出産内祝いマナー☆受け取って心和む7つの心遣い

出産内祝いマナーはしっかり抑えられていますか?出産内祝いとは、出産時にもらったお祝いのお礼として渡すプレゼントとしての意味合いが強くなっています。

けれども本来の出産内祝いマナーは、もともとは「親族に対する出産の報告も兼ねたプレゼント」を意味する習慣。そのため、出産祝いをいただいていない方に渡しても問題はありません。

出産までの間にお世話になった友人や同僚などに、元気な赤ちゃんを産んだ報告も兼ねて出産内祝いを渡すのも一案です。ただし、そんな感謝の気持ちを込めて贈っても、出産内祝いマナーが守られていなければ、相手を不快にさせてしまうかも…。

そこで、これからもお世話になる方々のはずですから、失礼のないようにあらかじめ出産内祝いマナーをおさらいしておきませんか?

今回は贈る前に押さえておきたい、出産内祝いマナーをお伝えします。受け手に対する気遣いも盛り込んでいますので、参考にしてみてください。

 

出産内祝いマナー☆
受け取って心和む7つの心遣い

 

プレゼントの予算を目安は?

出産祝いをいただいた方に対する、出産内祝いマナーとして気をつけるべきポイントは、まず金額です。

【 出産内祝いマナー:プレゼントの予算 】

★ いただいた出産祝いよりも高価なものを贈ってはいけません。

・ 出産祝いの半額もしくは1/3程度のものを目安にするのが、一般的です。

ただし、あくまでも目安なので、金額に頭を悩ませるよりも「気持ち」を大切にしてください。出産祝いをいただいていない方に贈る場合は、気を遣わせないような金額の日用品を選ぶと喜ばれます。

 

内祝いを贈る時期は?

【 出産内祝いマナー:贈る時期 】

★ 出産後1ヶ月~2ヶ月の間に出産内祝いが相手に届くように手配するのがベストです。

・ 出産してから1ヶ月経ったら、神様に赤ちゃんをお披露目する「お宮参り」を行いますが、お宮参りの時期に合わせて内祝いも手配をする人々が多いです。

出産内祝いマナーとしては、内祝いを贈るのが産後2ヶ月を過ぎてしまったとしても問題ありません。その際は、メッセージカードで一言お詫びを付け加えると、尚好印象です。

 

内祝い選びのポイント

さあ、金額を抑えたあとは中身です。出産内祝いマナーとしては、「感謝を伝える」プレゼントであることを忘れずに、貰っても困らないような品を選ぶことがポイントです。出産内祝いで人気の商品を参考にしても良いかもしれません。

【 出産内祝いマナー:人気の品 】

★ 最も多い内祝いギフト

・ お菓子やお茶などの食関連、タオルや石鹸などの日用品関連、カタログギフトや商品券など貰い手を選ばないプレゼントなどがあります。

★ 「出産」を強調するプレゼント

・ 赤ちゃんの体重分のお米、パッケージに赤ちゃんの名前が入ったお菓子などもおすすめです。

ただし、あくまで「内祝い」ですから、赤ちゃんの写真付きのものは消耗品だけにします。受け手の家族構成、年齢に合わせて幾つかパターンを用意するのも、相手のことを思ってこその心遣いです。

 

メッセージカードはどうする?

出産内祝いの目的は「感謝を伝える」こと。その基本を忘れずに準備をすれば出産内祝いマナーから大きく外れることはありません

【 出産内祝いマナー:メッセージカード 】

★プレゼントと一緒に、メッセージを忘れずに添えるのが出産内祝いマナーです。

・ いただいた出産祝いや、日頃の気遣いに対する感謝を述べてから、赤ちゃんの名前の由来、今後の自分の抱負なども合わせてお伝えすると良いです。

赤ちゃんの写真もあると、さらに心温まるメッセージカードになります。

 

「お返し」という言葉は大丈夫?

出産内祝いマナーで抑えておきたい、カードにメッセージを添える時の、特徴的な言葉の使い方の基本があります。

【 出産内祝いマナー:言葉の使い方 】

★ 「お返し」というワードを使わない!

・ もちろん出産祝いのお返しではあるのですが、「お返し」という言葉は義務的な印象を与えてしまうからです。

もらった出産祝いの品物に対するお礼のメッセージは問題ありません。その際は、贈ってもらった気遣いへの感謝を伝えるようにしてください。

 

出産内祝いにつかう「のし」は?

特に目上の方へ出産内祝いを送る際、「のし」を付けることを忘れないようにしてください。この時、選ぶ「のし」にも基本のマナーがあります。

【 出産内祝いマナー:「のし」 】

★ 出産は「何度も繰り返したいこと」にあたりますので、何度でも結び直せる「紅白蝶結び」を使います。

また、のしの上から包装紙で包む「内のし」、見えるようにのし紙をかける「外のし」がありますが、内祝いでは控えめに「内のし」が良いとされています。

 

「のし」にかく事は、何?

あまりにも基本すぎて、最近では意外と忘れやすい!と言う出産内祝いマナーが、のしの表書きです。

【 出産内祝いマナー:「のし」の表書き 】

★ 「のし」の表書きには、赤ちゃんの名前を書きます。

・ のし上(水引より上部分)には、「内祝」と記載し、のし下(水引より下部分)には、赤ちゃんの名前を書くのが基本です。

名前だけでもいいですし、苗字と合わせて書いても問題ありません。最近の名前は色々な読み方ができるので、ふりがなをつけた方が親切です。

 

出産内祝いを贈る前にチェックしておきたい、出産内祝いマナーの数々はいかがでしたでしょうか。そこまで頻繁に贈る機会があるわけではないので、知らなかったマナーもあったかもしれません。

でも、だからこそ失礼のないように相手に喜んでもらいたいもの。出産内祝いマナーでまず抑えておくことは、金額・時期・包装。メッセージカードやプレゼントの中身については、相手に感謝を伝えることを頭に入れて選ぶと失敗がありません。

本文でもお伝えした「赤ちゃんの写真付きの出産内祝い」ですが、両親としては可愛い我が子の写真付きアイテムを贈りたい人もいるかもしれません。そんな場合には祖父母など、ごくごく身内には写真付きのものを贈る方法はいかがでしょうか。

本記事を参考にして、ぜひ出産内祝いマナーを押さえた贈り物で、ありがとうの気持ちを伝えてください!

 

まとめ

もらった相手の心も和む!心遣いある出産内祝いマナーとは

・プレゼントは出産祝いの1/2~1/3程度の予算を目安に
・贈る時期は産後1ヶ月~2ヶ月頃にすること
・実用的なプレゼントにすることで、皆に喜ばれる
・メッセージカードで報告・感謝をお伝えする
・義務的に聞こえる「お返し」という言葉は使わない
・「のし」は今後も訪れるお祝いである「蝶結び」にする
・「のし」の表書きには、赤ちゃんの名前を書く


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