名刺交換マナーを押さえて印象アップ☆その7つのポイント

名刺交換マナーを押さえて印象アップ☆その7つのポイント

その名刺交換マナー、チェックしたことはありますか?基本的には、名刺をお互いに交換するだけのもの。でも日本では名刺交換マナーは、ビジネスマナーの根幹とも言えるほど、奥が深い意味合いがあります。

知らぬ間にあなたの名刺交換マナーを、相手先でスキルチェックをされているかもしれません。と言うことは、あなたの名刺交換マナーひとつで、自分自身だけではなく、あなたの後ろに見える会社まで評価されてしまうのです。

「今までずっとやってきているから大丈夫!」と思う人も多いでしょう。けれども、ちょっと待って。その名刺交換マナーは本当に合っていますか?

そこで今回は、正しい名刺交換マナーの基礎知識を、7つのポイントに分けてご説明します。今までの名刺交換とその常識を、この機会に一度チェックしてみましょう。

 

名刺交換マナーを押さえて印象アップ☆
その7つのポイント

 

受け取る時の指の場所に気をつけよう

名刺交換をする時に相手から名刺を受け取る際には、指の場所に注意が必要です。相手の会社名やロゴマーク、氏名など、活字部分には指が掛からないように受け取るのが名刺交換マナーです。

うっかり相手の会社名などに指をべったり乗せてしまったりしないように気をつけましょう。

また、名刺交換する際には指先も見られているので爪が伸びていたり、汚れていたりしないように、指先も清潔にしておくのも名刺交換マナーです。相手が気持よく名刺交換が出来るように心がけましょう。

【名刺を受け取る時の、注意事項】

・ 相手の名刺の活字部分や会社のロゴマークに持つ指が掛からないように持つ
・ 名刺交換をする時にも、恥ずかしくないよう、指先を清潔にする。

 

同時の時には、目上の人に受けてもらおう

名刺交換の際に、名刺を同時に出してしまうなんていうのもよくあるケースですね。名刺を同時に出してしまった時には、出来れば目上の方に先に受け取ってもらうように配慮しましょう。名刺は、目上の人に先に自分の名刺を差し出すのが名刺交換マナーです。

実際の名刺交換の現場では、思うとおりにいかないことも多く出てきます。もしも先方に先に差し出されてしまったら、後から自分が出して無理に受け取ってもらうよりは、上手に受け取るようにしましょう。

【名刺を同時に差出した時の対処法】

・ 訪問先(目上の方)に先に、自分の名刺を取ってもらいます。
・ 名刺交換マナーとしては正しくても、無理に受け取ってもらうよりも、「同時交換」を行うケースも多いです。

~ 名刺の同時交換 ~

・ 相手の名刺を頂く前に、まずは「申し遅れました。」
・ 相手の名刺を受け取らずに、右手で自分の名刺を差し出す。
・ 自分の名刺は相手の名刺の下に差し出す。
・ 受け取ってもらってから、左手で名刺入れを枕に、相手の名刺を受け取る。
・ 胸の高さで、相手の名刺の内容を確認する。

分かりにくいかもしれませんが、両方とも右手で名刺を差し出し、左手で名刺入れを枕に相手の名刺を受け取っています。相手が自分の名刺を受け取ったら、すぐに頂いた相手の名刺に、自分の右手を添えましょう。

 

受け取った名刺に相手の前で書き込みはNG

名刺交換した名刺に、相手の情報をついつい書き込んでおきたくなってしまいませんか?もちろん、会社に戻ってから情報を書き込んだり、目印をつけたりするのは構いません。けれども、名刺交換をした相手がいる前でそれをやってしまうのは、名刺交換マナー違反になりNGです。

名刺を頂いたらすぐに名刺入れにしまう行為も、名刺交換マナーとしては、間違えています。自分の名刺入れを枕にするようにして名刺を置いたり、頂いた役職順に名刺を並べます。そのまま打ち合わせをするようにしましょう。

【受け取った後の名刺交換マナー】

・ 本人の前で相手の名刺にメモをするのは名刺交換マナー違反です。
・ 名刺を頂いてすぐにしまうのも、NGです。
・ 自分の名刺入れを枕にして、テーブル左側に相手の名刺を置きます。
・ 複数ならば、役職順、着席順に、先方の名刺を並べます。
・ 名刺はテーブルに置いたまま、打ち合わせを始めます。

 

目上の人から先に名刺を出して頂いた時

名刺交換をする時は、本来目下から目上の人に先に名刺を差し出します。先に目上の人に受け取ってもらう、これが名刺交換マナーです。ところが、名刺交換の現場ではそのとおりにならないことも多いのです。

目上の相手から先に名刺を出して頂いた時の対応方法には、諸説あります。

【目上の相手から名刺を出して頂いた時の対応】

・ 「申し遅れました。」と添えて自分も差し出し、先に受け取ってもらう。
・ 「申し遅れました。」と添えて同時の名刺交換を行う。
・  ムリに名刺交換マナーを守るよりも、先に頂いてから名刺を差し出す。

この時の対応は、この三つのうちどのパターンでも、著しく名刺交換マナーを違反しているとは言えません。その時々のシチュエーションやタイミングを見計らい、スマートかどうかを判断しながら、柔軟に対応すると良いでしょう。

ただし、目上の人に先に名刺を出されてしまってから、慌てて自分の名刺をガサゴソと出して、先に受け取ってもらおうと無理にするのは、名刺交換マナー違反とまでは言いませんが、スマートではありません。

【まだ名刺入れ自体を出していない時の対応】

・ 「お先に頂いてしまい申し訳ありません」と一言添えて先に受け取らせて頂くのがスマートです。

 

相手の名刺よりも低い位置から差し出そう

名刺を差し出す時には、その位置に名刺交換マナーがあります。

【謙虚さを示す名刺の差し出し方】

・ 相手が出した名刺の高さよりも低い高さで差し出すのが名刺交換マナーです。

名刺交換する際は、よほど相手との力関係が明白でない限り、出来るだけスマートに、相手よりも低い高さに名刺を差し出すように心がけましょう。

たとえ相手が飛び込みの営業であっても、名刺交換をする時に、相手より低い高さで嫌味ではなくスマートに差し出せたら、あなたの株も会社の株もきっと上がって見えるでしょう。また、相手から頂いた名刺は自分の胸元に引き寄せ、胸の位置で確認します

 

名刺を渡す時はテーブル越しでは渡さない

名刺交換の時にありがちなシチェーションで、いくつか良く見られる風景でも名刺交換マナー違反の行為があります。

・ テーブル越しの名刺交換は、名刺交換マナー違反です。

何かを間に挟んででは怠慢な態度に見えて失礼に当たります。出来れば自分からテーブルの横に出て、なにもない所で名刺交換をするようにしましょう。

でも、相手がテーブルの奥にいて、なにもない所で名刺交換をするには相手に手間を掛けさせてしまうような場合もあるでしょう。

・ 困難な場合には、「テーブル越しで申し訳ありません」と一言添えるのが、名刺交換マナーです。

 

ポケットや財布から直接名刺を出すのはタブー

名刺交換をする名刺は、きちんと名刺入れに入れて持ち歩くようにしましょう。確かに名刺入れに必ず入れなければならない訳ではありません。けれども、名刺交換マナーに沿う行動をしたいなら、名刺入れが欠かせません。

【名刺交換マナーに見る名刺入れの役割】

・ 名刺交換の相手の前で、ポケットや財布から自分の名刺を出すのはNGです。
・ 同時に名刺交換を行うケースでは、名刺入れを枕変わりに左手に持ちます。(右手には自分の名刺を差し出します。)
・ 名刺を頂いた後で、相手の名刺をテーブルに置く時、自分の名刺入れを枕にします。

【自分の名刺は、キレイなものを差し出します】

・ 専用の入れ物でなければ、名刺がクシャクシャになってしまったり、角が折れてしまったりすることがあります。

それを防ぐためにも名刺入れに名刺を入れるようにしましょう。相手から頂いた名刺を溜め込みすぎると名刺入れも太く見かけが悪くなってしまうので、頂いた名刺も定期的に整理して、名刺入れの外見もキレイに心がけましょう。

 

いかがでしょうか。名刺交換マナーの基礎知識を持つことにより、相手を不快にさせずに、スムーズに自己紹介や会社紹介が進みます。と、同時にビジネスマンとしてのスキルやマナーも評価され、それが成果に繋がるでしょう。

たかが名刺交換マナー、でもされど名刺交換マナーなのです。名刺交換マナーで良く聞く目上と目下ですが、大きな差がない限りは相手会社を目上と捉えると、スムーズです。

基本的には仕事を請ける側や来訪する側が目下、仕事を依頼する側、迎える側が目上となります。従来の立ち位置と言う意味合いではないので、注意してください。

本文でも述べたように、いくつかの名刺交換マナーについて、未だ統一されていない部分があります。また右手で自分の名刺を差し出し、左手で相手の名刺を受け取る、「同時交換」の名刺交換マナーは、まだ新しいもの。

このように時代や年代によって、多少のズレもありますが、それも知識と理解によって、柔軟な対応が可能です。名刺交換マナーを守って、気持よく営業できるように心がけましょう。

 

まとめ

ビジネスマナー最初の一歩、名刺交換マナーの基礎知識

・相手の名刺の文字やロゴマークに指を置かない
・名刺は基本的には、目下の人から目上に差し出す
・相手の名刺を汚さない!本人の前での名刺メモはNG!
・目上の方から出されたら「お先に頂いて申し訳ありません」
・相手から差し出された名刺よりも、低く名刺を差し出そう
・テーブル越しの名刺交換はNG!自分からテーブルを回って
・名刺入れに名刺を入れておくのがスマートです


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