面接の入室で差を付ける!好印象を与える7つのポイント

面接の入室で差を付ける!好印象を与える7つのポイント
面接の入室から始まっているのですが、ついつい、面接日が近づくと「質問に答えられるか」「ハキハキ笑顔で話せるか」と、面接の入室後の言動へ意識が向いてしまいがちです。

けれども、面接の入室は第一印象。無意識にも一番好感度が左右されやすい瞬間でもあるのです。もちろん、第一印象では好感度を上げたいですよね。

ただし、面接で入室する時のお辞儀の仕方、椅子に座る仕草まで、企業の目はあなたを逐一捉えています。つまり、面接の入室マナーをバッチリ押さえて、面接官を納得させたら、あなたがその企業に就職できる確率が上がるとも言えます!

そこで今回は、ここでは面接の入室で好印象を与える、7つのポイントをお伝えします。これらのことが身につけば、単に面接だけでなく、今後の社会生活の様々な場面であなたを助けてくれるはず。ぜひ参考にして、その面接をクリアしてください!

 

面接の入室で差を付ける!
好印象を与える7つのポイント

 

面接は「ドアのノック」から

待合室がなく、面接官が入室するのを面接室で先に待つ場合は別ですが、もし控室がある場合は自ら、面接室へ入室することになります。

【 面接の入室マナー① ノック 】

★ 待合室で案内係の方に名前を呼ばれたら、ハッキリ「はい」と返事をし、案内に従って面接室に向かいます。

・ 案内係の方にお礼を言ったら、中にハッキリと聞こえる程度に3回ノックし「どうぞお入りください」と声が聞こえたらドアを開けます

「3回ノック」は聞きなれないかもしれませんね。実は「3回ノック」は「入室確認」の意味を持っています。国際的に「入室確認」の際のノックは4回とされていますが、日本では簡略化された3回が一般的なのです。

【 間違えてはいけない!トイレノック 】

★ では誰もが普通に行っている「2回ノック」は何かと言うと「空室確認」を意味し、別名「トイレノック」とも言われています。

このような事情があるため「入室は3回ノック」と覚えておくと、何かと便利です。

 

ドアの開け方に気を配ろう

【 面接の入室マナー② ドアの開け方 】

★ ドアは勢いよく開けるのではなく、まず半分ほど開けて止め、面接官の目を見て「失礼いたします」とハッキリ大きな声で挨拶をします。

・ この時「失礼しまーす」と間延びした挨拶をするとたちまち印象が悪くなります。あくまでもハキハキした挨拶と応答を心がけてください!

なお、仮にドアが開いていたとしてもノックをし、応答があってから挨拶を行います。また、ノックをしても応答がない場合は再度ノックをし、それでも応答がなかったら「失礼いたします」と言い、一呼吸おいてからドアを開けるようにします。

 

開けたら閉める!ドアの閉め方も要注意

さて、「失礼いたします」と挨拶をしたら、いよいよ面接室に入室します。ドアを開けるのは片手でもOKです。これはかばんなどの荷物を持っていることが多いので、必ずしも両手で開けなくてもよい、ということによります。

【 面接の入室マナー③ スマートな扉の開け方 】

★ この時、右開きのドアは右手で、左開きのドアは左手で開けるようにすると、身体が自然と正面を向くので、きちんとした印象になります。

面接室に入室したら、今度はドアを閉めなければなりません。

【 面接の入室マナー④ ドアの閉め方 】

★ この時は面接官におしりを向けることのないように、斜めの立ち位置をとります。

・ ドアノブに手を添えて、音を立てないように静かにドアを閉めます。

横~斜め後ろから面接官に「見られている」ことを意識してください。なお、後ろ手でドアを閉めるのは、マナー違反になってしまいます!

 

面接官に向き直り、一礼と挨拶を

【 面接の入室マナー⑤ 一礼と挨拶 】

★ ドアを閉めたら、面接官の方に向き直り「宜しくお願いいたします」と挨拶をしてから一礼します。

・ この時、挨拶をしながら一礼をすると、声が下の方にこもって聞こえてしまいます。

面接においてはメリハリのある、はっきりとした印象がとても大切です。そのような印象を与えるには「ながら動作」を止めることです。

この場合も「宜しくお願いいたします」の挨拶の後、一呼吸おいてから一礼をすると、メリハリがつくだけでなく落ち着いた印象を与えることができます。

そして、一礼の姿勢にも気をつけなければなりません。この場合の一礼は「正しい45度のお辞儀」となります。「正しいお辞儀」とは、以下のようになります。

【 面接の入室マナー⑥ 正しいお辞儀 】

両足をぴったり揃える。

背筋を張ったまま、腰だけを折り曲げる。

約1秒止めてから、ゆっくりと上体を起こす。

また「45度」とは、腰を45度の角度に折り曲げるということです。この角度は、感謝やお詫びを表す角度ですので、社会人としては必ず覚えておきたいポイントです。

 

椅子までの移動時の姿勢にも気を配ろう

面接官に一礼をしたら、椅子の横まで移動します。

【 面接の入室マナー⑦ 移動時の姿勢 】

★ その時の姿勢も、猫背やバタバタした歩き方でしたら、印象が悪くなってしまいます。

・ 背筋を伸ばして姿勢よく移動することを心がけます。なお、この時には面接官の目を見続ける必要はありません。

このようなことを防ぐためにも、日頃から自分の姿勢に気になる部分がある方は、あらかじめ家族や友人に歩き方や立ち方などをチェックしてもらい、練習をしておくと安心です。

 

椅子の横で、改めて姿勢を正して挨拶を

椅子の横に立ったら、男性は腕を身体の横にまっすぐ伸ばし、女性は身体の前に右手が上になるように両手を重ねて姿勢を正します

【 面接の入室マナー⑧ 名前を名乗る 】

★ 「お名前をお願いします」と言われたら「○○と申します。本日はお時間を頂きありがとうございます。宜しくお願いいたします」と挨拶。

① 一呼吸おいてから「正しい45度のお辞儀」で再び一礼します。

② 「どうぞお掛けください」と言われたら「失礼いたします」と言った後「15度のお辞儀(会釈)」をしてから着席します。

もし面接時間を融通してくれたり変更してくれたりと、便宜を図ってもらっている場合は、それについてのお詫びと感謝の言葉を、挨拶の際に伝えます。

★ この時も「ながら動作」は避けるようにします。

この時、もしかばんなどの荷物を持っていたら、着席すると同時「利き手側の椅子の横」に置きます。

【 面接の入室マナー⑨ かばんの置き方 】

★ 椅子に立てかけて倒れないようにしますが、気になるようならあらかじめ自立するかばんを選んでおけば安心です。

・ 膝の上に置いたり机の上に置くのはNGとなりますので、十分気をつけるようにします。

 

着席の姿勢も気を抜かずに

さて、着席の際も姿勢を正し、美しい姿勢で面接を受けなければなりません。
そのポイントは「椅子に深く腰を掛けすぎないこと」です。

【 面接の入室マナー⑩ 着席の姿勢 】

★ 着席時は浅めに腰を掛けて、正面を向いて顎を引き、背筋を伸ばします

・ 男性の場合は両足を広げないように注意し(膝の間にこぶし一つ分くらいの隙間に留める)、両手を軽く握って膝の上に置きます。

・ 女性は膝を軽く付けるように両足を揃えて、両手は膝の上に重ねて置きます。

 

いかがでしたでしょうか。このように細かく項目を取り上げていくと「面接の入室もこんなに面倒なの?」と思ってしまう方もいるかもしれません。しかし、残念ながら人は乱雑なものよりも、美しく整っている方を好む傾向があります。

どんなに優秀で有能な方でも、ガサツな動きや受け答えをしてしまえば、それだけでたちまち印象が悪くなってしまいますし、そのような人には「ウチの会社の看板を背負ってほしくないな」と面接官なら誰もが思うはずです。

面接官は単に受け答えの内容だけでなく、身だしなみやマナー、声の大きさや言葉遣い、目線など様々なことを総合的にチェックします。

面接の入室も、短い時間ではありますが、その人となりをチェックするポイントでもあります。そのことを忘れずに、頑張ってこの局面を乗り越えましょう!

 

まとめ

面接の入室から、着席までのマナー

・ドアのノックは「2回」ではなく「3回」に
・ドアを開ける時は静かに。面接官の目を見て挨拶
・ドアを閉める仕草は「丁寧にすること」を心がける
・挨拶とお辞儀は同時に行わないこと(言葉が先・礼は後)
・移動中の歩く姿勢にも注意を
・自己紹介~着席までの間も気を抜かず「言葉が先・礼は後」
・着席の姿勢は「深く掛け過ぎないこと」が基本


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