のし袋の書き方を解説!知らぬと恥、ご祝儀のマナー一覧

のし袋が書けていないと目立ってしまうので、「この人、ちゃんとしてそうだったのに意外と常識知らずなんだね~」なんて思われてしまうことも!だからこそ、お祝儀を渡すときには、失礼がないか、間違いがないか、きちんと確認することが必要です。

「よくわからないけど、まぁいいか!」では済まされません。「常識のない人」というレッテルを貼られて、今後のお付き合いにも響いてしまうかもしれません。

相手が目上の人だったらもう、もってのほか・・・。そんなことになっては大変!です。

知らなければ恥!のお祝儀のマナーをお教えします。

 

のし袋の書き方を解説!知らぬと恥、ご祝儀のマナー一覧

 

お祝いの内容にあった表書きをしよう

表書きは、最初から「寿」と印刷してあるものもありますが、お祝儀を渡す用途に合わせて自分で書いてももちろん構いません。

結婚式であれば、「御結婚御祝」、出産であれば「御出産御祝」というように書きましょう。4文字の漢字は、2つに割りきれてしまうので、偶数を避けるお祝い事の時には使わず、5文字の表書きにしておくのが無難です。

気にしない方はまったく気が付かれませんが、気にする方は怪訝に思われるので、きちんと配慮しておけば万全です。

 

短冊は必ずしも使わなくてもいいもの

短冊は、必ずしも使わなくてはならないものではありません。

本来は、祝儀袋に直接書くのが正式ですが、豪華な飾りなどがついていて後からは書き入れにくい、表書きが美しい金色の文字で印刷してあるなどの理由で、直接祝儀袋に書かずに短冊を使うというものなのです。ですから、夫婦で連名にしたい時は、短冊ではバランスが上手に取れない時には、使わずに直接祝儀袋に書いてしまいましょう。

逆にそれが正式なものですから、問題はまったくありません。

 

文字は黒い墨を使って堂々と書こう

文字は、お祝い事なのでハッキリとした濃い黒で書くようにします。

毛筆や筆ペンを使って丁寧に書きましょう。万年筆やボールペンなどは、事務的な印象になってしまうのでNGです。

とはいっても、筆ではどうしても上手に書けない!という場合には、太めのフェルトペンで書くようにしましょう。緊張して字が小さくなってしまうよりは、お祝い事なので堂々としっかりと大きく!と心がけて書くようにすればちょうどいいでしょう。

丁寧に心を込めて書くのが大切です。

 

中包ももれがないようきちんと書こう

表書きさえきちんとしてあれば、招待状を送ってきている位だから住所だってわかるだろうし、中包には名前や住所を書く必要はないんじゃない?

なんて思っているあなた、相手に「常識のない人」って思われている可能性がありますよ!結婚式などでは、お祝儀を集計するのにバタバタして表書きと中包がバラバラになってしまうこともあります。

自分がその立場だったらどうしてもらっていたら嬉しいかを考えて、中包にも丁寧に記入しておきましょう。

 

金額の数字は旧漢字で書いておこう

中包は正式には筆で書くものですが、小さな文字も多いのでペンを使ってもいいでしょう。金額を記載するときには、旧漢字を使って書くのが正式です。

「三万円」だったら、「参萬圓」、「五万円」だったら、「伍萬圓」と書くようにします。金額の後の也はつけてもつけなくても構いません。最近では、旧漢字ではなく、普通の漢数字で書く人も多くなっているので、漢数字でも失礼とは思われないようです。

あえて旧漢字を使って「常識ある人」を目指しましょう。

 

連名で渡す時は3名まで表に書こう

祝儀袋の名前を連名で書く時は、3名まで、と覚えておきましょう。

ただし、短冊を使って連名で名前を書く時は、3名ではかなりバランスが悪くなってしまうので、2名までと思っておきましょう。3名連名にしたい時には、短冊を使わず、祝儀袋に直接書きましょう。

名前は同期であれば右から五十音順で、肩書に差がある時には、右から肩書の順で書くようにしましょう。会社の事業部から送る場合には、「○○事業部一同」と書いて中にメンバー一覧を入れましょう。

 

4名以上の連名は中に全員の名前を書こう

4名以上の友人同士や何人かでまとめてお祝いを送りたい時は、団体やグループ名があれば、○○一同として名前は書きましょう。

そういうものがない場合には、代表者の名前を記載して、左脇に「他一同」と書きましょう。いずれの場合も全員の名前を記載した別紙を中に入れておくようにします。

○○一同でも、誰なのかがハッキリわからないともらった方は困惑してしまいます。表書きは長々と全員の名前が書いてあるよりも、スッキリまとめて書きたいものです。

 

いかがでしょうか。祝儀のマナー相手のことを思いやることでしたよね。

せっかくのお祝い事なのに、表書きがボールペンで小さな字で書いてあれば、いつもの仕事と同じ気持ちで書いてるのかな・・・と思ってしまったり、中包をきちんと書いてくれていないと、おざなりにされてしまっているんじゃないかと感じてしまったり。

きちんとしなくても罰則がある訳ではありません。

でも、相手のお祝いごとを一緒にお祝いしたい!という気持ちを表すためにも、相手のことを思いやりながらお祝儀を準備したいものですね。そうすることが、お祝儀のマナーに繋がり、常識ある大人の対応が出来るということなのです。

 

まとめ

のし袋の書き方を解説!知らぬと恥、ご祝儀のマナー一覧

・お祝いの内容にあった表書きをしよう
・短冊は必ずしも使わなくてもいいもの
・文字は黒い墨を使って堂々と書こう
・中包ももれがないようきちんと書こう
・金額の数字は旧漢字で書いておこう
・連名で渡す時は3名まで表に書こう
・4名以上の連名は中に全員の名前を書こう


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