法事に渡すお布施・知らないと損する7つの相場

法事に渡すお布施・知らないと損する7つの相場
お布施の相場ってあるの?分かりづらい、法事のお布施。そもそもお布施とは「他人に金品を施すこと」ですので、決まった金額(相場)がないのが好ましい所ですが、そうとも言えないのでやっかいです。

僧侶や住職の方に尋ね「お心のままに」と言われても、どの位の金額を渡すべきか…また「おおよそ、この位です」と言われても、高いのか、適正金額なのか、安いのか…正直分からないのが本音ですよね!

法事は故人を偲ぶ為に行う儀式ですから、遺された家族が、お金のことで負担になったり、重荷になったりするのは避けたい事。

法事の種類や内容により渡すお布施の金額も変わってきますから、いざという時の為に少しでも詳しく知って備えておきましょう!今日は、法事に渡すお布施の相場を葬儀から順に7つ紹介します。



 

法事に渡すお布施・知らないと損する7つの相場

 

お通夜・葬儀の相場


【相場:11~17万円】+戒名料(御車代・御膳料など)

主に読経をはじめとする一連の儀式を、僧侶・住職の方に取り仕切ってもらいます。お世話になった謝礼として渡すのが「お通夜・葬儀のお布施」です。

■枕経・お通夜の読経…1~2万円/1回

宗派によって行う読経は異なりますが、「故人の浄土への引入」をお祈りするための読経が唱えられます。おおよそ、30~40分位の読経です。

■葬儀時の読経、一連の儀式…10~15万円

故人の心を清浄にする為の読経、仏の世界での戒めの読経、旅立ちを手助けする為の読経など、葬儀の流れに沿って、それぞれの読経が唱えられます。

その他、告別式での読経、還骨勤行の読経など、儀式の内容に合わせた読経を行います。※枕経やお通夜の読経は「葬儀の際もお世話になる」事が前提の為、その他法事の読経と比べ、低い相場になっているようです。

 

戒名料の相場


宗派、戒名のランクによって異なるのが戒名料です。ほとんどの場合、葬儀時のお布施代に含んでお渡ししますが、含まれていない場合は、別の袋に「戒名料」と記載し包んでお渡ししましょう。

【最も多い名称】信士/信女…15~30万
【次の位】居士/大姉…30~50万
【次の位】院・信士/院・信女…80万~
【次の位】院・居士/院・大姉…100万~
【最上位】院殿・大居士/院殿・清大姉…上記以上

※浄土真宗では「法名」と呼び釈や釈尼の文字が使用されます。戒名のみの金額です。こちらに読経料を加えた金額が、葬儀のお布施代となります。

【最も多い名称】+読経(通夜含む)=30~50万円が葬儀の一般的な相場です。地域や地方にもより、金額に差があります。プラスして御車代・御膳料の有無がありますから、忘れないようにしておきましょう。

経済的に不安のあるご遺族の方は、一度、僧侶・住職の方に相談する事をオススメします。

 

火葬のみの読経・初七日法要の相場


近年、増えてきている家族葬や密葬。経済的理由や核家族化が進む現代のスタイルにより、密かに葬儀を行う場合もあります。
また遠方の親族の事を考え、初七日法要を葬儀の際に合わせて行う事も多くなっています。

ここでは、僧侶・住職の方に単体で行って貰う読経・法要の際のお布施についてです。

■火葬のみの読経…3~5万円+御車代など

戒名を付けて貰う場合は、こちらの金額にプラスされます。最近は、現代に合わせた「お坊さん派遣」の葬儀サイトもありますから、ご予算に合わせて選んで下さい。

■初七日法要…3~5万円+御車代・御膳料など

葬儀とは別に初七日法要をされる場合、この日にお渡しするお布施代が、今後の法事法要の際のお布施の金額となりますので、留意しておきましょう。

お寺へも失礼にあたらず、ご自身やご家族の負担にならない金額を包んで下さい。

 

49日法要、その他法事法要の相場


【相場:3~5万円】+御車代・御膳料

最近では、初七日法要を葬儀当日に済ませてしまう場合が増えているため、葬儀に続いて本格的な法要となっているのが49日法要です。

忌明け法要とも呼ばれ、1つの区切りとなる日です。法要を盛大に行いましょう。またこの日を目処に、葬儀・お通夜で香典やお供え物を頂いた方に挨拶・お礼の香典返しをお送りします。

お布施だけでなく、香典返し等にもお金がかかりますので、早めに準備しておくと良いでしょう。

※葬儀時に初七日法要を済ませている場合は、49日法要時のお布施代が、以降のお布施の金額となりますので、ご留意下さい。

49日法要、一年忌、三回忌など、僧侶・住職による読経のあと、食事を振る舞うのが流れです。今後も長くお世話になる事、もしもの場合はご家族・ご子息が負担していく事を念頭に入れ、出来る限り重荷にならない金額にしておきましょう。

お寺との話し合いも必要ですが、ご家族との相談も重要になります。

 

納骨法要の相場


最近は49日の法要と一緒に行う場合が多くなったのが納骨法要です。49日法要とは別日に行う場合の相場を紹介します。

・お布施目安…3万円が一般的。(~10万円まで)+御車代・御膳料です。

※49日法要と同日の場合は、5万円~の金額を目安にされて下さい。宗教によっては、卒塔婆が必要になります。その場合は、「卒塔婆供養料」も用意しておきましょう。

・卒塔婆供養料…3千円~1万円

法事の参会者に卒塔婆をつけてもらう場合もあります。その際は参会者ご自身が「卒塔婆料」として施主にお渡ししますので、あらかじめお寺や専門業者に金額を確認しておくとスムーズでしょう。

また、お花やお供え物をお寺に準備してもらった場合は、「御花料」「御供物料」を包みます。それぞれ異なる意味を持っていますから、お布施とは別の袋に入れてお渡ししましょう。

 

御車代の相場


僧侶・住職の方が出向いて下さった場合にお渡しするのが、御車代です。施主側がお寺に出向いた際は、不要となります。おおよその相場は、5千円~1万円/1台。

数名に来て頂いた場合は、×人数分となりますので、留意して下さい。「故人の為に、わざわざ来て頂いた」と言う感謝の気持ちと、ガソリン代を含め、少し多目の金額を出すのが一般的になっているようです。

1.僧侶・住職の方のご自宅から、法要場所までの距離により、金額の差がある。

2.地域、普段お寺とどのような関係にあるかによっても金額が異なる。

と覚えておくと良いでしょう。

お寺によっては、お布施に御車代が含まれる場合もあります。事前に確認するのが好ましいですが、難しい場合は周りの方に聞いてみましょう。

また施主側が送迎タクシーを手配し、実費を支払う場合もあります。法事を行う場所が、僧侶・住職の方のご自宅に近い場合は、通常の相場より安く済むでしょう。

 

御膳料の相場


【相場:5千円~2万円/人】※出向いて貰った人数分の金額をお包みします。

僧侶・住職の方が、会席を欠席した場合に包むのが御膳料です。

【御膳料不要な場合】

僧侶・住職の方が会席に出席した時。(通夜ぶるまい、精進落とし、お斎など)折り詰めなどのお良やお酒の小瓶を持ち帰って貰う場合。(そもそも会席を実施しない時)御膳料の金額は、会場によっても異なります。

ホテルや葬儀場で行う場合、お料理+場所代もありますから、ご自宅での開催より少し高めですが、準備や後片付け、長居の心配がありません。

ご自宅で行う場合、仕出し等のお料理の値段次第ですが、ご自身で選べますから他の会場より少しお安く出来るでしょう。後片付け等、手のかかる事も多々ありますから、親族や地域の方にお手伝いして貰って下さい。

法事は精神的にも金額的にも頭を悩ませる事が多い儀式です。ご遺族の負担にならない会場を選んで下さいね。

 

いかがでしたか。

おおよその相場がつかめたでしょうか。法事法要について調べる年齢になり、色々な事で悩む事柄ではありますが、やはり一番大切なのはお寺とご家族の間柄です。

今後も末永くお付き合いするのが前提でしたら、一度お寺へ相談される事をオススメします。せっかくの故人を偲ぶ大事な儀式が、負担になっては悲しいこと。

お寺、ご自身にとって、あまり気持ちの良い話題ではありませんが、故人の為、また今後のためですから、ご家族一緒に、ご夫婦一緒に僧侶・住職の方と話し合ってみると良いでしょう。

人との関係や宗教離れが進む現代、先祖を偲ぶ温かい気持ちが伝わる法事法要になると良いですね。

 

まとめ

法事に渡すお布施・知らないと損する7つの相場

・お通夜・葬儀の相場
・戒名料の相場
・火葬のみの読経・初七日法要の相場
・49日法要、その他法事法要の相場
・納骨法要の相場
・御車代の相場
・御膳料の相場