その敬語の使い方、大丈夫?上司が気になる7つの間違え


敬語の使い方は、日常で使用する時、間違えていても本人としては、「丁寧な言葉を使っている」つもりであるケースが多いです。意味は通じているので、注意もされないまま、間違いに気づくことなく、堂々と使っている人もいるのではないでしょうか。

若い世代なら、上司や目上の方が教えてくれる機会があるかもしれません。ただ、そのまま仕事でキャリアを積んでいく時、間違った敬語の使い方を続けていては、恥ずかしいですよね。

さらに上司や目上の人が使う言葉をそのまま真似て、「相手に失礼な思いをさせてしまった!」なんて失敗談も案外多いのです。自分は間違えていないか、気になる事でしょう。

そこで今回は、敬語の使い方でも、特に上司が気になる間違いを7つお伝えします。この機会にぜひ、自分の敬語の使い方も確認してください。

 

その敬語の使い方、大丈夫?
上司が気になる7つの間違え

 

敬語の使い方の基本パターン

敬語の使い方で上司や目上の人などを敬い、動作や状態について話をするときに尊敬語を使います。

【 尊敬語の基本パターン 】

★ 「お(ご)~になる」「お(ご)~くださる」「お(ご)~られる」

自分や身内の動作や状態などをへりくだる言い方をするときに謙譲語を使います。

【 謙譲語の基本パターン 】

★ 「~する(します)」「~いたす(いたします)」「~させていただく」

初めて会った人などに対して丁寧な言い方をする時には丁寧語を使います。

【 丁寧語の基本パターン 】

★ 「~です」「~ます」「~でございます」

間違いやすい敬語、「~様でございますね」は「~様でいらっしゃいますね」が正しい敬語の使い方。「お聞きになられる」は「お聞きになる」です。

同じように「~様をお連れしました」は「~様をご案内いたしました」。「とんでもございません」は「とんでもないです」や「とんでもないことです」「とんでもないことでございます」が、敬語の使い方なのです。

 

「ご苦労様です。」の本来の意味

敬語の使い方で「ご苦労様です」は目下にあたる人をねぎらう言葉です。上司に「ご苦労様」と声をかけてもらったからと言って、自分が上司や目上の人に対していうのは失礼にあたります。

【 敬語の使い方:「お疲れさまです」 】

★ 自分が言う時は「お疲れ様です」と言うようにしたり、帰る時に使う時は「お先に失礼します」と言います。

また、同じように、上司や目上の人に対して使うと失礼にあたりる言葉に「了解です」があります。

【 敬語の使い方:「かしこまりました」 】

★ 正しい敬語の使い方は「かしこまりました」「承知いたしました」が正しい敬語の使い方です。

 

上司や目上の人に対してお願いをする

敬語の使い方で「○○してください」は丁寧なようで、実は命令調になります。「~ください」は子どもの頃、両親や大人から指導されるだけに、社会に出てもそのまま使ってしまっているケースは多いです。

【 敬語の使い方:お願い事 】

★ 何かお願いする時には「○○していただけますか?」と言うようにします。

 

まずは「はい」で受け答えする

敬語の使い方で「こうしてね」と上司に言われた場合、「どうしてですか?」や「わかってます」と言った受け答えは否定的と思われるので使いません。

【 敬語の使い方:受け答え 】

★ まず、「はい」と返事をしてから、内容の確認などをしてください。

 

謝る時の敬語の使い方

注意を受けたり、ミスをしたときには即座に謝りますが、言い訳から入ったり、「どうしてですか?」「え?」などと受け答えするのはタブーです。

【 謝るときの敬語の使い方 】

★ 「申し訳ございません」が正しいです。

・ 相手の言い分に納得がいかなくても、まずは謝るのが社交場の一般的なルールです。

「申し訳ございません」にプラス「ごもっともでございます」「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」や「私の不手際でした」などの言い回しを覚えておくと、尚良いです。

 

相談の方程式

なにか相談事があるときや、主張したいときには、「敬語の使い方の方程式」があります。

【 敬語の使い方:相談の方程式 】

★ 「前置きの言葉+内容に関すること+ ~していただけないでしょうか」と使います。

例えば…

・ 「お忙しいところ申し訳ございません、○○についてお知恵をお借りしたいのですが」や、

・ 「恐れ入りますが、○○の件でお時間頂いてもよろしいでしょうか」

などのように使います。

相談した場合は必ず後で報告するようにするのも、社会人としてのマナーです。

 

事後報告の方程式

相談事や主張を聞いていただいた後は必ず事後報告をします。事後報告の敬語の使い方にも、方程式があります。

【 敬語の使い方:事後報告の方程式 】

★ 「今お時間よろしいでしょうか+先日聞いていただいた○○の件ですが+(~の理由で)このようになりました+以上です。ありがとうございます」と伝えるようにします。

 

いかがでしたでしょうか。アットホームな職場であっても、敬語の使い方はマスターしておく必要があります。

上記で書いたこと以外にも「すみません」のかわりに「恐れ入ります」を使ったり、「言い忘れました」を「申し遅れました」。「(~に)お伝えします」を「申し伝えます」と正しく使うと、より気品のある言葉遣いになります。

目上の人に対して使ってはいけない言葉も、上記以外に「分かりましたか?」や「なるほどですね」があります。それぞれ「ご理解賜ったでしょうか?」「なるほど、そうですね」「おっしゃる通りですね」というのが正しい敬語の使い方。

仕事だからと言うのではなく、仕事以外にも目上の方と接する機会があるときにはやはり敬語の使い方をマスターしていると一目置かれる存在にもなります。

言葉遣い、敬語の使い方をマスターすることでより素敵な大人になれるはず。ぜひ、本記事をきっかけに、普段から敬語を正しく使えるようにしておきましょう。

 

まとめ

敬語の使い方7つの間違え

・敬語には基本パターンがある
・「ご苦労様です」は「お疲れさまです」
・「了解です」は「かしこまりました」
・「○○してください」は「○○していただけますか?」
・まずは「はい」と返事
・謝るときは「申し訳ございません」
・相談する時は相談の方程式がある
・事後報告は事後報告の方程式がある


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