のし袋の表書きと祝儀袋の選び方。案外知らないマナー集

のし袋の表書きの書き方、曖昧ではないですか?冠婚の儀式で準備するアイテムの1つがのし袋。正確には祝儀袋の右上に付いている折形のことを、「のし」と言います。

のしという言葉には縁を伸ばすという意味が込められているので、お祝いごとの席ではとても喜ばれます。けれども、お葬式など弔事には良くない縁が引き伸ばされてしまうとのことで、のしは使われません

さて、のし袋の表書きには実は基本的なマナーがあります。とは言え、のし袋の表書きのイメージはあっても、なかなか普段の生活の中で頻繁に使用しないため、いざという時に迷ってしまう人も少なくありません。

そこで今回は、案外知らないのし袋の表書きのマナーと基礎知識をまとめました。のし袋の表書きの書き方はもちろん祝儀袋の選び方まで、今から冠婚葬祭で準備する人々にも、すぐに分かりやすく説明しましたので、参考にしてください。

 

のし袋の表書きと祝儀袋の選び方。
案外知らないマナー集

 

のし袋の表書きの前に知りたい、種類の知識

のし袋の表書きの法則を知る前に、のし袋そのものの種類について少し説明します。

【のし袋の種類】

■ のし袋には、正式タイプ略式タイプがあります。

・もしもあなたが正式な贈り物を誰かに贈る場合・・・

包み紙をして、水引をかけて「草」「真」「行」などの祈りのしを付けます。

■ 結婚のお祝いとして贈る時

「真」ののし袋を準備します。また、略式で贈るときには、「文字のし」「判のし」「松葉のし」「わらびのし」と呼ばれる印刷のしでも、問題ありません。

このようなのし袋の数々は、今ではコンビニやスーパーでも簡単に手に入るようになり、とても便利になりました。

 

のし袋の表書きの基本の礼儀

【のし袋の表書きを記す時のマナー】

■ 「筆」や「墨」を使うことは基本的事項です。

こちらは大前提、しっかり覚えておきます。習字の墨と筆がベストですが、最近では筆ペンを利用する人々も多くなりました。間違えてもボールペンなどでのし袋の表書きは書いてはいけないので、注意してください。

【のし袋の表書きでの、慶事と弔事】

■ のし袋の表書きでは、墨の色の濃さで慶事と弔辞を判断します。

・ 結婚式やお祝いごとなどは、墨を濃くして表書きを書いて下さい。
・ 弔事に関しては慶事の時とは真逆の薄い墨を使うようにして下さい。

お葬式などの弔辞で薄墨を使うことに違和感がある人々は確かに多いです。実は、薄い墨を使うのには、悲しさのあまりに涙が溢れて、墨の色が薄まってしまうという謂れがあります。昔ながらの謂れは、何だか面白いですね。

前述した筆ペンにも弔辞ののし袋の表書き専用の薄墨タイプが販売されているので、必要なときには文具店などをチェックしてみて下さい。

 

のし袋の表書きでの、数字の書き方

【のし袋の表書き、金額に関する基本マナー】

■ 慶事でも、弔事でも、のし袋の表書きの他、しっかりと金額を明記してください。

・ 必ず中に入れた金額を、旧字体の漢数字で書きます。

ほとんどの人が「壱、弐、参」と書いていますが「一、二、三」でも間違ってはいません。間違っても「1、2、3」と表書きに書かないようにするのが、のし袋の表書きのマナーです。

そして、のし袋の表書きとともに、裏面に住所と自分の名前を忘れずに書きます。金額の明記に関しては、絶対に間違ってはいけないところなので、慎重に進めてください。

 

慶事と弔辞の水引マナー

のし袋の表書きマナーはもちろん、選ぶ際には必ず慶事と弔事を間違わないようにしなければいけません。水引でも明らかな違いをチェックすることが出来ます。

【のし袋の表書きマナー、慶事弔辞の水引】

■ 基本的に結婚式やお祝いごとなどの慶事・・・

・ 「紅白」や「金銀」などの色が用いられています。
・ 水引の本数は奇数に定められています。

■ 弔事の場合・・・

・ ご存知の通り「黒白」、ただし白のみの場合もあります。
・ 本数は偶数が基本です。

のし袋の表書きも細心の注意が必要ですが、水引に注目すれば、色んなことがわかります。

 

のし袋の表書き・結婚祝いの場合

【結婚祝いに選ぶ、ご祝儀袋】

★ 基本的に結婚式のお祝いを包むご祝儀袋は水引が「結び切り」タイプ。

これにはその結婚が、「一度きりのお祝いになりますように」との意味が込められています。

結び切りタイプは慶事・弔辞ともに使われます。弔辞に使われる不祝儀袋やお見舞いでも、「このようなことが一度きりでありますよう」結び切りを用います。

【結婚祝いを渡す場合の、のし袋の表書き】

★ 慶事は濃い墨でハッキリと「寿」「御祝」と書きます。

心配な方は、表書きの文字を書く前に何度か練習されることをオススメします。

 

新郎新婦から渡すのし袋の表書き

結婚祝いとして、出席者が新郎・新婦に贈るというケースだけではなく、新郎と新婦からお世話になった人に対して贈り物を贈るケースもあります。仲人さんや結婚披露宴で挨拶をして下さった方に贈るパターンです。

【新郎新婦から渡す、のし袋の表書きマナー】

★ のし袋の表書きは、「御礼」です。

・こちらも1度きりのお祝いごとにしたいという意味を込めて、結び切りにします。もしもの時のために、結婚披露宴当日は予備として、複数枚のし袋を持参すると安心です。

ちなみに結び切り以外にも、鮑結び(あわじ結び)を使うこともできます。鮑結び(あわじ結び)は解くことが難しいだけではなく、ぎゅっと固く結ばれる様子から、婚礼の場では好まれます。特に関西地方で用いられる水引です。

 

のし袋の表書き、お祝いごとのマナー

結婚とはまた別のお祝いごとで、のし袋を使うことも多くあります。このような時、どのようなのし袋を選べば良いのでしょうか?

【卒業式や出産などのお祝いごと】

★ 基本的に何度めでたいことがあっても良いお祝いの場合・・・

蝶結びの水引を使います。

蝶結びは一般的にどんなお祝いごとにも、使うことが出来るというメリットがあります。この場合の、のし袋の表書きは「御祝」にしておくのが、無難です。

墨の色も濃くして、おめでたい雰囲気を演出します。最近では、コンビニでも色々な種類ののし袋やご祝儀袋が販売されていますので、とても便利です。

 

いかがでしょうか。今回は、いざという時に困らない!のし袋やご祝儀袋に関する内容を解説しました。慶事と弔事の時に使うのし袋について見分けはつくけれど、水引に込められた意味や、墨の濃淡の意味までしっかりと理解出来ている人はあまりいません

また、会社の同僚の結婚式など複数人でお祝いを出すケースも多いです。その場合、立場や年齢の高い順から、右から左へ書き進め、三名までを限度とします。それ以上の人数で出す場合には、別紙にて名前を添えるのが、のし袋の表書きマナーです。

このように自分では何となく分かっていると思い込んでいても、案外的外れなことをしているかもしれません。こちらの記事をせひ参考にして頂き、きちんと確認して準備できれば、社会人として安心です。

 

まとめ

のし袋の表書きや祝儀袋、事前に知りたい基礎知識

・のし袋の種類を知っておこう
・のし袋の表書きは、筆と墨を使って書きましょう
・金額ってどう書けばいいの?
・慶事と弔事を間違っていない?水引でチェック
・【結婚祝い】のし袋の表書きと選び方は?
・新郎・新婦からお世話になった人へ渡す場合
・【お祝い事】のし袋の表書きと選び方は?


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