お祝いのスタンド花のマナー☆相手に喜ばれる心遣いとは


新しいお店ができたり、会社が移転や新事務所を構えた時などには、スタンド花をよく見かけますよね。ですが、もしも送る側になったらどうすればよいのか、よく分からないという人も多くいらっしゃることでしょう。

「そんなもの贈ることなんてないよ」と思われるかもしれませんが、社会人となれば交流範囲も広がりますし、会社の関係で手配を頼まれる可能性もあります。そんな時に、マナーも知らずスタンド花を贈ってしまい、相手を不快にさせてはせっかくのお祝いムードに水を差すことになります

スタンド花を贈るには、マナーを守り相手に対する心遣いが必要になります。そこで今回は、お祝いのスタンド花を贈るマナーと相手に喜ばれるための方法についてお伝えします。

設置スペースを確認する

一言でスタンド花と言っても色んな大きさがありますが、最も小さくても高さが1m、幅は0.5~0.6mくらいあります。小さいものと言えど、それなりの大きさがあります。

さらに、一般的なものとなると高さが1.7~1.8m、幅は1~1.4mくらいあり、かなりの大きさになります。それだけのサイズのものを相手は設置しますので、そのスペースを確認すべきです。

一般的なのを贈れば間違いないだろうと、たかを括るのは危険で、もしも置けない大きさであれば、邪魔になってしまい迷惑です。そうならないために、どれくらいの大きさがよいのかを事前に把握しておきましょう。

 

依頼は余裕を持って

いつまでにスタンド花を贈ればよいかを確認するのは言うまでもありませんが、だからといって業者に依頼するのをギリギリにしてはいけません花の種類は時期によって違いますし、すぐに理想のスタンド花が用意できるとは限りません

お祝いで贈るものですので、せっかくなら理想どおりの素敵なものを相手に届けたいものです。なので、日にちに余裕を持って業者に依頼をしておきましょう。

ただし、花が持つ時間は長くなく、だいたい7日間程度ですので、相手に届く日は飾る直前が理想的です。

スタンドを回収してくれる業者を選ぶ

開店祝いなどで飾るスタンド花も一定期間を過ぎれば、片付けなければなりません。花は開店祝いに駆け付けた関係者やお客さんに、一部を持って帰ってもらうことも可能ですし、残っても業者が回収してくれます。

ですが、スタンドは業者によっては、回収してくれないところもあります。もしもスタンドを回収してくれなければ、こちらで何とかするしかありませんが、片付けるにしてもかなりの大きさがありますし、処分するのも大変です。

なので、スタンド花を依頼する業者は、スタンドを回収してくれるところを選ぶことが、相手への気遣いになります。

 

立札をきちんと記載する

スタンド花には、届け先の屋号や会社名が書かれた立札(木札)が付き物です。これは、スタンド花が一般的に外に飾られるため、立札を付けておくことで、外を通る人に新店舗のオープンや新会社が設立したことをアピールするためです。

また、立札には注文した側の情報も記載できますので、こちらの宣伝効果もあります。なので、立札にはとても重要な意味があるため、きちんと記載しなければいけません。記載する一般的な文言は以下のようになります。

・お祝いの文言:「御祝」「祝御開店」「祝御移転」など

・届け先:屋号もしくは会社名

・注文者:「社名」「役職」「氏名」(役職や氏名ではなく○○株式会社一同のような表記でもOK)

これが、出演祝いや公演祝いなどであれば、届け先を屋号や会社名ではなく、出演者の名前や公演の名前を記載します。特定の出演者ではなく、公演そのものに花を贈る場合は、出演者の名前や公演の名前は記載しなくても構いません

どれだけ立派で綺麗な花であっても、立札がなかったり文言がみっともなければ、相手は気持ちよく飾ることができません。相手が胸を張って飾れるように、立札には十分に気を遣いましょう

 

持ち帰れるように包装紙を用意する

お祝い事で縁起のよい花ですので、もらいたい人もいますし、実際に持ち帰るのは可能です。ただし、相手が持ち帰るための包装紙を用意しているとは限りません

なので、スタンド花を注文する時に、一緒に持ち帰り用の包装紙も頼んでおきましょう。ただし、会場や店舗、地域によっては、持ち帰れない場合もありますので、その辺は事前に確認が必要です。

 

スタンド花を贈る際のマナーは、相手が不快にならず気持ちよく受け取れるかに気を付けなければなりません。いかに、飾る側の立場になって考えるかが大切です。

設置スペースの確認をしなかったために、花を贈ったものの飾れないサイズだったら意味がありません。結構大きいものですので、回収されるまでは、邪魔で仕方ありません必要な日に届かないのは論外ですし、立札を忘れるのもマナー違反です。

持ち帰り用の包装紙は、必ずいる物ではありませんが、ある方が相手が受ける印象は良くなります。ただ、注文して贈ればよいだけではなく、細かいところにまで気を配らないといけません。お祝いムードに水を差さないように、きちんとしたスタンド花を贈って相手を祝福していきましょう。

まとめ

スタンド花を贈るマナーと相手に喜ばれる心遣いは

・花の大きさを決めるため設置スペースを確認する
・日にちに余裕を持って業者に依頼し届く日はギリギリにする
・スタンドを回収してくれる業者を選ぶ
・立札はアピールになるのできちんと記載する
・持ち帰り用の包装紙も花と一緒に頼んでおく


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