一周忌とは?香典や供物など葬儀後のマナー

一周忌とは?香典や供物など葬儀後のマナー
一周忌と聞いて、すぐに内容までわかる方はすくないかもしれないですよね。社会人になってくると、仕事の関係でお通夜やお葬式へ出る機会が少しずつ増えていきます。また身内になるとその後の初七日や四十九日・一周忌にも出席することでしょう。

最近は核家族化が進んで、仏事に詳しい人も身近に少なくなってきました。昔は法事や仏壇のしきたりを自然と教え受け継いできたものですが、今は誰にどのように聞いたらよいのか分からないという人も多いのです。お通夜への出席はしたことがあるけれど、一周忌に何度も出席をしたことがある人は少ないのではないでしょうか。若い人ならなおさら経験は少ないですよね。

しかし、法事の場面では親戚が集まることになりますし、経験があまりなくても最低限のマナーは守っておきたいところです。

そこで今回は、いざ出席するとなった時に慌てないように、一周忌法要のマナーについてお伝えします。



 

一周忌とは?
香典や供物など葬儀後のマナー

 

一周忌の意味を理解しよう


一周忌は、故人が亡くなった翌年の満1年目の間に初めての祥月命日(故人が亡くなった日と同じ月日)に行う法要です。この一周忌は、年忌法要の中でも特に重要とされていて、一周忌を終えると喪の期間も終了し「喪が明ける」ことになります。一周忌は本来亡くなった日と同じ日に行うとされていて平日に行うこともあります。しかし、会社勤めが増え、地方から出てくる親戚の負担も考えると前倒しの土日に行う人が増えているのが現代の現状です。一週間前にうまく予定が組めればよいのですが、お寺との兼ね合いもありますので、1ヶ月早まることもよくあります。

 

一周忌に包む香典の相場と香典袋について知っておこう


一周忌の時の香典袋で間違えてはいけないのが「御霊前」と「御仏前」です。御霊前とは、葬儀・お通夜・初七日で使用する香典袋です。四十九日までは亡くなった人は霊であると考えられているので、御霊前という言葉を使います。御仏前とは、四十九日法要以降に使用する香典袋です。四十九日法要を終えると成仏して極楽浄土に行くと考えられているので、仏になる御仏前という言葉を使います。一周忌では「御仏前」と「御佛前」はどちらを選んでも大丈夫です。ちなみに、神式ですと「御神前」「御玉串料」となり、キリスト教では「御花料」となります。

香典を包む金額の相場ですが、故人との関係や法要の後の会食に参加するかしないかによって異なります。

故人と血縁関係・・・1万~3万(会食がある場合は2万~5万)
故人の知人や友人・・・5千~1万(会食がある場合は1万~3万)
夫婦で出征する場合・・・2万~5万(会食がある場合3万~)

会食に参加する場合は、お食事代として1人1万ほどプラスするイメージになります。

金額によっても袋の種類が変わってきますので、入れる金額に見合った香典袋を選びましょう。水引の色は黒白または総銀になりますが、京都より西の地域では黄色と白の水引を使用する場合もあります。一般的な黒白の水引のかかったものは1万以上、高級和紙を使用したものは3万以上、高級和紙の香典袋に総銀の水引のかかったものは3万円以上を包むときに使用します。

 

一周忌でお供えするお菓子やお花の選び方


お供えするお菓子を持っていくときは、基本的には故人の好きだったものをお供えしますが、ご家族の状況に合わせたものを選ばれると喜ばれます。例えば、お子さんやお年寄りが多い場合はジュースを選んだり、クッキーやマドレーヌなどの焼き菓子は幅広い世代で喜ばれるものです。

お菓子の場合に注意するポイントは、お仏壇に供えるものですから、常温で大丈夫なもので日持ちするものになります。あとは派手な色のお菓子を避けることです。また、後で分けやすいように小分けしているものがよいですね。

お花をお供えする場合は、故人の好きだったお花だと思い出深くなり喜ばれますし、一周忌以降は黄色や淡いピンクの花など、色とりどりのお花を供えることができるようになります。ゆりの花は、花言葉も色々あり、故人の功績を称えたい場合にオススメのお花です。他には、胡蝶蘭なども最近ではお供え物として選ぶ方が増えています。

お供えするものに付ける「のし」ですが、一周忌では「御供」「粗供養」になります。

 

一周忌で着る服装を確認しよう


一周忌での服装は基本的に喪服になります。法事は急な葬儀とは違って前もって日取りが分かっているので、三回忌法要くらいまでは喪服を着用するのがマナーです。

どうしても用意できない場合はダーク系のスーツや紺などのワンピースなどを選ぶとよいでしょう。そして男性のネクタイは黒を着用し、女性の方は黒のストッキングを履くようにしましょう。女性の方が身に付けるアクセサリーは真珠がよいとされています。

子供の服装ですと、制服がある学校に通っている場合は、制服を礼服と使用するのが一般的です。例えチェックやベージュの制服であっても礼服と見なされます。小さいお子さんや妊婦さんは、黒や紺などのダークカラーを基調にする服を着るとよいでしょう。

 

一周忌を欠席する場合にしておきたいこと


都合が合わなくて欠席、遠方で行きたくても行けない、または急遽欠席することになった場合などはどうするのでしょう。

前もって欠席することが分かっている場合は、現金書留で「御仏前」や、また故人の好きだったお菓子などを送るとよいです。その時にお手紙を付けると気持ちが伝わりますね。急遽欠席することになった場合などは、日を改めて、手を合わせに行けるとよいですね。その時は前もって行く日時をお伝えしておきましょう。

 

いかがでしたか。一周忌など法要に対する考え方も、ライフスタイルに合わせて少しずつ変わってきていますが、故人にとってとても大切なものです。ですから、失礼のないよう、やはりマナーは身に付けておきたいものです。

これから一周忌を含め、法要に出席することも考えると喪服を持っていない人は1着持っておくとよいでしょう。そして、男性の黒いネクタイはもちろんですが、女性の真珠のネックレスも準備しておくと万全です。

急に欠席するようになった場合も、気持ちを伝えられる機会を改めて作ると故人のご家族からも好印象ですね。

一周忌の法要を行う頃には故人は極楽浄土に行っている、そう思うと「向こうでも元気にしていますか」と声をかけたくなります。故人の好きなお供え物を選んだり、お花を選んだり・・・思いやる気持ちを持って、心穏やかな一周忌を迎えましょう。

 

まとめ

一周忌の法要に出席することが分かったら

・一周忌は故人が亡くなった翌年の祥月命日(故人が亡くなった人同じ月日)に行う法要
・香典袋は「御仏前(御佛前)」、金額は故人との関係を考慮して包もう
・お供えするお菓子は常温で日持ちのするもの、お花は故人が好きだった花などを選ぼう
・服装は喪服が基本、用意できなければダーク系のスーツやワンピースを着用しよう
・欠席する場合は手紙を添えて事前に送付しよう