結納時の服装で気をつける7つのマナー

結納時の服装で気をつける7つのマナー

結納は、結婚式の前におかなわれる、大切なセレモニーです。正式に婚約するという儀式ですから、失礼のないように、マナーに気を付けたいですね。では、結納の時の服装で、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。見ていきましょう。

 

結納時の服装で気をつける7つのマナー

 

 

1.正装の場合。

結納を正装で行う場合、どういった服装が正装になるのか見てみましょう。

【婚約者】
男性・・・略礼服(ダークスーツ)/ 女性・・・振袖

【両親】
父親・・・紋付き袴 モーニング / 母親・・・留袖 訪問着

【仲人】
男性・・・紋付き袴 モーニング / 女性・・・留袖 訪問着

・女性の留袖ですが、最近は訪問着が多いようです。
・婚約者の女性は、結婚すると振袖は着れませんので、最後の思い出にと、着る場合が多いようです。
・あくまでも、フォーマルな服装でということです。

 

2.略装の場合。

正装ではなく、略装で行う場合の服装について。そもそも略装とはどんな服装を指すのか、見てみましょう。

【婚約者】
男性・・・ダークスーツ / 女性・・・訪問着 フォーマルなワンピース

【両親】
父親・・・略礼服 / 母親・・・訪問着 附下 色無地 フォーマルなワンピース

【仲人】
男性・・・略礼服 / 女性・・・訪問着 附下 色無地 フォーマルなワンピース

略装と言えど程度の違いがありますので、両家の格を合わせるように、前もって打ち合わせをしておきましょう。仲人にも同じように連絡をして、この様な服装でいきますということを伝えておきます。

 

3.男性の注意点。

略礼服とは、ブラックフォーマルのことで、ダブルでも、シングルでも構いませんが、ネクタイも、お祝い用の白色で地模様のあるものなどにします。

ダークスーツとは、略礼服または、濃紺、ダークグレーでもOKです。靴は、紐のついたものが正式なフォーマルなものになります。紐のないものは略式の靴になります。もし、親族の方も立ち会うようでしたら、ダークスーツで構いませんが、主役よりも目立つような恰好はせずに、控えめにします。

結婚する婚約者の家に行かれる場合も多く、その時に、気を付けたいのが、靴下ですがスーツの色と同系色の、きれいな、穴の開いていない、開きそうでないものにします。

髪の毛もきちんとして行くようにします。結婚式のように、フォーマルな場であるということを、念頭において行うようにします。タイピンや、カフスをされる場合は、パールが良いでしょう、大人しい感じのものにします。

 

4.女性の注意点。

着物か、洋服かというのでよく迷われますが、両家でよく相談のうえ決めます。相手が着物というならばそれに合わせるようにします。仲人を立てる場合は、仲人にもどのような服装で行くかの相談をしておきます。

着物の場合、黒の留袖が正式ですが、結納の場合は訪問着、色無地の紋付や、附下が多いようです。色合いも、淡い色合いのものにします。洋服にした場合は、スーツですが、色合いも、とくにこだわるわけだけではなく、華やかな色合いでもよいでしょう。

春や夏などでは、華やかな色目の、フォーマルなワンピースや、ツーピースでもよいでしょう。その場合のアクセサリーですが、フォーマルな席ですのでパールがお勧めです。品のないものや、縁起の悪デザイン、カジュアルなものは着けないようにします。

 

5.最近の傾向について。

結納は、本来結婚する女性の家に仲人が赴くというもので、お婿さんの側の家の人はかかわらない儀式でした。仲人が目録等を届け、その返事を受け取り、婿の家に赴くという具合でしたが、最近は結婚式場の予約をすると、いくらかのお金をプラスで、結納式もセットになったものもあります。

仲人自体、結婚式当日のみにお願いする場合も多いため、仲人以外の人が、結納を届けるということもあります。

又は、ホテルや、レストランや、料亭のようなところで会食と共に行われる場合があります。レストランなどでする場合は、特に略装の場合が多いようです。結婚式の前の、両家の顔合わせ、婚約式という感覚に、なってきているようです。

服装も、略装の場合が多いのですが、女性は、結婚すると振袖は着ることが出来ませんので、最後の思い出にと振袖を着られる場合が多いようです。

 

6.結納の準備品について。

挨拶の時に、用意したいのが扇子です。女性用と、男性用のちがいがあり、女性用は、金銀で、塗りのもの、男性は白扇が使われます。扇子を、膝元においてあいさつします。

結納金や、目録を渡す場合に使うのが、掛け袱紗と、広蓋、または切手盆です。家紋入りの掛け袱紗、風呂敷のセットになったものが良く売られています。社会人として、こういうものがあると何かと使うことがあると思われますので、道具としてもたれたら良いでしょう。

結納が相手のお宅で行われる場合は、婿のほうは手土産を持参した方がよいとおもいます。その手土産も、紋の入った風呂敷に入れて持参します。和菓子でも、羊羹などの竿菓子は、切って食べるものですから、縁起が悪いとされますので、丸いお饅頭のようなものにします。

来て頂いた時に出すお茶も、煎茶ではなく、昆布茶や桜湯にし、お菓子も、鶴亀になったものなどの縁起の良いものがあります。購入の際に和菓子屋さんで、相談されたらよいと思います。

 

7.結納までにすべきこととその服装マナー。

結納に至るまでに、まず結婚したいという意思を、相手のご家族に伝えないといけません。いわゆる、男性が、お嬢さんをください!という、あのシーンです。結婚を2人で決意しても、仲人を立てるかどうかや、結婚は2人だけの問題ではなく、両家の問題という風にかかわりが出てきますので、今後の事も考えてきちんとした方が良いと思われます。

その時も、手ぶらで行くというのではなく、一般受けするような、和菓子のお饅頭のようなものを手土産に持って行きます。

男性が、女性の家族に婚約の承諾を得るために、訪問する場合も、それなりにきちんとした服装で、行くことをお勧めします。紋付き袴とまでは行かなくても、せめて、ダークスーツくらいは着られた方が、ご両親も安心されると思います。履いていく、靴も、汚れていないきちんとしたフォーマルなもので、家に上がらせていただくことも考えて、靴下も穴の開いたようなものは履いていかないようにしたいですね。

 

いかがでしたか?

結納は地方によって、違いがあり、大きい違いは関東式、関西式の違いがあり、関東式は一つのお盆にすべて載せますが、関西は、一つ一つ別々になります。その他、地方独特の習慣のようなものもあると思いますので、相手の家の習慣に合わせるようにします。

最近はこのような、日本の文化も略式にされる傾向にありますが、略式であれ、フォーマルなものですので、きちんとしたおめでたい服装というのを念頭に置くようにしましょう。

 

まとめ

結納時の服装で気をつける7つのマナー

 

1.正装の場合。
2.略装の場合。
3.男性の注意点。
4.女性の注意点。
5.最近の傾向について。
6.結納の準備品について。
7.結納までにすべきこととその服装マナー。


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