慶弔両方に使える黒バックを選ぶ際の7つのポイント☆

慶弔両方に使える黒バックを選ぶ際の7つのポイント☆
ブラックフォーマルとは、いわゆる喪服や礼服を指す言葉で着用する服は黒ですよね。身に着けて良いアクセサリーは結婚指輪と真珠のネックレスまでなど、様々な決まり事があります。

中でも、バッグは、最も目立つファッションアイテムの1つです。だからこそ気になるのが、冠婚葬祭時のバッグの選び方です。昨今では、ライフスタイルの変化に伴い、冠婚葬祭の形式も様々に変化しています。

そんな中でも特に悩んでしまうのが、バッグにまつわるマナーです。バッグは、大きすぎても小さすぎてもいけません。きちんとしたフォーマルのものバッグと言えば、どのようなものがあるのでしょうか?

そこで今回は、慶弔両方に使える黒バックを選ぶ際のポイントについてお伝えします。

黒であっても、柄や光沢のある素材はやめましょう

お葬式に使う場合は、喪に服す場ですので、派手な色はもちろん厳禁です。一般的には、黒色で、金具などが付いていないか、目立たないことが良いとされています。

また、黒は黒でも、素材自体に華やかな模様や柄が入っているものや、光沢のあるものがありますが、こうしたバッグは避けた方が無難です。

特に、ファッションアイテムとして、バッグにあしらわれている柄は、おめでたい柄や、どちらかというと慶事の柄が多いため、お葬式やお通夜などの席では遠慮するのが良いでしょう。

最近は、バッグのフラップ(パタパタと開閉する部分)を、リボンやシンプルなデザインに交換できるものがあります。葬儀のときは、シンプルに、結婚式などの祝い事には、リボンに付け替えるなど、工夫しましょう。

 

金具はどこまでならOK?

正式なブラックフォーマルでは、ブランドのロゴや、金具がバッグの目立つ位置についているものはよくありません。

しかし、バッグの底面についている底鋲(そこびょう)と呼ばれる金具は、バッグの形を綺麗に保つためには必要ですし、、バッグの内側のファスナーなども、問題ありません。。つまり、バッグの構造や機能に関する金具ならば許容される可能性が大きいといえます。

葬儀の場合は、飾り用のきらきらとした金具やブランドネームなどが表に見えるバッグは避けた方が良いですが、構造や機能に関連するファスナーや底鋲などの金具が付いているバッグまでならば、ほとんどの席で通用するでしょう。

冠婚葬祭の両方で使えるバッグを購入する場合は、飾り用の金具が取り外せるものを選びましょう。

 

多様化するマナー

お通夜やお葬式、四十九日や一周忌などの法事の際には、いわゆるブラックフォーマル用のバッグを用いるのが無難です。

しかし最近では、こうした形式だけでなく、お葬式は身内だけで行い、後で、生前親しかった友人や仲間が集うお別れ会やパーティを開催するというケースも増えてきました。このような場合は、どの程度までフォーマルにしていけばよいうのか悩みますね。

例えば、こうしたお別れ会やパーティで、正式な喪服を着用したり、ブラックフォーマル用のシンプルな黒いバッグを持っていたりすると、逆に場違いになってしまう可能性もあります。

特に、ホテルの宴会場やレストランなどで行われる場合も多く、そうした場所に全身黒のブラックフォーマルで参列することは、変に重々しい空気を醸し出してしまうこともありますので、多様化する形式の中で、フォーマルさの度合いやマナーの判断が難しい場合があります。どのようなバッグがふさわしいでしょうか?

 

フォーマルすぎない形を取入れる

いくらパーティー形式とは言っても、赤やピンクなどの派手なバッグを持っていくのは避けたほうがよいでしょう。こうした席でも、黒いバッグを持っていくことが、失敗のリスクが低く、無難な選択といえます。

おすすめなのが、黒は黒でも、少しカジュアルな形状をしたバッグです。ドレープが入ってるバッグであれば、上品で華やかな印象になりますし、少しふんわりとした印象のバッグであれば、あまり堅苦しくなく、ホテルやレストランでも浮くことはありません。

もちろん、結婚式などにも持っていくことができますし、ちょっとしたおでかけの際などにも活躍するでしょう。お祝いの席などでは、コサージュなどをあしらって、バッグに華やかさをプラスするのもいいでしょう。

 

内側の布地にカラーが入っているのもグッド

全体が真っ黒だと、どうしても重い印象になってしまいますが、内側の布地に少し色合いのある生地が用いられているバッグであれば、見える角度によってはその色がチラリとのぞくため、ややカジュアルな印象を持たせることができます。

なお、バッグの内側は、湿気がこもりやすく、カビが生えやすくなっています。特に、フォーマルバッグのように、あまり頻繁には使わずに、クローゼットにしまっている期間が長い場合は、保管状態が悪いと、特に内側にカビが生えたり、革が劣化してボロボロになったりすることがよくあります。

フォーマルバッグは、長く使うことができますから、少々値段は高くても、内側も外側も、しっかりした素材のものを選びましょう。

 

クラッチバッグ

ここ数年、ファッション業界では、「クラッチバック」が人気のようです。ブラッククラッチバッグだと結婚式にもお葬式にも持っていけるので、使いまわせるのが嬉しいですよね。

クラッチバッグとは、いわゆる「セカンドバッグ」の事で 脇に抱えたり、手に持ったりする、肩ひもや持ち手のないカバンの事です。無駄に大きすぎず、機能性を備えている部分が知的な印象を与えます。

しかし、小さすぎて、あまり物が入らないのが難点です。フォーマルバッグは、小さめのものが定番です。

ですが、必要最小限のものすら入らないようであれば、バッグの意味がありません。あなたにとっての最小限の持ち物とはなんでしょうか?

例えば、祝儀袋(不祝儀袋)は大きいため、折らないと入らないようなバッグは使いづらいですね(絶対に折ってはいけませんが)。バッグを購入するときは、持って行きたい物が全てが入るかどうか確認してから決めるようにしましょう。

 

サブバッグををおしゃれにしてもよいでしょう

葬祭には、シンプルなフォーマルバッグとサブバッグに上品なものを用意することをお勧めします。特に親族の法事の場合、手伝いのエプロンを持って行ったり子供がいると荷物も多くなりますので、サブバッグが必要です。

バッグの色は黒で、スパンコールや刺繍やレースなどが施してあるものは、飾りが目立たないような、落ち着いたデザインのものを選びましょう。

また、ビニール製のバッグも、もちろん普段使用のものに見えますのでやめましょう。そのほか、ファーや革製品は、殺傷をイメージするためふさわしくありません。

正式には、葬祭には殺生をイメージさせる革製バッグではなく、布製がいいです。そのほかにも、バッグの素材は、シルクや、ベルベッドのものがよいでしょう。

 

さて、慶弔両方に使えるバッグのポイントがお判り頂けましたよね。今は、バッグの種類も豊富になり、お葬式や通夜と、お祝い事とを、それぞれ別々に購入されている方が多く見られます。

フォーマルバッグは、真っ黒でどうしても地味になりがちです。昔は、結婚式でも冠婚葬祭兼用のバッグが普通でしたが、1つのバッグで慶弔両方に使うためには、自分なりに金具で使い分けたり、コサージュ、リボンなどで装飾する必要があります。そうしないと、披露宴に持って行った際に、ご年配の方のバッグのように見られかねません。

どうしてもバッグを購入する時に迷った場合には、お店の店員さんに遠慮なく聞いてみるのが確実です。

また、フォーマルバッグは頻繁に使うものではありませんが、重要な行事で使うものだからこそ安物ではなく品質の良いものを選んだほうが、長持ちしますのでお勧めです。


連記事
タイトルとURLをコピーしました