面接の入室時の第一印象で、無意識下であれば採用の可否がほぼ決まるとも言われます。それ程、面接の入室時の第一印象は重要なポイントです。ぜひ服装マナーと面接の入室マナーをきちんとクリアして、好印象を持ってもらいたいもの。
面接の入室マナーとして、まずは身だしなみのチェックからです。もう家を出る前から面接はスタートしています。
髪は清潔に整えてますか?髪色は大丈夫ですか?ヒゲ剃り残しや口臭も、日常ながら印象を左右します。また、何社も歩き回る場合には、面接の入室前にスーツはシワや汚れも意識したいところです。他にも様ざまなチェックポイントはあります。
面接の入室マナーには、時間ももちろん入っています。面接に短時間ですぐに終わってしまうと、つい「ご縁がなかったのかな…。」とがっかりするものです。一方、いろいろと質問があったり、採用担当者と話が弾む時、大きな採用チャンスです。
次の面接でそんなチャンスが訪れるように、今回は面接の入室マナーを最初から丁寧に確認できるよう、細かく解説します。
面接の入室マナーは大丈夫?
事前に確認7つのポイント
必ずノックをする
面接の入室マナーでは、入室前にドアをノックしますが、何回ノックするか知っていますか?
【 面接の入室マナー:入室前のノック 】
☆ 軽めに3回ノックして下さい。
・ 強く叩きすぎるとキツい印象になってしまいますので要注意です。
さらに面接の入室時には、ノックをしてすぐに入ってはいけません。採用担当者から「お入りください」や「どうぞ」と声をかけてくれますので、それからドアを開けて入ります。
ドアを少し開け、挨拶をしっかりする
【 面接の入室マナー:入室時の挨拶の注意点 】
☆ 学生に多い「失礼しま〜す」の挨拶に注意します。
・ 無意識に間延びした挨拶をしてしまうのは、面接の入室時には不適切です。
当たり前ですが面接の入室時に、友達感覚での挨拶はNGです。印象が悪いので注意して下さい。面接の入室マナーの基本、社会人になったら扉を開けたら「失礼致します」挨拶をします。ハッキリとした大きな声で、面接官の目を見てしっかり挨拶する事が肝心です。
ドアを開けて入室
【 面接の入室マナー:ドアの開け方 】
☆ ドアは片手で開けます。
・ 右開きのドアなら右手で、左開きのドアなら左でドアを開けます。
また、このドアの開け閉めは面接の入室時から入った後まで一連のマナーがあります。ここでは入った後のドアの閉め方も一緒に解説します。
【 面接の入室マナー:入室後のドアの閉め方 】
☆ 入室後は、面接官に完全にお尻を見せないように(背中を向けないように)します。
・ 面接官に対して、斜めに身体が立つようにドアを閉めます。
面接の入室時には、面接官の正面を向いたまま手を後ろにして閉めるのは不自然です。そのため、このような動きになります。またドアを閉める時は、大きな音をたてないように気を付けて静かに閉めることも忘れずに入ります。
ドアの前で挨拶をする
ドアを閉め終えたら、面接官の方にいる正面を向きます。
【 面接の入室マナー:入室後の挨拶 】
☆ 大きな声で「本日は宜しくお願い致します」と挨拶します。
ドアの前で一礼をする
【 面接の入室マナー:一礼の時の注意点 】
☆ ドアをあけながら一礼をしないように注意します。
・ 面接の入室時に時々見られるパターンです。正しい面接の入室マナーでは、ちゃんと挨拶の準備が出来る、入室後のタイミングに一礼をします。最も綺麗に、誠実に見えるタイミングです。
【 面接の入室マナー:お辞儀 】
☆ 面接官に向かって45度の角度でお辞儀をする。
・ 面接の入室時には、深くお辞儀しすぎても、浅すぎてもダメです。
・ 頭を下げたところで約1秒間の静止。礼儀正しい印象を与えます。
面接の入室時に面接官が複数いる場合は、中央の面接官に向かってお辞儀をして下さい。お辞儀は社会の中で生きていくと沢山行う機会があります。今後のためにも鏡を見ながら練習すると役立ちます。
椅子の横まで移動して自己紹介
面接の入室後には椅子の横までゆっくりではなく、キビキビとした動きで移動します。
【 面接の入室マナー:姿勢 】
☆ 他人から猫背を指摘される方は要注意です。
・ 自分では正しい姿勢がわかりづらいもの。友人などに聞いて確認すると安心です。
面接の入室後、椅子の横まで着いた後の自己紹介では、学校名・コース名・名前の順番に伝え、元気よくハキハキと名乗ります。
☆ 「今日は宜しくお願い致します」と挨拶します。
着席前のこのひと言の後のお辞儀でも、45度の角度でしっかりと頭を下げて、約1秒間静止します。
着席時の基本マナー
【 面接の入室マナー:着席 】
☆ 自分からすぐに椅子に座るのは、マナー違反です。
・ 面接会場は面接する会社様の用意した場所です。「お座りください」と声をかけられてから座ってください。
着席を促されたら「失礼します」と15度の会釈をしてから座り、着席する際は、深く腰をかけずに背もたれを少し開けて座ることを意識します。背筋はしっかり伸ばして、面接官の目をしっかりと見ます。
【 面接の入室マナー:着席後の手の扱い 】
★ 男性は手を軽く握って膝の上に置く。
☆ 女性は着席の時に膝の上に手を重ねて置きます。
また持参しているかばんは椅子の横に縦に置き、寝かして置かないことも大切な面接の入室マナーのひとつです。
いかがでしたでしょうか。冒頭で述べたように、面接では第一印象が大きく選考に左右すると言われるほど、非常に大切な場面が面接の入室マナーです。ただし、これらの面接の入室マナーは、冒頭で少し触れた服装や髪型、そして綺麗に靴が磨かれているかなどの身だしなみがあってのこと。
また面接の入室時の表情も、顔が明るさと誠実さがポイントです。「喜び」と「楽しさ」また清潔感が醸し出されている人は、全体的に好印象を与えます。明るいイメージがあると、企業は採用したくなります。
面接の入室時の第一印象が良いよう、鏡で日頃から、明るい表情を作るように練習しても効果的です。さらに姿勢の正しさは案外印象を左右します。
最後に面接の入室後の自己PRの発表時…。口頭でスムーズに言えるぐらいに練習し、会社のことや、志望動機などに絡み合わせながら、アレンジできるぐらいの完成度が欲しいところです。
自己PRでは、起承転結のある自己物語を上手く作るとより誠実な印象を相手企業に持ってもらえます。そうすれば好印象間違いなし!あなたの人柄で面接官の人々に好印象を持ってもらいましょう!
まとめ
面接の入室マナーを事前に確認できる7つのチェックポイント
・入室前は必ずノックをする。ノックの回数は「軽く」3回
・ドアを少し開け、挨拶をしっかり。間延びした挨拶はNG
・ドアは片手で開けて入室。ドアを閉める時にはお尻を見せずに
・ドアの前で挨拶を。面接官の正面で「本日は宜しくお願い致します」
・ドアの前で一礼をする。ドアを開けながらの挨拶はNG!
・椅子の横までキビキビと移動して自己紹介。猫背は治して
・面接官に声を掛けられ、初めて着席。「失礼します」のひと言を