法事法要の基礎知識。施主がおさえる流れ、準備と手順

法事法要の基礎知識。施主がおさえる流れ、準備と手順

法事・法要は一周忌を超えると遺族だけで行うので、なかなか参列する機会はありません。でも自分の親族が亡くなり施主側となると、人事と言えなくなるものなのです。

法事・法要の場で、まったく何の知識もなくいることは恥ずかしいこと。いざというときのため、施主側となったらどんなことに配慮し、準備を進めていったらいいか、少しずつ理解しておいたら安心です。

法事・法要は亡くなった人の冥福を祈り、供養するために遺族が行う仏教行事です。決められた日にちや年単位に法要をし、故人の冥福を祈り、遺族で供養していくことは、とても大切なことです。

今回は施主が知っておきたい、法事法要の流れや基礎知識をお伝えします。きちんと供養を続けて行くために、必要な基礎知識をまずはしっかりとおさえてください。



 

法事法要の基礎知識。
施主がおさえる流れ、準備と手順

 

まずは法事の日程を決める


【 法事の日程の決め方 】

■ 法事では、百か日の法事までは、亡くなった日を基準にして数えるというのが一般的です。

・ 法事は、決められた日に行うのがもちろん理想ですが、平日に法事を行うと参列できない人が多くなってしまうため、週末に行うことも多くなってきました。

法事が平日にあたってしまう場合には、その日の前の土日に行うようにすることが多くなっています。週末に法事を行い、多くの方に故人を忍んでもらえるという利点もあります。少人数の場合は、平日に行ってももちろん構いません。

 

菩提寺に連絡し日程をおさえる


法事では、僧侶に来てもらわなくてはなりませんので、何よりも僧侶の予定が開いているかが重要になります。

【 菩提寺に連絡 】

■ 特に菩提寺があり、その僧侶にしか法事をお願いできないようなケースは、僧侶の予定が合わなければ、法事の日にちや時間を考え直さなくてはならないケースもあります。

案内状を出してしまっていたり、会場や仕出し料理を頼んでしまった後では、そのキャンセルにお金が掛かってしまうケースも有ります。法事の日程を決めたら、出来るだけ早く僧侶に連絡し、来ていただけるかをしっかり確認することが大切です。

 

次に法事を行う場所を探す


法事を行う日にちと、僧侶の予定が空いているのを確認したら、次は会場を決めていきます。

【 法事を行う場所探し 】

■ 法事の会場は、自宅やお寺、ホテルなどで行われるのが一般的です。

・ 最近では自宅が都心部では狭く、自宅での法事が難しくなっていると言われていますが、大切なのは法事を行う場所ではなく、気持ちです。

住宅事情で自宅が難しければ、お寺での法事をお願いするのが得策です。地方などでは、法事は自宅で行われるという習慣もありますので、地元の親族などに確認して場所を考えて下さい。

 

案内状を手配し発送する


法事の日にちと場所が決まったら、なるべく早く案内状を作成し、参列して欲しい方々にお送りするようにします。

【 案内状は早めに送付 】

・ 法事は予め予定が組めるものですから、あまりにも法事までの日にちがないような形で案内状を送ったりしないように、早め早めに検討をするように心がけると安心です。

また、親族のみで法事を行う場合には、わざわざ案内状を出さずに電話連絡で済ましてしまっても構いません。

■ 参列したかったのに出来なかったと言われることの無いよう、参列者のピックアップは慎重にする必要があります。

 

仕出し店など料理を手配する


法事の日時と場所、参列者の人数が決まったら、仕出し料理の手配に入ります。読経をしてもらう場所と、会食する場所を変えるということもありますので、どのようにするかをしっかり考え、仕出し料理の手配をする必要があります。

【 法事での、仕出し料理の手配 】

■ 仕出し料理の内容では、鯛や伊勢海老などはおめでたい食材と言われるものなので、法事での会食にはふさわしくないメニューとなります。

「法事の会食で利用したい」ときちんと伝えて、法事用のメニューを考えてもらうようにしなければなりません。

 

法事の引き出物を用意する


法事の際に、参列してくれた人たちにお渡しする引き出物も用意しておく必要があります。

【 法事の引き出物の用意 】

■ 引き出物の内容としては、石鹸やタオル、洗剤など、実用的なものが好んで使われます。

・ 参列者の中に遠方から来る人がいる場合には、これらのものはかさばったり重たかったりするので、持ち帰るのが迷惑にならないように検討します。

最近ではカタログギフトを使うことも増えていますが、ギフトの内容も法事用のものを選び、包装も「法事で使用する」ということを伝えて対応してもらって下さい。

 

お布施を忘れずに用意する


法事のお布施は、当日になってから用意しようとすると、慌ててしまい失敗のもとになります。予めきちんと用意しておくようにして下さい。

法事のお布施と言っても、お香典などと違い、薄墨で名前を書いたり、わざわざ折り目のあるお札を選ぶ必要はありません

【 法事での、お布施の用意 】

■ 表には、普通の墨で名前を書き、新札でも構わないので汚くないお札を選んで用意します。

金額は僧侶が読経だけでなく、会食もご一緒下さるかどうかによって変わって来るので、しっかり考えて金額を決める必要があります。

 

いかがでしたでしょうか。法事の時に施主が考えるべきことで重要なのは「早め早めに段取りを考える」ということでした。法事で考えなくてはならない日程や会場、食事内容等は、早めに段取りを考えておきさえすれば、そんなに難しいものではありません。

それでも、日にちが近くなっても何も決めていなかったり、いつまでも悩んでばかりいると、難しいことでなくても、準備が間に合わなくなってしまうこともあります。

早めに親族に相談し、決めるべきことをしっかり決めてさえいれば、そんなに頭を悩ませるものではありません。法事の基本と流れをしっかり頭に入れておいて、当日は故人をしっかりと供養してあげられるように準備し、安心して当日を迎えて下さい。

 

まとめ

法事法要を執り行う時、施主が行う段取りとは

・法事の日程は参列してもらいやすい土日でも
・僧侶(菩提寺)への連絡は出来るだけ早くする
・参列する人数で法事の場所を決める
・仕出し料理はめでたい献立は避けて
・案内状は余裕を持って届くよう手配
・金額に合わせて引き出物は考える
・当日慌てないようにお布施は事前準備