夫婦喧嘩は子供が近くにいても関係なく、ふいに起こりそうになりますよね。夫婦喧嘩を子供に見せてしまうことはダメ!と言われても、我慢をしていると「膿」が出てしまうことも多いです。
確かに、夫婦喧嘩の影響は子供に影響することが多いことは否めません。最近の研究結果では、夫婦喧嘩を子供が頻繁に見て育つと、脳に何らかのダメージが加わり、語彙理解力や記憶力の低下などの障害が出るとも発表されました。
ただ、夫婦喧嘩を子供も前で絶対しない!となると、朝から晩まで話し合う機会はなくなってしまいますし、一抹の不満や不安を抱えながら毎日過ごしていくと仮面夫婦にもなり兼ねません。
…それならば、夫婦喧嘩でも子供に影響を与えない、「明るい」喧嘩にしてしまう方法はいかがでしょうか。冷静に気持ちを伝え合って、最後には仲直り…、自然体で仲の良い姿を見せるのです。
そこで今回は、夫婦喧嘩を子供に見られても、喧嘩と捉えられない文句の言い方のコツ、例などを交えてお伝えしていきます。
夫婦喧嘩、子供がいても大丈夫☆
笑い話になる文句のコツ
夫婦喧嘩になる原因
夫婦喧嘩が子供の前でついつい始まってしまう時、特に物言いや言葉遣いに「カチン」と来てしまうことが多い結果がでています。
子供が真似することが多いので、意識して観察すると、口癖が分かり治しやすいかもしれません。
【 夫婦喧嘩になる原因とは 】
1位 物言いや言葉遣い
2位 生活態度
3位 家事や育児など
4位 お金
…などがあります。
お金事にまつわる夫婦喧嘩
世間一般では、女性が一家の財布を握る事が多い傾向がある日本の家庭、財布を握った側は支出が分かっているので、無駄な買い物はしませんが、財布の中身をあまり知らない人は違います。
そこで夫婦喧嘩が子供の前でも関係なく、ついつい起こりやすくなるので、「一緒に節約をする」「共通の貯蓄目標を持つ」など、夫婦喧嘩を子供の前でしてしまう事態になる前に、共通認識を確認するのが、ひとつめの回避するコツです。
【 夫婦喧嘩、子供の前始まった時:お金 】
★ 「お金がない」の言葉は、子供の性格によっては「僕のせいで喧嘩になったんだ」「僕の習い事が高いから…」と自分を責める結果になるケースがあるので、できるだけ避けてください。
・ 妻側がお金について旦那へ苦言を呈してしまった時には、「ごめん、自分だけではどうすれば家計が回るか、不安で仕方なかったから…。」などと素直に明るく、伝えてみるのはどうでしょうか。
その上で、「あぁー、ギブアップ!明日から毎日もやしでいい?」と伝えてみると、「もやしって!」と、笑い話になるかもしれません。
【 お金を使い過ぎる旦那へ試したポイント 】
★ 男性は怒られると反発してしまいますが、白旗を上げて頼られると「何とかしなきゃな…。」と言う力も出てきやすいです。
・ 子供のいる家庭ならなおさらですので、明るく伝えてみる方法が合う家庭もあります。
家事育児についての夫婦喧嘩
「イクメン」の言葉が注目をされているように、男性としてはお出掛け時に子供を抱っこしたり、休みに家族で出かけると「できたパパ」と本人も周りも周知しやすいです。
そこで、「それなのにもっと手伝わなくてはならないの?」「それなのに家事育児ができないの?」と旦那側は思い、女性側は「こんなに忙しいのに…。」と不満を抱えるパターンが多い傾向にあります。
【 夫婦喧嘩、子供の前始まった時:家事育児 】
★ そこで、ぐっとこらえて我慢することも、大和撫子でいいのですが、その我慢が爆発!夫婦喧嘩が子供の前で始まる悩みがしばしばあります。
・ そこで、本気文句になる前に小出しに、そして旦那を責めるのではなく、「疲れてしまってどうしようか、悩んでいるんだ…。」と悩み相談をする気持ちで、伝えてみる方法はいかがでしょうか。
夫婦の関係性によっては、ちょっとユーモアを交えて「子供を抱っこしすぎて、手が~!手が~!助けて~!」なんておどけてみるのも、笑顔になって良いかもしれません。
片付けや生活態度
子供がいると不思議と片付けても散らかってしまいがちですよね。外で働く男性には育児しながらの家事が、いかに困難か分かっていないことも多いのです。
家に居る=ヒマしている と勝手に思われしまうと、ついつい夫婦喧嘩が子供の前で勃発しやすい傾向にあります。「365日休みなしなのに…。」したくてもできない現状があること、伝えたくなるのも仕方がありません。
【 夫婦喧嘩、子供の前始まった時:掃除の苦言 】
★ 一瞬イラっとしますが、心に思っていなくても「ごめんね」と表面上謝っておいた後で、すかさず一緒にしてもらえるようお願いしてしまうのも、効果的です。
・ 下手に出ていますが、パパも巻き込む事に重きを置いて、お願いするトーンで話してください。
言葉遣い、言い方
疲れたり精神的に参ってたりすると、自然と言葉遣いも荒くなったり、汚い言葉を使ってしまいがちですよね。
一番の夫婦喧嘩の原因は、この言葉遣いとも言われています。機嫌の悪いとき…、ちょっとした言葉に、妙にイラっとしてしまうことはないでしょうか。
一瞬のイラっとした気持ちを言葉にのせて相手に返してしまうと、夫婦喧嘩が始まってしまいやすく、夫婦喧嘩を子供に見られてしまうパターンで多いのも、このタイプです。
【 夫婦喧嘩、子供の前始まった時:イライラ 】
★ イラっとしてもいいですが、気持ちを言葉にのせずに済む方法とは、何も言わない事で、深呼吸など他の意見もありますが、安全度で言えば、やはりこれが一番です。
ただ、我慢していると消化不良を起こしやすく、ストレスも溜まりやすいですから、そんな時にとっておきの方法を試してみてください。
【 夫婦喧嘩、子供の前始まった時:イライラを表現 】
★ それは、大げさにほっぺを膨らませて、「怒っているぞ」と顔で表現する方法で、目まで怒らせなくてもOKで、ほっぺを膨らますだけで十分です。
・ トゲトゲした言葉を発した相手に、意思表示できれば合格として、表現してみてください。その顔を見ても子供は「変な顔~っ!」と言ってくる程度で、喧嘩しているとは思わないはずです。
相手もその顔を見て何か感じるため、しばらくすると「悪かったな」と思って何かのアクションを起こしてくれるかもしれません。
いかがでしたでしょうか、今回は夫婦喧嘩が子供の前で勃発してしまいそうな時の、上手な回避方法、明るい空気に変えたり、子供に居心地の悪さを感じさせない例を体験談からお伝えしました。
けれどもやはり、夫婦喧嘩は子供から見ても居心地の悪さを感じずにはいられないものが多いため、夫婦喧嘩は子供の前ではやらないに越したことはありません。
夫婦喧嘩が子供の前で勃発した時には、感情的にならないことがポイントで、感情的にならないためには、感情のウラにある「本心」を素直に伝えることです。
「その言い方で言われると悲しい」「家事育児で掃除まで行き届かず、私も辛い。」など、そして素直な「ごめんなさい」と「ありがとう」で、かなり雰囲気は変わってくるのではないでしょうか。
そして「そんなパパ(ママ)なんだけど、やっぱり好き。」と言う、許容と仲直りの姿をぜひ、夫婦喧嘩を子供に見せてしまった後には、見せてあげてください。
まとめ
夫婦喧嘩を子供の前でしてしまった時の対処法
・感情に任せて言葉をしゃべらない
・ユーモアを入れて苦言する
・素直な気持ちを伝えて「頼る」
・怒っていても「ごめんね」を伝える
・頬を膨らませるジェスチャーで表現
・不満は小出しに「相談」として伝える
・相手を責める伝え方を避ける