出産祝いの祝儀袋を用意する時に気をつける7つのこと


お祝儀袋と言えば、結婚祝い。でももう一つ、機会があることを忘れていませんか?そう、出産祝いです。出産もおめでたいお祝い事の一つですよね。

結婚祝いのお祝儀はよく聞くけれども、出産祝いのお祝儀ってどうしたらよいの?いつ渡せば良いのか、金額はどのくらい用意したらいいのかなど、お祝儀袋を用意する前に気にしてしまうものですよね。

今回はそんな悩みに答えるべく、出産祝いのお祝儀袋を用意するときに気をつけることをまとめてみました。

 

出産祝いの祝儀袋を用意する時に
気をつける7つのこと

 

お祝儀袋の種類はどれ?

お祝儀袋を買いに行った際に水引きの種類が複数あることに気づき、どれが正しいのか迷うことがあると思います。水引きの種類は「蝶結び」「結びきり」「あわじ結び」の3種類あります。

まず「結びきり」「あわじ結び」ですが、水引きを固く結んであり、一度結んだらほどけない絆に例え、結納、婚約、結婚祝いなどによく用いられます。もう二度と繰り返さないようにという願いから、御見舞や快気祝いに使われることもあります。

一般的なお祝い事に使われるのは「蝶結び」です。何度も結んだりほどいたりできる結び方なので、人生に何度あってもいいことに用いられます。つまり、出産祝いの場合はこの「蝶結び」のお祝儀袋を使うのが正解です。

 

お祝儀袋の書くペンはどうするの?

お祝儀袋を購入する際に、何で書けばいいんだっけ?と気になることがあるでしょう。近くに筆ペンコーナーがあったりするのですが、筆ペンにも種類があるので気をつけましょう。

まず、毛筆で書くこと。これは最低限のマナーです。ボールペンやサインペンで書くのはNGであることは覚えておきましょう。

また、薄墨はお葬式など法事の際に使われるものなので、出産祝いなど慶事の際には濃い墨で書くようにしましょう。できれば、筆ペンでなく、毛筆で書ければ望ましいでしょう。

 

表書きはなんて書けばいいの?

出産祝いの場合、表書きにはなんて書けば良いのでしょうか。ポピュラーなのものを紹介しますと、「御祝」「お祝」「祝御出産」「御出産御祝」「祝御安産」となります。

その下に名前を記入しましょう。贈り主の姓またはフルネームを記入します。もし連名で贈る場合には、左右に2人の名前を記入しましょう。夫婦で連名する場合には、中心にご主人の名前を、奥さんの名前は左側に名前のみ記入するのがスタンダードです。

 

金額はどのくらい用意すればいいの?

出産祝いで包む金額ですが、お付き合いの程度に応じてとなります。一般的には5000円から10000円程度の金額が相場になっています。

もしも年齢や立場に不相応な金額である場合、かえって贈られた相手の負担になってしまうこともあります。5000円から10000円という相場もあくまでひとつの参考価格であって、これが絶対というわけではありません。

個人の付き合いの深さ、あるいは地域の伝統的な習慣によって多少変わってくることでしょう。ただし、お祝い事ですので、4(死)や9(苦)を使った金額は贈らないように注意しましょう。

 

用意するお札はやっぱり新札がいいの?

人に贈るお金は新札が良いと言われていますが、結婚祝いの場合もそうなのでしょうか?はい、その通りです。出産祝いもお世話になった方へ贈るギフトなので、当然新札のほうが喜ばれます。汚れたものや折れ曲がったものは出来るだけ避けるようにしましょう。

なかなか新札なんて手に入らないよと言う場合には、銀行窓口やATMで両替を行うことで新札が手に入ります。また、ホテルのフロントでお願いするのも良いでしょう。

 

お祝儀袋への包み方はどうすればいいの?

お祝儀袋への包み方、特にお札の向きで悩む方をよく耳にします。まず、お札は人物が書いてある側が表で、景色が書かれているのが裏側です。

お祝儀袋と中袋とお札は表の面が揃うように入れます。上包みタイプのお祝儀袋の後ろ側は、水引きをはずし、上を折ってから下を折り、水引きをつけます。

ちなみに、お札の上下は人物の顔のある方が出口、つまり袋の入り口側に近くなるのが正しい方向です。

 

お祝いはいつ渡したらいいの?

お祝いを用意したら良いが、いつ渡したらいいのか悩みどころだと思います。確かに渡すタイミングは気をつけなくてはいけません。

現代では医療が進み、一昔前より格段に安全に産めるようになったとは言え、出産まで母子ともに何があるか分かりません。産まれて少し落ち着いた状態になってから贈るのが良いでしょう。

宅配などを使ってお祝いを贈る場合はそうでもありませんが、手渡しの場合は先方の都合を確認して行くように気をつけましょう。

 

以上7点、出産祝いのお祝儀袋を用意する際に気をつけることをまとめましたが、いかがでしょうか。

出産は用意するときから渡すときまで色々と配慮しなくてはならないことは確かです。渡す相手のことを一番に考えることができれば受け取った側にも非常に喜ばれるはずです。


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