チーフのアクセントがあるだけで、いつもの服が、華やかで、洗練されたイメージになります。今年の春は、ポケットチーフを使って、あなたのおしゃれ度をアップしてみましょう!
さて、チーフにはたくさんの種類がありますが、結婚式にはどんな色のチーフがふさわしいのでしょう?どのようにチーフを胸元に挿せば素敵に見えるのでしょう?今回は、結婚式でポケットチーフを素敵に見せるコツをご紹介します。
結婚式で使うポケットチーフを
素敵に身につける5つの方法
その1.江戸時代のポケットチーフとは
ポケットチーフは、ヨーロッパにしかなかった文化のように思われがちですが、実は、日本でも同じようなおしゃれな文化がありました。それは、江戸時代に、町人が帯に手拭いを挿すことが「粋な服装」と言われるようになり、いろいろな柄の手拭いが作られるようになったというものです。
もともとは、手を拭いたり汗を拭うものだった手拭いが、おしゃれな装いにかかせないものになったというのですから、西洋のポケットチーフと、日本の手拭いは、同じ位置づけだったのですね。
その2.チーフの種類
チーフの生地は、麻と絹、綿の3種類があります。麻、綿、絹の順にフォーマルとされていますが、結婚式では、絹がエレガントで華やかな雰囲気を醸し出すことから、もっともポピュラーです。
以前は、白のみが正礼装として用いられてきましたが、最近では、シルバーなど光沢のあるものも目にするようになりました。チーフの大きささは、日本製のものより輸入品の方が、少し大きめですが、大きさに決まりはありません。
あくまでも、ハンカチーフとしては使わず、胸元の飾りですので、素敵なハンカチに見えるような布であれば、どんな布でも構わないということになるでしょう。
その3.ネクタイと合わせた方がいい?
ひと昔前は、結婚式に参列する際は、ネクタイもポケットチーフも、白が基本でした。ですが、最近のネクタイの色は、白よりもシャンパンゴールドやシルバー、中には薄めの暖色系を身につける人も見られるようになりました。
それに伴って、ポケットチーフも、コーディネートに統一感を持たせるため、白ではなく、ネクタイと同じ色にする人が増えてきました。ですが、ネクタイとチーフを同じ色にしなければならないという決まりはありません。自分の好みの色でも結構です。
ただし、あくまでも、結婚式では新郎新婦が主役ですので、赤などの派手な色は控えるようにしましょう。
その4.チーフの折り方
チーフの折り方ですが、チーフ自体がフォーマルに用いられるアイテムなので、どんな折り方をしてもマナー違反ではありません。しかし、結婚式ですので、やはり、華やかな印象になる折り方がフォーマルにはふさわしいといえるでしょう。
沢山ある折り方の中でもお薦めなのが、「スリーピークス」と、「パフド」です。
スリーピークスは、チーフを3角形になるように折り、さらに角が少しずれるようにもう一度折る「三つ折り」のことです。3つ折した角が少しだけポケットから出すように挿します。これは格式高い結婚式にぴったりの折り方ですが、少し堅めのイメージになりますので、新郎新婦のお父様であれば、この折り方がいいでしょう。
一方、「パフド」は、折り畳まずに、チーフの中心をつまみ上げて、つまんだ方を上にしてポケットに入れるスタイルです。こちらは明るく華やかな印象になります。
その5.着こなし方のポイント
「スリーピークス」も「パフド」も、結婚式にはふさわしい折り方ですが、もしもあなたが、友人として参列するのであれば、パフドの方が、華やかでおしゃれ見えるでしょう。
また、スリーピークスは、折り方が少々難しいので、日頃チーフを身につけている人であれば別ですが、形が崩れてしまった時などに、もとに戻すのが難しいかもしれません。その点、パフドは、ただ入れるだけなので、直しやすく、初心者向きと言えるでしょう。
いずれの場合でも、チーフはアイロンで折り目をつけたりはせず、あくまでフワッと身につけることが基本です。また、ポケットからチラっと見せるのがおしゃれのポイントです。
いかがでしたでしょうか。
ポケットチーフを身につけることで、コーディネートがぐっと引き締まり、結婚式での装いが、とても華やかな印象になるということがお分かりいただけましたか?
ポケットチーフは、色や折り方を変えるだけで、素敵なアレンジを演出することができます。これほど手軽におしゃれを楽しめる小物はないかもしれません。あなたに似合うポケットチーフの身につけ方を是非身につけて下さいね。
まとめ
結婚式で使うポケットチーフを素敵に身につける5つの方法
1.江戸時代のポケットチーフとは!?
2.チーフの種類
3.ネクタイと合わせた方がいい?
4.チーフの折り方
5.着こなし方のポイント