冠婚葬祭のマナー☆社会人一年生に多い勘違い作法とは

冠婚葬祭のマナー☆社会人一年生に多い勘違い作法とは
冠婚葬祭のマナーは、社会へ出ると途端に行事事も増え、必要になってきますよね。分からないことを聞ける大人がいない社会人一年生は、冠婚葬祭のマナーについても、ネットで検索を掛けている人が多いのではないでしょうか。

今「大人」と言われる人にだって、社会人一年生だった頃があるので、多少の失敗はOKかもしれません。しかし仕事関係になってくると話は別で、特に冠婚葬祭のマナー違反はあなたや会社の評価を下げることに…。

最近の社会人一年生は真面目な方も多く、結構冠婚葬祭のマナーを学んでいるケースは多いです。必要以上に緊張する必要はありませんが、ある程度は知っておくと、自分も安心ですよね。

そこで今回は、冠婚葬祭のマナーの基本を知っている方々にも役立つ、プラスαとして、知っておくと役に立つ失敗談から、勘違いマナーをお伝えします。

オフィシャルの機会が増えるこれから、先輩たちの失敗談から学ぶ冠婚葬祭のマナーを一緒に確認してください。

 

冠婚葬祭のマナー☆
社会人一年生に多い勘違い作法とは

 

冠婚葬祭のマナー「冠」:成人式

成人式では女性は振り袖、男性は袴やスーツといった服装が冠婚葬祭のマナー、TPO。成人式の着付けセットは、当日の早朝から始めることも。早い方は早朝4時前から美容室へ…。美容室に一斉に詰めかけるので、スケジュール的に仕方がありません。

【 冠婚葬祭のマナー☆成人式 】

★ そのため、できるだけ早く、行きつけの美容室に連絡を取ってみてください。

・ 意外にも行きつけの美容室では、着付けをしていない事も多く、結局おばちゃん美容室に行く羽目に…。おばちゃん美容室のデメリットはメイクが古い!!濃い化粧をされてしまいます。

着付けとヘアセットだけお願いして、メイクは自分で…、という選択肢も考慮しながら進めるとスムーズです。

 

冠婚葬祭のマナー「婚」:結婚式

結婚式でよく見られる失敗談は服装がダントツですが、他の失敗例も…。

【 冠婚葬祭のマナー☆結婚式 】

① 良かれと思って、薄いピンクベージュのドレスで参列したのに、披露宴のライトの下だと新婦のウエディングドレスと丸かぶりの白色にしか見えなかった…

→ 新郎と新婦の衣装の色にかぶらないよう、ドレスの色は白だけではなく、ベージュやピンクなどの色は、披露宴会場の照明によって、白色に見えるかも!

② 結婚式のご祝儀は紅白ならなんでもいいのかと思って持っていったら、水引がちょうちょ結びの祝儀袋でみんなに冷たい目で見られた。

→ 結婚式のご祝儀袋は、紅白の水引で結びきりの祝儀袋で包んでください。

金額は¥20.000~を包むように。最近は偶数でも気にしないという方も多いのですが、お食事もすることを考えると、¥30.000は包んだほうが奇数になってベターです。

③ 席次表をちゃんと見ずに、新郎の近くの席に座ったら、周りがちょっと立派なおじさんばかりだった!

→ まず、席次表はしっかり見てください。さらに最近結婚式スタイルで増えてきた自由席だとしても、高砂の前の席は上座になり、重要なゲストの座る場所

主賓と言って、会社の社長さんや取引先などが座るところと考えて、避けるのが冠婚葬祭のマナー。冠婚葬祭のマナーとして当然のことなので、気をつけてください。

 

冠婚葬祭のマナー「葬」:お通夜、お葬式

冠婚葬祭のマナーで失敗談が多いのが、この「弔事」と言われるお悔やみ事。

【 冠婚葬祭のマナー☆お通夜・お葬式 】

① お通夜は「平服」で行ったほうがいいと、ネットに書いてあった通りにしたら、会場で自分一人が普通の服で早く帰りたかった。

→ お通夜は平服というのは昔の話で、現代はほぼ喪服。(平服でもダークスーツ程度に留め、あまりラフな格好で行くのは冠婚葬祭のマナーではNG。)

ちなみに近年では、会社に喪服を置いている人も多く、そのまま通夜に出向く方も多いとか…。訃報はいつ来るかわかりません。社会人たるもの喪服の一着はすぐ用意するべきです。

② 焼香の仕方がいまいちわからず、いざ自分がまわってきて、しばらく祭壇の前で固まっていた。知り合いのおばさんがジェスチャーで遠くから教えてくれた。

→ 焼香ですが、最近は葬儀会社が運営している葬儀場で行われることが多く、祭壇に出て粉状のお線香をあげる事が多いので、日頃からチェックしてください。

それでは焼香の簡単な手順ですが、僧侶、遺族、祭壇に一礼。粉状のお線香をつまんで額に近づけて香炉に落とす、これを1回~3回繰り返すだけ。宗派によって回数が違うため、前の人と同じ回数することを心がけてください。

終わったら祭壇、僧侶、遺族に一礼。コレができれば◯です!

③ お寺でお経を読んでいる時、正座で聞いていたため、いざ焼香する時に足がしびれて立てず、前の人にしがみついて一緒に倒れてしまった

→ 座りなれない人が正座をするときは、マメに右足、左足と交互に崩してみると楽になるはず。それをするだけでも随分しびれ方が違います。

立ち上がる1分~30秒前に、正座から足だけを立て、かかとにお尻をのせておくのが、しびれを取ってすんなりと立ち上がるコツ。見た目も半正座の様な形ですし、違和感はありません。

④ 袱紗ごと香典を渡してしまった。

→ 袱紗は風呂敷と同じような使い方で、渡すまでの間大切に包む役割を果たしています。渡す際は袱紗を香典の座布団のようにして、香典のみお渡しするのが作法です。

 

冠婚葬祭のマナー「祭」:法事やお盆

お盆よりも法事での失敗談が多い最後の「祭」。法事もこれから機会が増えるので、是非参考にしてもらいたいところです。

【 冠婚葬祭のマナー☆法事やお盆 】

① 法事も喪服で出席するのがいいかと思っていたら、みんな地味な色だったけどわりとカジュアルだったので、自分だけが浮いてた。

→ 法事も回数を重ねるごとにラフになっていきます。

一周忌、三回忌、までは喪服で出席する方も多く七回忌~の法事では地味な色のスーツや、黒っぽいワンピースなどを着る方が多いです。

② 法事の後に会食があるなんて知らなくて、香典が少なかったかも…。

→ 法事の場合終わった後の会食(お斎)があるので、会食に出席するのであれば¥10.000の香典に+¥10.000は包むと失礼になりません。香典金額+会食代が正解。

冠婚葬祭のマナーは相手への気遣いが重要なことを、覚えておくと振る舞いも分かります。

 

いかがでしたでしょうか、誰だって初めてのことや知らないことでは失敗するもの…。先輩たちもみんな最初は一年生なのです。いろいろな経験をして、少しずつ冠婚葬祭のマナーを会得してきた事は否めません。

ですから、ネット検索での対策はもちろん、失敗したとしても、体験したこと知ろう、学ぼうとしていれば、冠婚葬祭のマナーは自然と身について来るはず。学生時代にはついつい、何も考えずに出席してしまうものですが、一度理解すれば大丈夫。

最近では冠婚葬祭のマナーもグローバルなものになりつつあります。ひと昔前はほとんどが仏式の葬儀だったものが、今では神式はもちろん、キリスト教式のものも多くなり、葬儀の場に立って始めて気づき焦った!などの体験談も多くなりました。

結婚式でも教会での結婚式ばかりではなく、宗教を感じないよう、人前式などの選択も増えています。その時々で案内を確認し、相手に敬意を表するためにも、事前に冠婚葬祭のマナーを調べて出向くと、安心です。

まとめ

冠婚葬祭のマナーに多い勘違いとは

・成人式は早め早めに着付け予約をする
・結婚式の祝儀袋は結びきり
・式では上座下座を意識して席選び
・近年ではお通夜も喪服が多い
・法事は回数を重ねる毎にラフになる


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