ビジネス敬語☆社会人として「絶対タブー!」7つの言葉

ビジネス敬語☆社会人として「絶対タブー!」7つの言葉
ビジネス敬語は、年齢や経験年数を問わず社会人として正しく使えることが求められますよね。

世の中にあるほとんどの仕事には、お客様や取引先などのビジネスパートナーが存在しますし、会社にいれば上司や先輩もいます。このような人たちに対して正しいビジネス敬語が使えないと、社会人としての信用性にマイナスの影響を与えてしまいます。

自分がお客様や上司の立場になったとき、いくら仕事ができる人であっても、ビジネス敬語が正しく使われていないと気になりますよね。この「気になる」という印象を相手に与えるだけでも、ビジネスパーソンとしては、マイナス評価になってしまうのです。

せっかく、仕事に対して真面目で一生懸命に取り組んでも、言葉遣いでマイナス要素を作ってしまうのはもったいないことです。そこで、社会人として絶対タブーのビジネス敬語の間違った使い方について7つ解説します。

 

ビジネス敬語☆
社会人として「絶対タブー!」7つの言葉

 

「了解しました」の間違え

「了解」という言葉は子供の時から使っていて馴染みがあると感じる人は多くいます。

この「了解」という言葉に「です」や「しました」などの丁寧語を付ければ、ビジネス敬語として使ってもいいと考えて、実際に言っている人はたくさんいますが、これは上司やお客様に対しては失礼にあたります

【 ビジネス敬語:「了解しました」に変わる言葉 】

★ 自分が理解したことを相手に伝える時には「承知いたしました」と言うのが正しい言葉遣いなのです。

 

「どなた」の間違え

営業や接客をしなくても、会社の電話にでる機会がある人は、ビジネス敬語を正しく使えなければいけません。電話応対でよくある間違いが、自分の会社の人間のことを「どなた」と表現してしまうことです。

【 ビジネス敬語:「どなた」に変わる言葉 】

★ 「担当は誰でしょうか」と聞くのが正しいのです。

・ 電話で「○○さんいらっしゃいますか」と聞かれて、聞き取れなかったときに「どなたでしょうか」と聞き返すのは間違えです。

知らない顧客から電話があった時に、「担当者はどなたでしょうか」と確認しているという人は、意識して返事をしてください。

 

「おられる」の間違え

尊敬語と謙譲語は混同してしまうことがありますが、全く逆の表現になってしまうため、ビジネス敬語では注意して使わなくてはいけません。

★ よく間違えてしまう言葉に「おられる」があります。

・ 例えば、取引先の受付や電話で「○○様はおられますか」と聞くのは間違いです。

「おられる」は「おる」という謙譲語の動詞なので、自らを下げて相手を上げる時に使います。

 

「~の方」の間違え

レストランや居酒屋で「こちら、お水の方です」と言われて、コップに入ったお水を提供されることはよくありますよね。しかし、この「~の方」という表現はビジネス敬語のみならず、日本語として間違っています

【 ビジネス敬語:「~の方」の間違え 】

★ 正しくは「こちら、水でございます」です。

資料を客先で渡すときなど「会議の資料の方です」と、「~の方」を付けると丁寧になると勘違いしている人も多いので、気をつけてなおして行くと、より好印象です。

 

「よろしかったでしょうか」の間違え

相手に注文や要望を聞いて、その内容を繰り返し復唱して、相互に確認をしあうというのは、ビジネスにおいてよくある場面ですし重要です。

★ ここで、ビジネス敬語の間違いとして増えているのが「よろしかったでしょうか」という言い回しです。

・ 正しくは、「よろしいでしょうか」です。

過去のことを確認するのだからと「よろしいでしょうか」を過去形に変化させているという意図があるのかもしれませんが、確認しているのは現在なので過去形にする必要はありません。「よろしいでしょうか」で正解なのです。

 

「お」や「ご」を付ける

ビジネス敬語では、緊張のあまり、なんでも最大級に丁寧に言えばいいと思っている人が多くいます。

★ しかし、どのような言葉にも丁寧に「お」や「ご」を付ける必要はないのです。

例えば「○○に伝言をお伝えします」と、電話口で言うケースは多いです。けれども、「伝える」という言葉は自分の動作を表す言葉ですから「お」を付けるのは間違っています。

★ 誰が主語なのかを確認して、丁寧に言い換えることが重要です。

 

「すみません」の間違え

普段使い慣れていて、ついビジネスシーンでも発してしまう、とっさの言葉が「すみません」です。

★ ビジネス敬語においては、どのような相手に対しても「すみません」とか「ごめんなさい」という謝罪の言葉は使いません

ビジネスにおいて謝罪をする場面は、カジュアルな表現を使うにはふさわしくありません。

★ 相手がどのような立場の人であっても「申し訳ございません」というのが正しい表現です。

 

いかがでしたでしょうか。ビジネス敬語は、決して難しく考える必要はありませんが、言葉遣いは長年の癖や習慣の1つですので、決まり切った言い回しほど、本当に合っているのかを再確認する必要があります。

特に周囲が使っている言葉は耳で聞いて、自分にも伝染してしまいやすいですから、正しい表現かは自分で確認する必要があります。ビジネス敬語を正しく使うコツは、謙譲語と尊敬語の使い分けをすることと、なんでも過剰に丁寧に言おうとしないことです。

今回解説した表現の中にも、謙譲語を尊敬語と誤認識しているケースが多くあります。また、丁寧にしようと意識するあまり、日本語として間違った言葉使いになるケースもあります。

しかし、ビジネス敬語の間違いは相手にとって違和感を感じさせるだけでなく、最悪の場合には、不快な気分にさせてしまう可能性もありますから、慣れている人ほど、再度自分の言葉遣いについて確認をして、円滑なビジネス上のコミュニケーションを目指してください!

 

まとめ

使ってはいけないビジネス敬語とは

・「了解しました」は上司やお客様には使わない
・自分の会社の人間を「どなた」と表現しない
・「おられる」は謙譲語であって尊敬語ではない
・「~の方」を付けたからといって敬語になるわけではない
・「よろしかったでしょうか」は間違った敬語
・自分の動作に「お」や「ご」を付けるのは相手に失礼
・「すみません」はビジネス敬語としては使わない


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