お中元お歳暮を贈る☆感謝を伝えるご挨拶の基礎知識

お中元やお歳暮はより良い人間関係を築いておくために、大人なら必ず押さえておきたいマナー。最近は、お中元やお歳暮といった季節のご挨拶を簡略化してしまう人もずいぶんと増えてきました。

ですが、「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、どんなに親しい間柄でも日頃の感謝を伝えるために、お中元やお歳暮といったご挨拶はきちんと押さえておくべきです。

上司に、取引先に、恩師に、そして離れて暮らす両親に、お中元やお歳暮を贈って日頃の感謝の気持ちを伝えてみませんか?

そこで今回はお中元やお歳暮を贈るために、知っておきたい基礎知識をお伝えします。社会人としては必ずおさえておきたいポイントばかりですので、是非この機会に正しいマナーを頭に入れておいてください。

 

お中元お歳暮を贈る☆
感謝を伝えるご挨拶の基礎知識

 

お中元・お歳暮を贈る時期とは

お中元やお歳暮とは、日頃お世話になっている方に、感謝の気持ちを伝えるために贈る贈り物のことをいいます。お中元やお歳暮を贈るシーズンをむかえると、百貨店やテレビのCMで宣伝されているのを目にする方も多いのではないでしょうか。

【 お中元・お歳暮を贈る時期 】

・ お中元とは7月初旬から7月15日までに。
・ お歳暮は12月初旬から12月20日までに。

この時期に贈るのが一般的なマナーです。特にお歳暮は、年々贈る時期が早まる傾向にあります。

 

お中元やお歳暮は誰に贈るの?

お中元やお歳暮は基本的に日頃お世話になっている方に贈ります。

【 お中元を贈る例 】

・ 上司や取引先の方
・ 恩師
・ 離れて暮らす両親

・・・などです。

最近はお中元やお歳暮という文化が、ますます広い世代に浸透していることから、お稽古の先生に贈る人も増えています。

とはいうものの、一度お中元やお歳暮を贈ると次の年からも贈るのが一般的であるという点を考えると、あまり贈る相手の範囲を広げすぎるとあなたの負担になってしまいます。

★ 誰に贈るのかは慎重に検討するようにしましょう。

また、贈り物をするというのは意外と出費がかさむもの。お中元とお歳暮の両方を贈ることが難しい場合には、お歳暮だけ贈ると安心です。

 

お中元やお歳暮には何を贈ればいいの?

人に贈り物をするというのは何かと気を遣うものです。お中元やお歳暮として贈る品物として人気なのは、やはり食料品

【 安心して贈れる、お中元・お歳暮の定番 】

★ お中元の贈り物におすすめ!

・ ビールやアイスコーヒー、ゼリー類。

★ お歳暮の贈り物におすすめ!

・ 食肉加工品日本酒などが定着しています。

やはり、これらの品物は好き嫌いがわかれる事が少なく、また消費しやすいものであるという点が相手の方に負担をかけない贈り物として人気を集めています。

 

お中元やお歳暮に不向きな品物とは

相手の嗜好を問わない贈り物を贈りたいと考えた時に、候補にあがるのが金券です。

★ 目上の方に金券を贈ることは失礼にあたります。

お中元やお歳暮の贈り物としてはマナー違反なので、注意をしてください。

★ 靴下やマット類

「踏みつける」という行動を連想させる靴下やマット類も、お中元やお歳暮の贈り物としては失礼にあたります。

★ 調味料

「家計が苦しいでしょうからこれを使ってくださいね」という意味合いがあります。

★ 時計や筆記用具

「勤勉奨励」という意味合いがあります。

このように、贈る品々によって、様々な意味合いがあります。目上の方に贈る贈り物としては適していませんので、注意をしてください。

もちろんこれらの品物を、お中元やお歳暮として贈ったからといって「失礼だ!」と怒る方は少ないかもしれませんが、「この人はマナーを知らないんだな」と判断されてしまう可能性があります。

贈る時は相手の方とあなたの関係なども考慮して十分検討して決めるようにしましょう。

 

喪中のときはお中元を贈っても良いの?

喪中の場合は年賀状を控えたりしますよね。では、喪中のときには、お中元を贈ることも控えるべきなのでしょうか?結論から言いますと、喪中の時でもお中元を贈っても構いません

喪中に避けるべきことは「お祝い事」。お中元は、日頃の感謝の気持ちを伝えるための季節の挨拶ですので、喪中を理由に控える必要はありません。

★ 四十九日中は贈り物は、控えます。

相手の負担になりますので、控えた方が無難でしょう。感謝の気持ちを伝えるために贈ったお中元が、相手の方の負担になってしまっては本末転倒です。

また、喪中にお中元を贈る時はのしの種類が少し異なります。通常のお中元の場合は、のしは紅白の蝶結びの水引のものを用います。ですが、紅白のは喪中にはふさわしくありません

【 喪中のお中元の場合 】

・ 無地の白い奉書紙に御中元と書くのが一般的です。

喪中の対応はデリケートな問題ですので、細心の注意を払うように気を付けてください。

 

いかがでしたでしょうか。今回は、感謝の気持ちを伝えるために知っておきたい、お中元やお歳暮の基礎知識を5つ、お伝えいたしました。季節のご挨拶は大人のお付き合いのけじめとして、きちんと押さえておきたいと思っていても、実際に自分で行うとなると意外と難しいと感じます。

お歳暮は一年を締めくくるご挨拶、お中元はお歳暮だけでは感謝の気持ちを伝えられないほどお世話になっている方への挨拶として贈るもの。

20代の人の中でも、お中元やお歳暮を贈るという習慣は広く浸透しています。お中元やお歳暮を贈ったことがあるというあなたも、まだ贈ったことがないというあなたも、この記事をきっかけに「季節のご挨拶」に対する、正しい知識を頭に入れて挨拶がしたいもの。

お付き合いをより実りあるものにするためにも、お中元やお歳暮のマナーはきちんと身につけておくと、後々に役立ちます。日頃から感謝を伝えたい相手に、お仕事先の方々に、お中元やお歳暮を準備してはいかがでしょうか。

 

まとめ

お中元やお歳暮の基本を知って、毎年の挨拶を

・お中元は7月15日までに、お歳暮は12月20日までに
・お中元やお歳暮は、上司や恩師、両親に贈ります
・食料品は贈り物として定番の人気商品
・知っておきたいお中元やお歳暮のタブーとは
・喪中の場合はお中元ののしに要注意


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