法事後の会食挨拶で恥をかかない為の7つの一般常識

法事後の会食挨拶で恥をかかない為の7つの一般常識

法事が終わると、施主にとっては万事無事執り行うことができて一息…といった気持ちかもしれませんが、まだ気を抜くのは早いのです。

法事の後には何が待っていますか?…そう、会食です。自宅やお寺、レストランなどで参列者に食事をふるまう会食を、お斎(おとき)と言います。これは、僧侶・参列者に感謝をこめて行うものです。

つまり、フランクな食事会ではないため、会食の前後に施主からの挨拶を行う必要があるのです。法事の挨拶のみしか考えていないと会食の際に慌ててしまいますので、事前に考えていくといいでしょう。

そこで本記事では、法事後の会食挨拶で恥をかかない為の7つの一般常識をご紹介します。

もともと会食の際の挨拶は短いものですから、これらのポイントを押さえておけば安心です。最後の最後に恥ずかしい思いをしないように、しっかり確認しておきましょう。



 

法事後の会食挨拶で
恥をかかない為の7つの一般常識

 

会食の有無は法事の締めの挨拶で伝えよう


法事の後に会食を行わないケースもあります。参列者のためにも、会食を行うか行わないかどうかを、法事の最後に行う施主挨拶の終わりに連絡するようにするとよいでしょう。

挨拶後に「心ばかりではございますが、別室(または会場名)にてささやかながら席をご用意しております…」と続け、「本日はありがとうございました」と締めるとスムーズです。

会食の席を設けない場合は、参列者・僧侶の帰り際に折詰やお酒、引き出物をお渡しするのが一般的です。

 

挨拶はまずお礼から始めよう


法事の締めの挨拶では一通りのお礼や思いを既に述べていることでしょうが、会食前の挨拶においてもまたお礼から始めるのがベター。「これから会食を始めます」というのではあまりに味気ない感じがしてしまいます。

理由は後で述べますが、ここでは「本日はありがとうございました」程度の軽い感じでOKです。その後、席を設けることができることに対する感謝の気持ちや、故人を思い出しながら食事を取っていただけたい旨などを述べるといいでしょう。

 

乾杯ではなく“献杯”を使おう


法事の後の会食では、乾杯ではなく献杯を行います。献杯とは、故人を偲んで盃を捧げることを意味しています。それとは対照的に、乾杯はお祝いごとの際に使われることが多い言葉であるため、葬儀や法事といった場では使わないとされています。

というわけで、法事後の会食で「乾杯!」などと言ってしまうことは絶対にNGです。献杯の挨拶は施主以外の他の人に依頼するケースが多いのですが、「それではここで乾杯のご挨拶を…」などともと言ってしまわないように。

 

献杯の挨拶は事前に依頼を頼もう


献杯の挨拶は施主以外の人が行うというのは前で述べましたが、これを事前にお願いしておくのを忘れないようにしましょう。事前に挨拶を考えておくなどの準備や心づもりが必要ですから、会食の場で急に指名されては困ってしまいます。

「年長者だから献杯の挨拶をすると分かっているだろう」とは考えず、前もって依頼しておくようにしましょう。遅くとも当日法事が始まる前には言っておく必要がありますね。うっかり忘れがちなポイントなので、気を付けるようにしましょう。

 

締めの挨拶は頃合いを見て


締めの挨拶を行うタイミングは会食が始まってから1~2時間とされていますが、これはケースに応じて様々です。その場の状況を見て、頃合いを見て行う必要があります。

僧侶や参列者たちがおおかた食事を終えていて、“お開きムード”が漂っていれば時間に関わらず締めてしまっていいでしょう。まだ食事をしている人が多いのにお開きにしてしまったり、だらだらと会食を伸ばすのはNGです。

身近な人と相談しても結構ですから、場の雰囲気を読むのが大切になってきます。

 

「本日はお忙しいところ…」は締めの挨拶で


会食のはじめの挨拶で「本日はお忙しいところ…」と始めてもいいのですが、法事の締めの挨拶・会食前の挨拶・会食締めの挨拶と同じ台詞で始めると単調な感じになってしまいます。

どちらかと言えば、締めの挨拶で参列していただいたことに対する感謝を再度述べる形にした方が自然です。その2でもご説明したように、会食前の挨拶では「今日はありがとうございました」程度にとどめるのがいいでしょう。

一般常識というよりは、テクニックと言ってもいいかもしれません。

 

会食を行わない場合も挨拶をしよう


会食を行わない場合は法事の締めの挨拶のときに連絡すると述べましたが、連絡事項に一言添えるのがマナーです。というのは、参列者の都合等には関わらず、本来行うべき会食を行わないということが略式に当たるためです。

会食なしの場合、「本来であればこの後御膳でも用意するべきところでございますが~」の一言があるだけで印象が変わってきます。もし会食がない方がいいという親族・参列者が多かったとしても、心遣いの一言をかけることが大切です。

 

いかがでしたか。

今回ご紹介した一般常識をご存知であれば、法事後の会食挨拶はとても簡単。法事の手配や法事の締めの挨拶などに気を取られて忘れがちな部分ではありますが、ポイントを抑えて事前に準備しておくのが大切です。

事前に行っておくのは、挨拶文を考えておくことと献杯の挨拶を依頼しておくことの2点。会食は法事の最後に行われるため、挨拶自体は短くても大切な部分です。参列者にお礼を述べる、という主目的を念頭に置いて考えることが重要になります。

 

まとめ

法事後の会食挨拶で恥をかかない為の7つの一般常識

・会食の有無は法事の締めの挨拶で伝えよう
・挨拶はまずお礼から始めよう
・乾杯ではなく“献杯”を使おう
・献杯の挨拶は事前に依頼を頼もう
・締めの挨拶は頃合いを見て
・「本日はお忙しいところ…」は締めの挨拶で
・会食を行わない場合も挨拶をしよう