名刺交換マナー☆社会人として押さえる、基本の渡し方

名刺交換マナー☆社会人として押さえる、基本の渡し方
名刺交換はマナーを理解しているつもりでも、その時になって戸惑うことがありますよね。

「自分の名刺を出している(準備している)間に、相手から先に名刺を渡された」、「お互い名刺を渡すタイミングが同じで、どのように受取ればいいかわからなかった」などなど…。

これらの事例は名刺交換の場ではよくあることです。スムーズにいくと思っていた名刺交換もマナーを知らなければ、相手に与えるイメージがダウンしたり、自分自身もあたふたしてしまいます。

社会人になると、名刺交換のマナーは知っておいて当たり前のビジネスマナー。名刺には会社名、所属部署、肩書き、名前など、あなたに関する様々な情報が書かれている、あなたの顔

名刺交換のマナーがなっていないと、受け取った方はあなたの名刺を見る度に「名刺交換で失礼のあった奴だ」などと思うかもしれません。名刺交換マナーは、人と人の繋がりを通して会社と会社を繋ぐ大切なものだけに、礼儀を重んじたい事でしょう

そこで今回は、社会人として押さえておきたい、基本的な名刺交換のマナーをお伝えします。

 

名刺交換マナー☆
社会人として押さえる、基本の渡し方

 

基本の名刺交換マナー

名刺交換マナーは、「目下の人から目上の人へ」が基本。目下、目上の考え方は年齢や地位などではなく、「お金をもらう側か、出す側か」です。

【 名刺交換マナー:渡す順番 】

★ お金(仕事)をもらう側が目下、出す側が目上です。

・ つまり、営業などで訪問した際には、自分が目下ということになります。

また、名刺を受け取る際に、相手の名前や会社のロゴなどに自分の指がかぶらないようにするのも、名刺交換のマナーのひとつです。受け取る際にはついつい指がかぶってしまいがちですが、意識するだけでも受け取り方に大きな違いが出てきます。

これらは、名刺交換の基本的なマナーとして、知っておくようにしておく最も基本的な部分です。

 

名刺交換をする順番

名刺交換のマナーで守りたいのが、名刺交換の順番です。先ほど、「目下の人から目上の人へ」とお伝えしましたが、1対1で名刺交換をする場合と複数人で交換する場合の違いについて、詳細をお伝えします。

【 1対1で名刺を交換する 】

★ あなたが目下に当たる場合は、あなたから先に名刺を渡します。

・ その際、名刺は自分の胸の高さで持ち、相手が読みやすい向きにして両手で渡すようにします。

渡す際、自分の会社名、部署、名前をフルネームで名乗るようにすると、相手への心遣いも感じられます。また、どうしても視線が手元に向いてしまいがちですが、相手の目を見て渡すことを心がけるのも大切!

【 複数人で名刺を交換する 】

★ 例えば、あなたとあなたの上司、取引先の課長と担当者の4人で名刺交換をする場合、以下の順番が名刺交換の正しいマナーです。

① あなたの上司→先方の部長
② あなた→先方の部長
③ あなたの上司→先方の担当者
④ あなた→先方の担当者

渡し方は1対1で名刺交換をする場合と同じで、胸の高さで名刺を持ち、名乗り、相手の目を見て渡せば大丈夫!この順序は、あなたと上司が取引先へ訪問したことを想定しています。訪問者が目下、訪問先が目上として考えます。

 

相手と同じタイミング

名刺交換でよくあるのが、交換のタイミングが相手と同じになってしまうことです。名刺交換のマナーでは、名刺は両手で渡すことが基本となりますが、相手と同じタイミングになってしまった場合には片手での授受になっても問題はありません。

【 相手と同じタイミング 】

★ 右手で名刺、左手で名刺入れを持ち、相手と同時に受け渡しをします。

・ 相手の名刺は左手の名刺入れの上で受け取るようにし、逆に自分の名刺は、相手が左手に持っている名刺入れの上に置くように渡すのです。

受け取った後は、すぐに左手を添えるのも、名刺交換マナーです。

 

名刺を渡す、受け取る際の注意

名刺交換マナーには、名刺を渡す際に気を付けたいことが、いくつかあります。

【 名刺交換マナーの注意点 】

● 名刺交換は机を挟んで行わない

・ 相手に名刺を渡す際、決して間に机を挟んではいけません

名刺交換を行う際は相手の目の前に立つようにし、必ず交換しやすい位置まで移動するのが名刺交換におけるマナーです。

先に別室で待っている等で席についている場合には、相手の顔が見えたらすぐに立ち上がるようにし、挨拶の後に名刺交換をします。事前に名刺を準備しておくとスムーズにいきますよ。

● シワシワの名刺は使わない

・ 言わなくてもわかるような当たり前のことなのですが、相手に渡す名刺は折れ曲がっていたり、シワがついたりしていない方がいいものです。

名刺交換の前に自分の名刺をチェックしておくようにします。

● 名刺は名刺入れに入れておく

・ こちらも当たり前のことですが、自分の名刺は普段から名刺入れに入れておくのが常識です。

名刺交換をする際に、ポケットから名刺が出てきたらどう思いますか?絶対に「え?ポケット?!」と驚きます。名刺がシワクチャにならないよう、汚れないようにするためにも、名刺入れを利用してください。もちろん、お財布にしまっておくのもNG!

● 相手から先に名刺を差し出されてしまった!

・ 通常は、目下→目上に名刺を渡しますが、相手(目上)から先に名刺を差し出されてしまうことがあります。

この場合は、慌てずに「恐れ入ります。先に頂戴いたします。」とひとこと添えるか、同時に名刺交換をする手順としても問題ありません。

先に名刺を受け取った場合は、その後すぐに自分の名刺を渡してください!

● 相手への配慮を忘れずに

・ 名刺交換では、相手への配慮も大切です。

例えば名刺を受け取った際、「ありがとうございます、頂戴いたします」「素敵なお名前ですね」などと添えると、場の空気も和みます。

難しい名前などで読み方を確認する場合も、名刺交換の場であれば失礼には当たりません。

 

名刺をしまうタイミング

名刺交換マナーでは、受け取った名刺はどのタイミングでしまうといいのでしょうか。名刺をしまうタイミングで一番多いのは、打ち合わせが終わるタイミング。基本的に他の人に合わせることで問題ありません。

【 受け取った後の、名刺交換マナー 】

★ それまでは受け取った名刺はすぐにしまうのではなく、机の上に置いておくようにします。

・ 名刺は、「相手の名前を覚えるまで」は、出しておく方が失礼もありません!

ただ、名刺を打ち合わせ中にしまうのはマナー違反ですが、書類などが多く、やり取りに不都合が生じる可能性がある際には、ひとこと断りを入れた上で名刺入れにしまうようにします。

 

いかがでしたでしょうか。社会人にとって大切な自己紹介の場でもある名刺交換。マナーを正しく知った上での対応が、今後の付き合いにも繋がります。

また、できるだけ名刺は切らさないようにし、常に持ち歩くようにしておくと、急な場でも対応に困ることはありません。もしも名刺を忘れたり、持ち合わせていない場合には、「申し訳ございません。ただ今名刺を切らしておりまして。」と慌てず冷静に対応すれば大丈夫です。

名刺は、自分のものも相手のものも大切に扱い、持ち帰った後も管理には十分注意してください。名刺の裏をメモ書きに使用するのは、絶対にNGです。

自分の名刺を初めて手にしたときは、「社会人になった」と改めて実感することと思いますが、浮かれずに気を引き締めて臨むことが、信頼できる人間づくりに活きてくるのではないでしょうか。

 

まとめ

ビジネス上の、名刺交換のマナー

・名刺交換は、目下の人から目上の人へ
・両手での授受が基本
・立ち上がって目の前で交換する(間に机などは挟まない)
・名刺は大切に扱う
・受け取る際に一言添える
・名刺をしまうタイミングは、他の人に合わせてOK


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