おめでたい席である結婚式、招待された以上は明るく賑やかに参加したいものですが、『式』と言う名が付く以上マナーやルールは日常以上に求められます。 必要以上にハメを外さない為にも、まずは浮かない服装を心掛けたいものです。「?」な服装で参加した日には、あなたの人生一生の恥辱となり得ることもありえるのです。今回は、そのなかでも『靴』にスポットを当てて見ていきたいと思います。
「おしゃれは足元から」と言われるように、目立たないだけで靴は大変重要なパートを占めているのですよ。では、一つずつ順番にご紹介していきます。
結婚式の靴選び、あなたは大丈夫!?
上手に選ぶ6つの方法
フォーマルシューズを格好良く<男性編①>
まずは男性編から見ていきます。
「オシャレは足元から」。大切なので、ここでももう一度言います。 結婚式の服装選択の際、男性はスーツやネクタイは気にしても、足元まではなかか気が回らない人が多いのも事実。友人同士でスーツの色やネクタイの種類は確認しても靴の確認はしない人… あなたも心当たりがあるでしょう?実際、スーツやネクタイに気を取られて、一杯一杯という事もありそうです。
しかし、靴に無頓着ではいけません。フォーマルな場面にも、相応の靴の選び方のマナーというものがあります。恥を掻かないためにも、友人・知人の結婚式をしっかり祝うためにも、 基本のマナーは心得ておくに越したことはありません。
第一に押さえて欲しいのは、「結婚式のメンズシューズと言えば黒」のイメージが強いかと思いますが、まずはその固定観念を捨てましょう。 「黒しか選んではいけない」というわけではないのです。もちろん、正式なカラーとはされていますが、「絶対に黒でなければいけない」、というわけではないのですね。 (※例えば、スピーチを行う、親族の結婚式の出席、などのケースは黒の靴を選んだ方が無難ではあります。そういう意味での正式なカラーです)
近頃は結婚式のようなおめでたい席では、オシャレを楽しむ男性も増えてきたことが遠因と考えますが、ブラウン系の上品な革靴でも問題ないのです。 (※通常のゲスト、もしくは「平服可」のような式の場合)
自分の立場に応じて判断するのが大人のマナーです。基本は黒、場合によっては茶系も可。常に、臨機応変に対応ができるようこの事は頭に入れて置きましょう。
デザインのマナーを心掛ける<男性編②>
黒以外が認められてきたと言っても、もちろん何でもOKなわけではありません。あくまで、結婚式だと言う事は忘れないようにしましょう。特にデザインは注意しましょう。基本はヒモ付きの「ストレートチップ」が正装向けのフォーマルシューズです。シンプルデザインが好みの方は、「プレーントゥ」も可です。 (※ただ、つま先に「メダリオン」と呼ばれるデザイン穴が開いていない靴を選択する事。おしゃれですが、フォーマルな席ではふさわしい靴とは言えません。)
NGは頭に入れておく<男性編③>
次はNGの靴について。
クロコダイルの型押しなどは、例えイミテーション物でも結婚式には履いてはいけません。 高級感があるため素敵なデザインシューズだと感じるかもしれませんが、動物の皮や毛をイメージさせるものは、結婚式では縁起が悪いものとされています。
ここは無難にシンプルな革靴を選ぶようにしましょう。これは、絶対に避けるべき事項ですので、これは頭に叩き込んでおきましょう。 「知らなかった…」では、済まされませんので必読ですよ。
基本はパンプス<女性編①>
ここからは女性編です。男性以上に選択肢が多く難しい判断を迫られそうですが、「基本はパンプス」まずは、これを覚えておきましょう。 一般的には露出の少ないパンプスが正装とされていまし、結婚式出席者の8割以上の女性がつま先の隠れるパンプスを履いている事からもこれは理解できますね。
ヒールは3㎝以上<女性編②>
次は、ヒールです。高さは3cmほどあった方が、ふくらはぎの位置が上がり、脚のラインが美しく見えるので◎。 さらに言えば細ヒールの選択がベストでしょう。結婚式というフォーマルな場を鑑みると、よりエレガントな雰囲気を出す細ヒールは好印象を与えます。ヒールのない平たい靴を選ぶのは避けるべきでしょう。(※妊娠中などの特別な場合は可)
露出過多はNG<女性編③>
こちらは必ず避けるべきタイプ。 まず、足の指や甲が露出しているタイプのサンダル・ミュール・オープントゥなどは避けます。 カジュアルに見えるので、結婚式の場にふさわしくはありません。
ただ、最近は様々なタイプのものが出されており、マナーも変わりますので、迷ったら販売店の方に聞いて見るのが確実でしょう。 NG服装は絶対避けたいですので、確認はいくらしすぎてもしすぎる事はありませんね。
如何でしたか?
結婚式の靴選び。想像以上に大変ですね。相手にとっては一生に一度の記念日です。その相手の事を慮れば、自然と配慮すべき事柄も増えるのが当然です。 安易にベーシックな物に限定してしまうのも薄情な気がしますし、ルールの中でおしゃれをする事で最大限相手の結婚を祝いたいものです。
ただ、あまりにもルールを逸脱することは避けましょう。当記事が、そのための参考になれば幸いです。 最後にまとめを書いておきますので、最終確認にお使いください。
まとめ
結婚式の靴選び、あなたは大丈夫!?上手に選ぶ6つの方法
・フォーマルシューズを格好良く<男性編①>
・デザインのマナーを心掛ける<男性編②>
・NGは頭に入れておく<男性編③>
・基本はパンプス<女性編①>
・ヒールは3㎝以上<女性編②>
・露出過多はNG<女性編③>