結婚式にお呼ばれされたら、服装とともに考えたいのがメイクのことですよね。普段の装いと違い、結婚式での装いは新郎新婦を祝福し、結婚式の場に華を添えるための特別な装いです。いくら素敵なドレスを選んでも、メイクが全く冴えなかったり、逆に過剰だったら周囲にちぐはぐな印象を与えてしまいます。
そんな時のメイクは、ヘアメイクとともに美容師さんにお願いすれば確かに安心でしょう。しかし実際のところは「美容院に出向く時間が取れない」「金銭的に余裕がない」という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、結婚式にふさわしいメイクの秘訣を項目ごとに分けてお伝えいたします。普段のメイクアップにも役立つこと請け合いです。
結婚式にふさわしいメイク術☆
好感度UP5つの秘訣とは
前もって肌の調子を整えておこう
結婚式でのメイクは、何と言っても「明るさ」「華やかさ」が大切です。でも、もしも肌にトラブルがあったら、メイクものりにくいばかりか、気持ち的にも今ひとつ盛り上がることができなくなりますよね。そこで、結婚式でのメイクに備えて、前もって肌の調子を整えておきましょう。
肌を明るくきれいに見せるには、肌とファンデーションがなるべく密着していることが欠かせません。念入りにスキンケアをしておくほか、ピーリングで余分な肌の角質を取り除いておいたり、産毛を処理しておくことも有効でしょう。もちろん暴飲暴食や睡眠不足、お酒の飲みすぎや喫煙もきれいな肌作りの大敵ですから、規則正しい生活を心がけておくことも大切です。
そして結婚式当日、下地のファンデーションを肌にのせる前に、乾燥しやすい部分に化粧水のコットンパックをしておきます。このひと手間で、化粧の持ちがぐんと長くなります。
ベースメイクは丁寧に、念入りに
結婚式がはじまると、メイク直しの時間が十分とれなくなりますので、結婚式でのメイクはなるべくとれにくい工夫をしておくことが必要になります。まずはベースメイクを丁寧に、念入りに行いますが、ポイントは下地ファンデーションを用いることです。
下地ファンデーションの性質と肌質を合わせておくことが、化粧崩れを防ぐコツとなりますので、以下にお伝えします。ちなみに下地ファンデーションは「リキッドタイプ」が扱いやすいのでおすすめですよ。
・乾燥肌:保湿効果の高いもの
・脂性肌:「オイルフリー」のもの
・混合肌:皮脂コントロール効果を持ち、肌の質感を均一に仕上げるもの
こちらを丁寧に肌に伸ばしたら、必要に応じてコンシーラーを使い、最後にフェイスパウダーを軽くのせればOKです。くれぐれも厚塗りにならないように注意しましょう。
目元にポイントを置いて、明るさと華やかさを
目元に重点を置くと、ぐっと明るい雰囲気を演出することができます。いくつかポイントがありますので、項目ごとにお伝えします。
《自分が「イエローベース」か「ブルーベース」か確認を》
既にご自分が「イエローベース」か「ブルーベース」かご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、これを知ってからアイライナーやアイシャドウ、他にもチークやリップの色を選ぶと、健康的に美しく見えます。
簡単な確認の方法は、まずは手首の内側の血管の色を見ることです。血管が緑がかって見える方は「イエローベース」、血管が青や青紫に見える方は「ブルーベース」に分類されます。また白目がアイボリーに近い方は「イエローベース」、やや水色がかって見える方は「ブルーベース」といった確認の方法もあります。
もしイエローベースなら、アイライナーはブラウン、アイシャドウはオレンジやゴールドのラメなどが似合います。ブルーベースの方はアイライナーはブラックに近いブラウン、アイシャドウはピンクやパープル、シルバーのラメなどを合わせてみましょう。
《発色を良くするために「アイシャドウベース」を使う》
アイシャドウベースを使うとまぶたのくすみをカバーしてくれるほか、アイライナーのにじみを防いだり、アイシャドウの持ちや発色を良くしたりと、様々な良い効果を得ることができます。
《アイシャドウをのせる時の注意》
アイシャドウはアイホール全体に濃い色をのせないよう、注意しましょう。また下まぶたにはのせすぎないことが、上品に見えるポイントです。あくまでも「結婚式に合ったメイク」ということを忘れずに!
《マスカラはウォータープルーフタイプを使う》
結婚式では、思わずゲストが涙してしまうことも多いもの。そんな時に備えて、マスカラはウォータープルーフタイプを選んでおくと安心です。アイライナーをまつ毛の間を埋めるように引き、マスカラをつけたらダマを丁寧にコームで梳かせばきれいに仕上がります。
なお、モード系の無彩色や濃厚な色味は結婚式のメイクとしてはあまりマッチしません。あくまでも「華やかに・明るく・上品に」ということを心がけます。
チークで、立体感と透明感を
チークは血色を良く見せ、肌に透明感をもたらすものとして、結婚式のメイクではぜひ使いたいものです。イエローベースの方は「オレンジがかったピンク(サーモンピンクやコーラルピンク)」、ブルーベースの方は「青みがかったピンク(ベビーピンクやローズピンク)」を選びます。
チークは頬骨の最も高い部分を中心に、やさしく色をのせます。円を描くようにふんわり広げればキュートに、こめかみに向かってやさしく滑らせるように色をのせるとエレガントに仕上がりますので、服装やヘアスタイルに合わせてご自分にお似合いになるように整えましょう。
リップは「とれにくい」工夫を
最後に、リップについてお伝えします。リップカラーは特にとれやすいものですが、化粧直しの時間があまり取れないことを考えるとなるべく事前に「とれにくい工夫」をしておくことが大切です。こちらもいくつかの項目に分けてポイントをお伝えします。
《まずは唇の保湿を》
唇が乾燥したり荒れていたりすると、リップカラーが落ちやすくなるので、こちらも前もって保湿を心がけておきます。そしてベースメイクの際に、唇にも薄くファンデーションをのせておくと、リップの持ちや発色が格段に良くなります。
《リップカラーの選び方》
イエローベースの方はサーモンピンクやベージュがかったピンク、ブルーベースの方はローズピンクや青みがかったピンクを合わせるときれいな印象になります。
《とれにくいリップカラーの塗り方》
まずはリップライナーで輪郭をとります。その後「口角→中央」「上→下」の順にリップブラシにリップカラーを取って塗り、軽くティッシュオフしてから再度同じようにリップカラーをのせると、とれにくい仕上がりになります。最後にリップグロスなどで華やかさを添えてもOKです。
いかがでしたでしょうか。結婚式のメイクを美しく仕上げるには、肌や唇を前もって保湿し「本番」に向けて良いコンディションにしておくこと、自分の肌質や色味などを見極めて、それに合ったコスメを用意しておくことなどが大切です。いきなり結婚式当日にメイクをするのではなく「予行練習」で服装やヘアスタイルに合ったメイクができるようにしておくことも成功の秘訣ですよ。
女性は服装やヘアスタイル、メイクが上手くいけばその日一日は気分よく過ごせるものです。それは結婚式のような、特別な日ならなおさら大事な要素となります。結婚式にふさわしく、メイクを素敵に仕上げることができたら心も表情も明るくなり、より一層あなたの好感度もUPするはず!いろいろとポイントはありますが、素敵な装いを目指しましょう。
まとめ
結婚式のメイクを成功させるには
・前もって肌の調子を整えておきましょう
・ベースメイクは丁寧に、念入りに行いましょう
・目元は明るさと華やかさを心がけましょう
・チークで、立体感と透明感を出しましょう
・リップは「とれにくい」工夫をしておきましょう