親と縁を切るってどう?親子関係に悩んだ「大人」の体験談


親と縁を切る、切らなければならない…、そんな悩みも少しずつ増えてきましたよね。「毒親」という言葉ができたのが2001年前後から。子供に依存する親、子供を私物化する親は昔からいましたが、一言で表現できなかったと言うことかもしれません。

ただ、今まさに団塊世代に多い傾向が「毒親」と言われ、個人主義や自由主義の人が多く、クレーマーになりやすい人たち、とも言われてしまっています。

最近のお爺さんお婆さんは足腰も頭も元気!ただ、思考に偏りがあると周囲の家族に深刻な問題が生じることも…。

そんなお爺さんお婆さんを親に持つと、いったいどうなるのか、自立し結婚し、悩みに悩んだ「大人」になった子供たちが、いったいどういった決断をしているのか、悩んでいると気になりますよね。

そこで今回は、最近多い相談の親と縁を切る事での注意事項や、親と縁を切る決断例と方法などをお伝えします。

 

親との縁を切るってどう?
親子関係に悩んだ「大人」の体験談

 

親と縁を切るべき、毒親の条件

子供は親を無条件で慕いますが、親はそうではありません。いくら求めていても親からもらえないものもあるもの…。では、親と縁を切る程の毒親っぷりの条件は、どういったものが多いのか、相談例を参考に箇条書きにしてみました。

【 親と縁を切るべき、毒親とは 】

・ 子供の世話をしない(子供時代)

・ 子供を支配する

・ 子供に自分(親)の世話をさせる

…おおかたこの3つのタイプに分かれます。

世話をしないというのはいわゆるネグレクト、支配するといったことは子供の私物化、子供に世話をさせるというのは、子供に依存するということ。子供に嫉妬したり、自分本位で意見が変わったりするので、話し合いがうまくいかないケースが多いのが特徴。

子供が大人になり、親と重要な話をしようとしても、話し合いにならない事が頻繁に起こり、結果、親と縁を切る決断をせざるを得なくなるのです。

 

世話をしない毒親

完全に世話をしないのは生命の危険があるネグレクトですが、子供基準ではなく親自身の状態で世話をしたりしなかったりと、ムラがある状態が多いのが、親と縁を切るかどうか…、悩むケースが多くなる傾向があります。

体調が悪くても医療機関に連れて行かない、というのもネグレクトのひとつ。

【 親と縁を切る体験談、気まぐれな育児 】

★ 体験談:自分が小さい時に両親が離婚し、母と2人で生活するのかと思いきや、母は彼氏のところに入り浸り、食事もろくに作ってくれなかった経験がありました。

・ 結局祖母の家に引き取られ、母はたまに顔を出す程度。母からは何も教えてもらった経験が無く、愛情すらもらった事がない幼少期でした。

就職して自立した途端に、お金をせびりに来る親ってどうなの?」と言うのが相談者の意見。結果的に親と縁を切ることになりました。このように、自分の都合でしか子供を見れないのは毒親の特徴です。

 

子供を支配する

子供は自分の所有物だと思っている事が多く、自分の意向に沿わないときは徹底的に攻撃してくるパターンも、大人になって親と縁を切るかどうか悩む子供が多いパターン。

暴力や暴言など、様々攻撃をしてくるのが特徴。自分のメリットにならない行動をするととたんに豹変してしまうので、子供ながらに恐怖を感じる事が多いです。

【 親と縁を切る体験談、子供支配 】

★ 体験談:国立大学に通う1年生ですが、すでに大学をやめたいと思っています。自分はメカニックにあこがれているのですが、母親の強い勧めで大学に行かされたというのが正直なところ。

・ 行きたくないのでサボっていたら、親にバレて嫌なことを言われ続けることに。「〇〇さんの息子さんは東京大学まで行ってるのに、あんたは所詮△△大学止まりのくせに何サボってんだよ!恥かかすな!」…などなど。

「結局自分のプライドの為に、僕に国立の大学に行かせただけの親なのではないだろうか。」僕は親のコマかアクセサリー位にしか思われてなかったのがわかって、家を出ようと準備中とのこと。

「このまま一緒に暮らしたら、自分がおかしくなりそう!」と親と縁を切る事を決断しました。子供は自分の思うように動かさないと気がすまない。少しでも子供の意思が出ると途端に暴言を吐いて、罵倒するのが特徴の毒親です。

 

子供に自分(毒親)の世話をさせる

親自身まだ大人になりきれていない人で、子供に自分のストレスをぶつけたり自分の食事を作らせたりと、親と子が逆転してしまっているのが特徴。

【 親と縁を切る体験談、世話をする 】

★ 体験談:父は寡黙、母はヒステリックな家庭で育ち、夫婦仲もあまり良くなかった子供時代。父が仕事で遅くなると、私たちに父の悪口を散々聞かせる始末。

・ 私達が少しでも父の擁護をすると母は、「結婚なんてしなきゃよかった」と言ってヒステリックに騒ぎ出す…。子供だった私達がなだめるという事がほぼ毎日繰り返されました。

辺りのものを壊し散々泣き散らかし部屋に閉じこもるので、最後には私達が片付けすることも。母には友達がおらず、いつも私に愚痴や悪口を聞かせストレスを解消。だんだんとしんどくなり、家を出て親と縁を切ることにしました。

この体験談のケースでは、母が「絶対に許さない!」と言って通帳を隠し、だんだん怖くなった子供が、親と縁を切る為に分籍の手続き相談をしています。

親に住所を知られたくない場合は、住民票などの公的な書類の閲覧のブロックがかけられますが、DVでない限り難しいのも現実。一度弁護士や役所と相談すると、より心強いです。

 

いかがでしたでしょうか、親と縁を切る体験談をいくつか見ていくと、「毒親」とは、子供に依存している状態。子供としてはとてもしんどい立場となるはず。人は皆幸せになるために生まれて来たので、まずは自分の幸せを考えて行動する考え方がポイント。

親のためにビクビクしたり、我慢したり、傷ついたりしているなら、それは間違え。親も所詮人の子。完璧な人間ではありません。あなたに甘えている子供みたいなこともあるのです。

ニュースで話題になるような毒親は、振り切ってしまった人たちですが、振り切らないまでも自分の物のように子供を扱う親は沢山いるのが現状。実は親と縁を切る決断をした子供は、結構多いのです。

これからあなた自身が親になったら子供を養うのは当然の義務。子供に恩を着せるのではなく、子供は自分とは個体が違う、という認識が必要です。毒親を持ったからこそ、親を反面教師としてこれから生きていってください。

まとめ

親と縁を切った体験談に見る、判断とは

・埒が明かないため家を出た
・離れた親からのお金の無心を断った
・親の思い通りにならなくても親不孝では無い


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