その墓参り、大丈夫?行く前に知りたい基本の手順とマナー

その墓参り、大丈夫?行く前に知りたい基本の手順とマナー
墓参りには、マナーや正しい手順があるのですが、「聞いたことも習ったこともない!」という人は多いですよね。墓参りというのは宗教的な行為ですから学校で学ぶことはありませんし、家族や親戚とすることが多いためか正式な手順をこだわってするケースは少ないのです。

しかし、墓参りは亡くなった人や、ご先祖様を供養するための大切な行事ですから、正式な手順やマナーを守って、ご先祖様に失礼がないようにすべきです。

かつては先祖代々の墓を子供が引き継いで、供養をしてくることが多かったですが、最近では少子化が進んで墓参りのマナーが忘れさられつつあります。

そこで今回は、墓参りをする時の正しい手順と守るべき、また知っておいた方がいいマナーについて6つのポイントを解説します。



 

その墓参り、大丈夫?
行く前に知りたい基本の手順とマナー

 

墓参りに持参すべき持ち物


墓参りをしに行くというと、お供え物をしてお線香をあげて合掌をするというイメージが強いのですが、もう一つ大事なことがあります。

■ それは、墓の掃除です。

墓はお寺の中にあることが一般的で、管理費を納めている場合には、寺が掃除もしてくれています。そのため、「自分で掃除をする必要はない。」と考える人が多いのです。

【 墓参りでは、まず掃除をする 】

■ しかし、墓参りに行くときには墓の掃除を最初にするのがマナーです。

・ そのため、墓参りに必要な持ち物は掃除用具お供え物なのです。

 

墓の掃除をする


墓に到着したら、まず桶に水を汲みます。桶はお墓に貸し出し用のものを置いているところが多いですが、ないところでは、自宅から墓参りの時に桶を持っていく必要あります。

また、桶から直接お墓に水をかけるのはマナー違反ですから、柄杓もわすれてはいけません。水を桶に汲んだら墓に向かいます。

【 墓参りでの掃除法 】

■ まず墓の周辺に生えている雑草を抜き、落ち葉やゴミを拾います。墓石が汚れている場合はたわしで軽く磨きます

この時、桶から水をかけながら磨くとより汚れが落ちるのです。墓石は強くこすると傷ついてしまうので注意が必要です。

 

お供え物をする


墓参りで墓の掃除が終わったら、いよいよ墓参りのために持参したお供え物やお花を供えます

【 墓参りでお供え物をする 】

■ 墓にはお花をいけるための花瓶が備え付けられています。

・ 花屋さんで購入した仏用の花をそのままいけると、長すぎて花が倒れることが良くあります。茎は花瓶の長さに合うように切っておくのがおすすめです。

また、お供え物で食べ物や飲み物を置くときには半紙を敷いてからおくのがマナーです。

 

線香をあげる


お供え物を済ませたらお線香をあげます。このお線香をあげる意味は宗教や宗派によって多少異なりますが、大まかに墓参りをする自分たちの身を清めるという役目と、線香の香を漂わせることによってご先祖様や仏様に喜んで頂くという意味があります。

【 墓参りで線香をあげる 】

■ 墓には線香を置く線香皿香炉があるのが一般的です。

・ 線香に火をつけたら手で仰いで火を消し、煙が出た状態の線香を線香皿に置く、もしくは香炉に立てます

 

墓石に合掌をする


線香をたいたら、いよいよ墓参りのメインの合掌をします。墓に向かって自分の手と手を合わせてご先祖様に対して拝む行為ですが、この時に気を付けなくてはいけいないのが、墓より低い位置にから合掌をすることです。

【 墓より低く合掌をする 】

■ たいていの墓は地面に立てられていますから、人間が立つと見下ろす形になってしまいます。

・ そのため、必ずしゃがんで合掌をします。目をつぶってご先祖様に心の中でご挨拶をして語りかける、これが墓参りの本来の目的です。

 

帰宅時の注意点


墓に対して合掌を済ませたら、墓参りは終わりです。ここで帰宅をするのですが、線香は線香皿に入れていて、風が強くなければ飛ばされる可能性は低いため消さなくても問題ありません。

寺に管理費を納めている場合には、花も枯れたら処分してくれることが多いためそのままにしていい場合が多いです。

【 墓参り、帰宅時の注意点 】

■ しかし、気を付けなくてはいけないのがお供え物です。

・ 食べ物のお供えものをした場合には、カラスや虫、鳥に荒らされることがありますから持ち帰る必要があります。

缶や瓶に入ったものであれば、鳥や虫に荒らされることはないかもしれませんが侵入者に盗難されることも考えられますから、持ち帰るのが無難です。

 

いかがでしたでしょうか。墓参りで気を付けるべきことを時系列を追って解説しました。墓参りに行く時期や回数はとくに決まりはありません

お盆とお彼岸に墓参りに行く人が多いですが、それ以外の季節に行くのもいいですし、墓がある場所が住んでいるところから遠く、お盆とお彼岸に行くのが難しいという人は必ず行かなくてはいけないというものでもありません

しかしながら、全くいかないというのはご先祖様に失礼です。墓参りは、自分なりに無理のない範囲で定期的に行くことが大切です。

ご先祖様は墓参りに行かなくても気持ちで供養をしていれば、それをわかってくださいますが、気持ちがあれば自然と墓に足を運ぼうということになるはずです。

今回お伝えした墓参りの手順には、墓参りに行くまでに準備すべきものがあります花や線香、掃除道具です。これらを事前に準備して、抜かりなく墓参りを済ませてご先祖様に喜んで頂きましょう。

 

まとめ

墓参りの手順とマナーとは

・墓参りに持参すべき持ち物は掃除用具とお供え物
・墓に到着する前に桶に水を汲んでいき掃除をする
・掃除が終わったらお供え物の花やお供え物を供える
・線香に火をつけて線香皿に備えるか香炉に立てる
・墓石より低い位置になるよしゃがんで合掌をする
・合掌が終わったら食べ物のお供え物は持ち帰る