卒業式へ出席する際の服装には気を遣いますよね。卒業式はわが子の成長まぶしい大切な節目です。主役はもちろんお子さまですが、父兄として臨む式典には着用する服装にも親としてのマナーをわきまえて参加したいものです。卒業式の服装は華美になる必要はありませんが、品良くステキに見えるものを用意しましょう。
一昔前の卒業式はブラックフォーマルを着用する人が多かったのですが、現代はセレモニーファッションとして柔らかな色合いのスーツなども人気です。色やデザイン、小物使いにも心を配った服装なら、素敵なお母さんとして子どもの自慢になり、式典はさらに思い出深いものになることでしょう。そこで今回は卒業式の服を選ぶ時のポイントについてお伝えします。
卒業式の服はこう選ぼう!
ステキに見える5つのポイント
卒業式での服装は落ち着きのあるダークカラーが基本
卒業式の服は何色にしようかと悩む方は多いことでしょう。ブラックフォーマルは硬い印象になりますので、インナーを白やベージュ、薄いイエローなど少し色目のあるものを差し色にすることで式典らしい華やかさになります。最近では少し色味のある服装が人気です。式典を意識しネイビー・グレーが定番ですが、ベージュなどの明るい色も好まれています。
ジャケットをベージュにしスカートを黒にする、あるいは黒や紺のワンピースにクリーム色などのジャケットを羽織ると、式典という厳粛さの中にも華やかさを加えることが出来ます。卒業式の服装で周囲から浮いてしまうような鮮やかな色は華やかというより派手に映ってしまいます。卒業式での服装は落ち着きのあるダークカラーを基本に選ぶとよいでしょう。
卒業式にスーツを選ぶなら
卒業式の服装はスーツで参加する方が多いのは、式典以外でも着まわせるメリットがあるからと考えられます。ジャケットとスカートを用意すれば上下を他のものと変えることで、がらりと印象が変わってフォーマルとしてもあるいはおしゃれ着にもなります。卒業式の服装でスーツを選ぶ際は特にジャケットの襟のデザインがポイントです。ノーカラージャケットは見た目も柔らかく女性らしい印象となります。
テーラードカラーはウェストをシェイプされているものが多く、シャープさがありきりっとした印象になります。セレモニー感が大きいのはノーカラージャケットですが、着る人によっては甘さが強くなる場合もありますので、鏡に映る自分の姿をしっかり見て違和感のない方を選びましょう。
卒業式で着用するワンピース
卒業式の服はやはりジャケット着用が品もあり、見た目も落ち着き感があります。ジャケットの下にワンピースを着る場合もやはりマナーを考慮して選ぶとよいでしょう。ワンピースだけだとお祝いの席には似合うのですが、卒業式という式典にはふさわしくありません。加えて卒業式が行われる体育館などはかなり冷える可能性があります。防寒も考慮して上着がある方がよいでしょう。
ジャケットの色をやや明るめにすれば、ワンピースの色は黒や紺など落ち着いた色の方がしっくりきます。またワンピースの裾にボリュームがあり過ぎると派手になりますので、すっきりとしたデザインを選びましょう。卒業式の服は式典にふさわしいように長さも膝が隠れるくらいが品よくステキに見えます。
卒業式で着用するパンツス―ツ
卒業式の服はスーツでスカートスタイルが人気ですが、パンツスタイルも気になりますよね。卒業式は役員をしている父兄は様々な役目があり動く場面も多いものです。また小さなお子様を連れての参加という場合もあるでしょう。スカートの方がフォーマルではありますが、動きやすさや防寒も考慮してパンツスーツでも構いません。
ただパンツススーツがビジネスシーンで着用するものと同じでは式典らしさが出にくいので、ストライプ柄ではなく無地のものがよく、身幅もタイト過ぎず程良いゆとりがある方が場に合います。パンツスーツでもダーク色を選び、アクセサリーはパールやコサージュを付けると柔らかさが醸し出され活動的な中にも品を備えたステキな装いになります。
卒業式の服に合わせるアクセサリー
卒業式の服はスーツやワンピースとのセットアップが人気ですね。その際にアクセサリーに悩む方も多いことでしょう。卒業式は控えめな色とデザインの服が基本ですので、アクセサリーも落ち着いたパールのネックレス・イヤリングが品よく見られます。また胸元にコサージュをあしらえばシックな中にも華やかさが出ます。コサージュの色は黒やアイボリーなどにすると服との相性も良いでしょう。
コサージュはピンで留めるものとクリップ式のものがあります。クリップ式の方が装着も早く生地を傷めないのでお勧めです。卒業式は華美になる必要はありませんが、子どもの節目を喜ぶ席でもありますので、アクセサリーも場に合ったものを用意すると気持ちも華やぎ、ステキなコーディネートになるでしょう。
いかがでしたか。卒業式の服選ぶ時に気を付けたい、ステキに見えるポイントについてお伝えしました。卒業式はわが子の成長に感慨深いものがありますよね。節目を大切に思う卒業式だからこそ、親は服装にも心を配って参加したいものです。卒業式の服装は控えめな色とデザインが基本です。赤や青など派手な色や凝り過ぎたデザインも人の目の邪魔になりがちです。
晴れやかな日にふさわしいものを選び、誰が見ても好印象のスタイルがよいでしょう。卒業式の服装は子どもも見ています。式典というきちんとした場に親が品よく素敵に参加している姿は子どもも嬉しくまた安心するでしょう。卒業式にふさわしい服装で主役であるわが子に寄り添い、またお世話になった先生方へも感謝の気持ちを表しましょう。
まとめ
卒業式の服装を素敵に決めるポイントとは
・色は黒・ネイビー・グレーなどを基本色にし、インナーやジャケットを明るめに。
・ジャケットはノーカラーなら優しい甘さでテーラードはきりっとした印象になる。
・ワンピースにもジャケットを羽織った方が品よく見える。
・アクセサリーはパールでまとめると品も良く場にふさわしい。
・パンツススーツはビジネススタイルにならないよう気をつける。