会社を辞める時は後腐れなく!退職までの5つの手順


会社を辞める際には良識ある手順を踏んで、円満に退社したいものですよね。会社を辞める理由は、「新しい職場でチャレンジしたい」「今の職場は窮屈で辛い」「自分のキャリアを飛躍させたい」など様々でしょう。去ってしまう職場だからとマナーに反する適当な辞め方ではトラブルになる可能性もあります

今後仕事においてお世話になった会社の方と巡り合うことも十分考えられますので、しこりを残すのは絶対に避けたいところです。お世話になった方々へは感謝とねぎらいの気持ちが大切です。会社を辞めると決めたらしっかりと手順を踏み、職場の方に迷惑をかけないことが最低限のマナーです。そこで今回は、退職を考えている方へ円満に退職する手順についてお伝えします。

不満・愚痴・批判は言わない

会社を辞める時の手順として重要なのが、不満・愚痴・批判は決して言わずに進めることです。

会社を辞める決心の裏には様々な事情があることでしょう。仕事への不満、人間関係がうまくいかない、会社のやり方が自分に合わないといったネガティブな理由もあるかもしれません。ですが、そのようなことは口にせず、淡々と進めることが肝心です。

会社にとってみれば、辞められることで人員の補充や引継ぎなど、迷惑な話でもあるわけです。残る職場の方へのネガティブな言動は礼儀を知らない人と映り、反感をかうかもしれません。

会社を辞める手順は段取りも必要ですが、職場の方々への思いやりと謙虚な気持ちを忘れないようにしましょう。

 

まずは直属の上司に報告

会社を辞めると決心したら、最初の手順として誰より先に直属の上司に報告するのがマナーです。気心知れた同僚に先に相談して、うっかり上司の耳に入った後では上司は気分もよくないでしょう。

まずは「いつもご指導いただきお世話になっておりますが」と上司を敬う言葉を述べ、落ち着いて退職したい旨を伝えます。

理由を聞かれたら「今後は別の業界で自分を試してみたい」「親の仕事を手伝う」など前向きに答えましょう。

どんなに固い決心であっても「嫌だから辞める・引き留めても無駄・何と言われようと辞める」などと一方的に伝えるのは上司の心証も悪くなります。

会社を辞める際の手順の第一歩は直属の上司に真摯に伝えることです。

 

退職を申告するタイミング

会社を辞める手順を考える時、いつ申告したらよいか迷いますよね。「すぐに辞めたい!次の就職活動に早く取り掛かりたい!」と思っても、退職前には引継ぎや得意先への挨拶周りもあります。特に引継ぎは職場の方の負担も大きいものです。自分勝手なタイミングで多くの人に迷惑をかけてしまうのは避けましょう。

会社を辞めると決心した時の手順として、直属の上司へ伝えるタイミングは退職希望の1~2か月までにしましょう。加えて会社には繁忙期もありますので、その時期を外すことが大切です。会社を辞める際の手順をしっかり考えて、職場の方々に不快な思いをさせない配慮も大切です。

 

残務処理・引継ぎ

会社を辞める時の手順として、残された職場の方になるだけ迷惑をかけないように残務処理や引継ぎはしっかりと段取りをしなくてはなりません。辞めるのだからとなおざりにすると、人間性を疑われ今後の応援はしてくれないことでしょう。謙虚な姿勢で引継ぎをしっかり行うのも社会人としてのマナーです。

会社を辞める時の手順として、引継ぎは内容のリストアップをしておくとよいです。伝えるべきこと・処理の仕方・対処の仕方など、多くの案件があるものです。優先順位を付けておくとスケジュールの調整もしやすくなります。

引継ぎは口頭で伝えるだけでなく文章で残しておくと、どの部分が重要なのかがわかり引き継ぐ人に親切です。退職までに自分の仕事を残さないよう気をつけましょう。

 

退職の挨拶

会社を辞める時の手順で忘れてはならないのが挨拶です。職場を去るとはいえ「きちんとした人だった」という印象を持ってもらうためにも、最後まで円満に進めたいものです。いつの間にかいなくなった・・となれば大変失礼ですし、会社を辞めるときの最後の手順として、出勤最終日の午前に直属の上司に挨拶をしましょう。

職場の方々への挨拶は仕事の様子でも変わりますが、午後から夕方にかけての方がよいです。これまでお世話になったことへのお礼と去ることのお詫びを簡単にするとよいでしょう。

会社を辞める際の手順は事務的なこと以外に職場の人への配慮も忘れないことが大切です。

 

以上、円満に退職する手順のポイントについてお伝えしました。

会社を辞める理由は様々ですが、職場にしこりを残して去るのはよろしくありません。退職するからと横柄にドアを閉めるような態度は、悪い評判として新しい職場に伝わるかもしれません。どんなにイヤなことがあったとしても、これまで自分を育ててくれた会社です。

自己都合であっても、会社を辞める時は迷惑をかけないよう手順を考えて進め、社会人として礼儀正しく円満退社したいものです。これまでお世話になった感謝の気持ちを大切に対処しましょう。

最終日での挨拶では職場の方から厳しい小言や嫌味を言われるかもしれませんが、新しいステージへの激励として受け止めましょう。会社を辞める際は手順をしっかりと踏んで、後腐れのないようにすることが重要です。


連記事