食事のマナーをおさらい!会食で押さえたい7つの作法

食事のマナーをおさらい!会食で押さえたい7つの作法
食事のマナーなんて、毎日食べているしわかってるよ!」なんて思っている人も多いですよね。でもその食事マナー「本当に正しいですか?」と言われると、自信が持てるほど、確認したことのない人々が大多数!

上司や取引先との会食、また結婚式や顔合わせでの食事会。きちんと食事マナーを守って美しく食べる自信、意外にない人が多いのです。「そういわれると…。」想像すると、案外ドキドキしてしまうなら、もう少し勉強が必要かも知れません。

食事をする機会は多くても、「食事マナー」となると、知らないことは意外とたくさんあるものなのです。完璧に覚えるのは無理でも、必要最低限の食事マナーはしっかりとおさえておきたいですよね。

そこで今回は、会食の席でも堂々と食べられるよう、押えるべき食事マナーにまつわる、7つの作法をお伝えします。

 

食事のマナーをおさらい!
会食で押さえたい7つの作法

 

背筋をピンと伸ばす!

基本の食事マナーは、背筋をピンと伸ばして食事をすること。背筋が伸びて食事をしている姿が見てみても気持ちがいいものですし、「少しの失敗も隠されてしまうかも?」という位大切なことです。

【 食事マナー:姿勢 】

★ 基本の食事マナーを守っているようでも、食事に自分の口を近づけていくような食べ方は、見ていて不快に思われてしまいます。

背筋をピンと伸ばすことは、食事中急にしようと思っても、なかなか出来るものではありません。日々の生活の中から、「背筋を伸ばす」といことを心がけるようにしてください。

 

手に持ってはダメ!な食器

和食をいただく時、食器を手に持って食べることがありますが、これは「どの食器も手に持っていい」という訳ではありません。ご飯の茶碗や汁椀だけでなく、煮物などの小鉢は手に持って食べる方が、スマートな場合があります。

【 食事マナー:手に持ってはダメ! 】

★ でも逆に焼き魚や刺し身などの皿や、自分の手の平よりも大きな皿を手に持って食べるのはNGの食事マナー。

・ なんでかんでも皿を手に持って食べるのではなく、「手に持っていい皿か、ダメな皿か」を確認しながら、食事をするようにしてください。

 

空いた食器を重ねるのは…

食事が終わって空いたお皿は、テーブルの上を広くしたいと思ってしまったり、その方が持ち運びに楽だろうと、ついつい重ねてしまいたくなります。けれども、それは実はNGの食事マナーなのです!

【 空いた食器重ねは、NGの食事マナー 】

★ 重ねた食器を不用意に汚すことになってしまったり、椀に傷をつけたり、器を欠けさせてしまったりすることもあります。

なんとなく、片付けを手伝ってあげたほうが、マナーよく見えそうな気がしますが、食器は、もとあったところに戻すだけで十分!なのです。ついついやってしまいがちなので気をつけてください。

 

手を受け皿にするのは…

箸で持って口に運ぶ途中に、つい空いている手を添えてしまうこと、経験があるのではないでしょうか。これも実は手盆と言って、NGの食事マナー!「箸で持ったものが、途中で落ちてしまいそう…。」「汁気がしたたってしまいそう…。」と、ついつい手を添えてしまいがちです。

【 手を受け皿にするのは、NGの食事マナー 】

★ 本来はそうならないように、しっかりと汁気を切って、箸で持つべきなのだと理解してください。

どうしても不安な場合には、手ではなく取り皿等を使い、口のそばまで持っていかず、スマートに口に入れるようにする方法がベターです。

 

箸使いのタブーは基本中の基本

食事マナーの中でも、箸の使い方にはたくさんのタブーがあります。このたくさんのタブーをしっかり押さえておくだけでも、スマートに美しく食事をすることが出来るのです!

【 NG注意!箸の食事マナー 】

・ 「ねぶり箸」 … 箸先をなめること。
・ 「寄せ箸」 … 箸で食器をひきよせること。

などなどは、一緒に食事をしている相手が見ているだけでも不快になります。

食事のマナーは美しく見せることだけでなく、食事をともにしている相手を不快にさせない、ということも大切な要素なのです。

 

洋食は基本のカトラリーを外側から使って

洋食での食事マナーで、みなさんが一番不安に思うのは、最初からテーブルに揃えられているスプーンやナイフ、フォークなどのカトラリーをどこから使ったらいいか?ではないでしょうか。

【 洋食の食事マナー:カトラリー 】

★ 基本的にこれらのカトラリーは、出て来る食事の順番に外側から使っていけば間違いありません。

・ それでも万が一間違って、他のカトラリーを使ってしまったとしても、必要なものにだまって取り替えてもらえますから、安心してください。

「カトラリーは外側から」、これが洋食でのマナーの基本です。

 

中華の円卓での食事マナー

外食のバリエーションが広い日本では、中華の円卓での食事マナーも、基本を押さえておくと安心。

【 中華円卓の食事マナー:席次 】

★ 円卓の場合の上座は、出入り口から一番遠い席になり、その右側が2番目、上座の左側が3番目の順番になります。

・ 食事は上座の人が先に取り、右回りに取っていきますが、2週目以降は順番はありません。

全員がとりおえた後は、おかわりをしても大丈夫です。食べ始めるタイミングは、最後の人が取り分けたのを待って、一緒に頂くようにします。比較的食事マナーが厳しくない中華ですが、自分が取ったらすぐに食べ始めてしまわないよう、そこは注意が必要です。

 

いかがでしたでしょうか、食事のマナーは美しく食べることだけではなく、一緒に食事をする相手を不快にさせない、ことが大切です。食事は、自分ひとりでするのでなければ、必ず相手がいることです。

せっかく美味しいお料理を頂いていても、相手がクチャクチャと音を立てて食べたり、お皿に口を近づけてガツガツ食べたり…。ファーストフードはそう食べても美味しく見えるものですが、雰囲気を大切にする会食では、食事自体も台無しにしてしまうことになります。

一緒に食事をする相手のことを気遣いながら、より美しくよりスマートに食事を出来るようになれば、どんな会食の席も怖くなくなります。まずはしっかり基本のマナーをおさえて、家の食事で練習してみましょう!

 

まとめ

会食で押さえたい食事マナー

・背筋を伸ばして食事するのが美しい食事
・大きなお皿は手に持たずに食べるのが作法
・自分で食器を片付けたり重ねるのはNG
・手を添えて食べるのは実はNGマナー
・ねぶり箸や寄せ箸は、ご法度中のご法度!
・洋食のカトラリーは、外側から内側
・中華の円卓では、全員が取り分けるまで待つ


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