結婚式の祝儀☆ビジネス上のお付き合い、相場やマナー


結婚式の祝儀を包む時、いざとなると悩みますよね。結婚式に呼ばれるのはとても嬉しいのですが、祝儀をいくら包むのか、どんな祝儀袋を選ぶのか、など準備を始めると疑問に思うことも多いもの。

また、何を着ていこうかとあれこれ迷っている間に、結婚式が近づくと祝儀を包むのを忘れていて焦ってしまうこともあります。ましてやビジネス上のお付き合いとなると、今後の仕事に影響してきますので、ますます悩むかもしれません。

さらに結婚式の祝儀は相場やマナーを押さえておかないと、後々面倒になることも…。もちろん、大切なのは気持ちですので、金額の問題ではありません。でも一定のマナーをしっかり守った結婚式の祝儀を準備して、お互いに気持ちよく今後の関係を築きたいですよね。

そこで今回は、ビジネス上のお付き合いでの結婚式の祝儀について、相場やマナーをお伝えします。

 

結婚式の祝儀☆
ビジネス上のお付き合い、相場やマナー

 

結婚式の祝儀の大体の相場

結婚式の祝儀に包む金額の相場は、相手との関係や年代によっても変わるのが、難しいところ。大体の目安を挙げてみます。

【 結婚式の祝儀、金額相場 】

20代 … 部下には3万円、同僚には2~3万円、上司には2~3万円。

30~40代 … 部下、同僚、上司、いずれも3万円。

50代~ … 部下には3~5万円、同僚、上司には3万円。

あくまで目安ですが、このような金額が一般的。ただ、金額設定はいろんな要素が関係してきますので、周りの同じような立場の人に聞いてみて合わせた方が良いかもしれません。

金額に関するマナーがある

結婚式の祝儀には偶数を避けるのが、一般的なマナー。偶数は、夫婦が別れることを意味するから、と言うのがその理由。また、「死」を連想させる「4」や、「苦」を思わせる「9」は縁起が悪いのです。

とは言っても、やはり結婚式の祝儀は「気持ち」が大事ですから、あまりに気にしすぎなくても良いのかもしれません。

【 結婚式の祝儀、包む金額 】

★ 中には、2万円を包むに当たって1万円札1枚と5千円札2枚にして対応するという方法もあります。

・ しかも、最近は「2」はペアを意味するから良い、とか不景気だから仕方ないなどといった理由で、構わないとされる傾向もあるので、人柄や式の格式で判断してみてください。

 

新札を用意する

【 結婚式の祝儀、新札 】

★ 結婚式の祝儀には、新札を用意するのがマナー。

・ これには、「新しい門出をお祝いする」という意味が込められています。

因みに、新札は銀行の窓口で交換してもらえるので、事前に準備が必要。なかなか忙しくて新札に交換できない方もおられると思います。その場合、アイロンをかけてシワを目立たなくさせる人もいます。

 

祝儀袋を選ぶ

結婚式の祝儀には、結び切りの水引の祝儀袋を使ってください。これは、「一度結んだらほどけない」という意味があるのです。蝶結びの水引は「何度でも結び直せる」ので結婚式の祝儀に使うのはタブー。

【 結婚式の祝儀、祝儀袋 】

★ そして、「一度きりのお祝い」という意味で金銀、または紅白の結び切りやあわじ結びの水引がかったものを使うのが正解!

さらに、包む金額によっても祝儀袋が変わります。金額が高くなると、豪華な祝儀袋になります。

【 金額によって違う、結婚式の祝儀袋 】

・ 1~2万円 … 金銀の水引をあわじ結びにした基本タイプ。

・ 2~3万円 … 金銀の水引に少し装飾が加わったもの。

・ 5万円 … 華やかな装飾が加わり、上質の和紙が使われているタイプ。

 

結婚式の祝儀袋の書き方

祝儀袋には「寿」、あるいは「壽」と印刷されているものが一般的。それを、「御結婚御祝」とか「祝御結婚」とすることもできます。

【 結婚式の祝儀、表書き 】

★ 下段中央に氏名をフルネームで書いてください。

・ この時、毛筆か筆ペンで書くこともわすれずに!連名の場合は3人まで書けます。

4人以上の場合は代表者の名前を書き、その左に「外一同」と書くのが、本来のマナーです。お金は中包みに入れ、中包みは表側に金額を、裏側に自分の住所と名前を書いてください。

 

お金の入れ方

表書きで安心してしまいそうなのですが、新札を準備するだけではなく、お札の入れ方まで本来はマナーがあります。友人知人であればご愛嬌、なのですが、ビジネス上のお付き合いとなれば、ここまで配慮して抜かりない準備をした方が安心!

【 結婚式の祝儀、お金の入れ方 】

★ お金は中包みに向きを揃えて入れることまで配慮したいもの。

・ さらに中袋に入れる際には、肖像画が上に来るように入れる、と言う作法もあります。(「上」というのは、金額を書いた方を差しています。)

 

ふくさに包んで持参する

【 結婚式の祝儀、ふくさ 】

★ 結婚式では祝儀袋をむき出しで持っていくのは、とても失礼!

・ ふくさに包んで持っていかなければなりません。

ただし、裸でなければ良いので、大きめのハンカチやスカーフで代用しても大丈夫。そもそも、ふくさに包む目的は祝儀袋を汚さないことだそうですので、その目的を果たせるならどんなもので代用しても大丈夫です。

 

いかがでしたでしょうか、結婚式の祝儀には多くのマナーが存在しているもの…。何を着ていくかだけではなく、祝儀の準備も早めに始めることができたら安心。特に新札に交換するには銀行の窓口に行く必要がありますので、早めに済ませることをお勧めします。

結婚は人生において重要なポイントであり、厳粛なもの。祝儀袋の意味とか偶数の金額を避けるとか考えると、結婚がどれほど重視されているかがよく分かります。

ただ単にマナーだからそうする、というのではなく、意味をしっかり考えるのは良いこと!細かなマナーのそこかしこに、相手の幸福を願う気持ちが込められていると考えれば、作法に倣って心からのお祝いの気持ちを表現できれば、自分も気持ち良いはず。

家庭が幸せであれば、仕事もはかどり職場の雰囲気も良くなります。何よりも、幸せを共有できることは嬉しいもの!そんな願いが新郎新婦に伝わるよう期待して、結婚式の祝儀を準備してみてください。

まとめ

結婚式の祝儀マナーとは

・金額の相場は2~5万円
・金額は偶数を避けるのが無難
・新札を包む
・結び切りの水引の祝儀袋を使う
・祝儀袋の表にはフルネームを毛筆か筆ペンで書く
・お金は中包みに肖像画を上にして入れる
・祝儀袋を汚さないように対策する


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