、いない場合には「結婚式の親族紹介って?」と、全く知らないのも不思議ではありません

結婚式は、昔ながらの風習を残している儀式も多いもの。結婚式の親族紹介でも、紹介する順番進行の仕方など、昔ながらのマナーや慣わしがあります。これから長いお付き合いになる相手方の親族へ、恥ずかしくない結婚式の親族紹介をしたいものです。

今回は初めての結婚式の親族紹介で、恥ずかしくない基本的なマナーを、スムーズに進めるポイントと共にお伝えします。ただでさえ感情が揺れ動く結婚式。今一度、基本マナーを確認して結婚式の親族紹介を、スムーズに進めて下さい。

 

結婚式での親族紹介なら☆
押さえる基本構成と7つの例文

 

結婚式の親族紹介とは

【 結婚式の親族紹介とは 】

★ 両家の親族が一同に顔を合わせ、紹介する慣わしです。

・ 結婚式の前に行われることがほとんどなのですが、挨拶程度のものではなく、媒酌人やホテルスタッフが進行や挨拶を行います。

兄弟姉妹の身内までではなく、伯父や叔母、親戚まで、「親族」で結婚式に参加する人々は、結婚式の親族紹介にも参加してもらえるよう、準備を進めるのが一般的です。

 

結婚式の親族紹介の流れ

結婚式の親族紹介は、前項でもお伝えしたように結婚式の前に行われる事が多いです。けれどもケースによっては結婚式や披露宴の最中に、裏で行われることもあります。

【 結婚式の親族紹介の流れ 】

① まず、媒酌人が挨拶をします。

② 続いて新郎側の結婚式の親族紹介が始まります。

③ 次に新婦側の結婚式の親族紹介です。

④ 媒酌人が締めの挨拶をします。

⑤ 両家揃って、歓談の時間を設けます。

流れだけを書くと、非常に簡単なものなのですが、昔ながらの慣わしだけに、紹介する順番挨拶など、決まり事が幾つかあります。

 

新郎新婦について

【 結婚式の親族紹介での新郎新婦 】

★ 結婚式の親族紹介で新郎新婦が同席する場合もあれば、同席しない場合もあります。

・ 結婚式直前に行われる事が多いので、新郎新婦の同席はまちまちですが、出来れば新郎新婦が同席出来れば、その方が好ましいです。

新郎新婦が結婚式の親族紹介に同席している場合、ウエディングドレスに燕尾服と、すでに衣装を着て参加しています。

 

進め方を決める

結婚式の親族紹介は、現在二通りの進め方があります。

【 結婚式の親族紹介の進め方 】

① それぞれの代表が、親族を紹介する。

この場合は父親が代表を務めます。もしも父親がいない場合は、母親が多いのですが、血縁の最も近い男性が、代表を務めるケースがあります。

② それぞれが自己紹介をする。

順番「○○の兄の○○でございます。どうぞ宜しくお願い致します。」と、それぞれに挨拶をする形式です。

親族それぞれがスムーズに自己紹介を進められそうであれば、自己紹介の形式も良いです。ただし、緊張しやすい親族が気にかかる場合には、代表が紹介をするとスムーズです。

 

結婚式の親族紹介の順番

昔からの慣わしである結婚式の親族紹介では、基本的に「男性優先」の順番です。そう考えると、迷うことなく順番通りに結婚式の親族紹介を進めることが出来ます。

【 結婚式の親族紹介の順番 】

① 花婿側の結婚式の親族紹介 → 花嫁側の結婚式の親族紹介

② それぞれの親族紹介の順番はコチラです。

★ 父親 → 母親 → 兄弟姉妹 → 父方の親族 → 母方の親族

順番は男性方の親族が先となります。年齢の順番との間違えが多いので、気をつけて下さい。

 

媒酌人(仲人)はいますか?

ひと昔前までは媒酌人(仲人)が結婚式には必ずいました。けれども最近では媒酌人(仲人)なしの結婚式も増えています。媒酌人(仲人)がいる場合には、冒頭の挨拶締めの挨拶進行を務めてくれるのですが…。

【 媒酌人(仲人)がいない場合の、結婚式の親族紹介 】

★ 新郎側の父親が冒頭の挨拶を行い、進めるケースが多いです。

・ 結婚式場やコーディネート会社のスタッフが、役割を替わってくれる事もあります。

ちなみに自己紹介の形式で結婚式の親族紹介を進めた場合にも、親族の誰かが言葉に詰まる可能性がありますので、父親など進行する人を決めておくと安心です。

 

事前に並び順を決めるとスムーズ

結婚式の親族紹介では、両家が向き合って並んで紹介を進めて行きます。冒頭で親族が並ぶ時、お互いに譲り合ったりと時間が掛かってしまう事も…。

【 結婚式の親族紹介は、並び順を事前に決める 】

★ 紹介する順番に並ぶよう、事前に確認すると進行がスムーズです。

・ 紹介する順番に並んでおけば、代表である父親も迷うことなく、進行出来ます。

結婚式の親族紹介では、人数があまりに少なければ、幼い頃の思い出やエピソードなども盛り込むのかもしれませんが、テンポよくひと言ずつ、控えめに進めるのがマナーです。

例)

新郎の父 「新郎の兄の、太郎でございます。」
新郎の兄 「兄の、太郎でございます。宜しくお願い致します。」

後々歓談の時間がありますので、ここはこれだけで大丈夫です。

 

いかがでしたでしょうか。結婚式の親族紹介は、結婚式で一同に介した親族を紹介する時間です。

目的はシンプルなのですが、昔からの慣わしである為に、決まり事が多くあるのです。これから長くお付き合いするお家である上、どのような価値観を持っているのか、まだ分からない状態ですので、基本マナーはしっかり押さえると安心です。

父親の冒頭の挨拶では「○○家のみなさま、これから○○家親族をご紹介させていただきます。」と言うのが、一般的なフレーズです。

また、中には当日参列出来ない親族もいるかもしれません。その場合には順番が来たら、進行役の父親が代わりに紹介をしつつ、参列出来なかった理由も添えると、相手方にも理解してもらえます。

本記事を参考にスムーズな結婚式の親族紹介を済ませ、良好な関係を築いて下さい!

 

まとめ

結婚式の親族紹介をスムーズに進めるための、基本マナー

・両家の親族が一同に顔を合わせ、紹介するのが「親族紹介」
・親族紹介は結婚式の前に行われ、新郎側→新婦側へと進みます
・結婚式直前に行われ、新郎新婦の参加はケース・バイ・ケース
・両家の父親が代表で紹介するか、自己紹介か、進め方を決める
・昔ながらの親族紹介では、男性方を優先して紹介を進める
・媒酌人(仲人)がいなければ、新郎方の父親が挨拶を
・並び順は紹介する順番がベスト。挨拶は簡潔にするのが基本


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