結婚式の心付け☆スタッフに感謝を伝える基本マナー


結婚式の心付けは、式でお世話になったスタッフへの感謝の表現として、とても役立ちますよね。

結婚式の主役は新郎新婦の2人。しかしながら、2人の人生で1度きりの結婚式を成功させるためには、両親や兄弟だけではなく、スピーチをお願いした友人や、親族、結婚式場のスタッフなど、実にたくさんの人達が関わっています。

新郎新婦は自分達の結婚式ために、たくさんの人達が知恵と時間を費やしてくれていることを忘れずに、感謝の気持ちを伝えたいところ。

言葉で伝えることも大切ですが基本的なマナーとして、結婚式には心付けという、カタチで感謝の気持ちを伝える方法があります。親身になって準備を進めてくれたウェディングプランナー、司会者受付担当のスタッフなどなど…。

スタッフの方々にも、結婚式の心付けをお渡しして、感謝を伝えたいですよね。そこで今回は、失礼のないように知っておきたい結婚式の心付けに関するマナーをお伝えします。

 

結婚式の心付け☆
スタッフに感謝を伝える基本マナー

 

結婚式の心付けとは

これから結婚式を挙げるなら、結婚式の心付けを知っておくと配慮が行き届きます。そもそも、「結婚式の心付け」とはどのようなものなのでしょうか…。

【 結婚式の心付けとは 】

★ ウェディングプランナー・ヘアメイク・受付の人などに渡す謝礼のこと。

・ 招待客に対しておこなう、お礼とは意味合いが違います。

海外に旅行に行くと、レストランなどで食事をした際に、チップを渡して感謝の意を表す習慣がありますが、現在の日本では基本的に、このチップを渡す習慣はありません。

ですから結婚式の心付けは、必ず渡さなければいけないというルールはありません。とは言え、感謝の気持ちを表すためにもお渡ししても良いかもしれません。

 

結婚式の心付け、相場と準備

結婚式の心付けは、基本的に新婦がお世話になる人には新婦側、新郎がお世話になる人には新郎側が準備します。もし両家でお心付けを出す場合は、お互いにどのくらいの金額を包むのかを事前に相談し合って決めるのが得策。

【 結婚式の心付け、両家で準備する場合 】

★ ご祝儀袋は1つにまとめて包んでおくことをオススメします。

相場としてはカメラマン5000~70000円、ヘアメイク5000円程度、司会者30000円程度が結婚式の心付けの金額相場です。

 

結婚式の心付けの渡し方

お心付けは結婚式に関わってくれた人に対する感謝の気持ちを表すもの。出来るなら新郎新婦から直接渡した方が良いのですが、結婚式当日の二人は本当に忙しい!

自分の身支度に追われて、お心付けを渡してしまうのを忘れてしまうことも珍しくはありませんし、ウェディングドレス姿でお金をやり取りするのは、正直あまり美しくないものです。

【 結婚式の心付け、渡し方 】

★ そこで、結婚式の心付けは前もって、一番身近な両親にお願いしておくことをオススメします。

・ お心付けをお渡しする人のリストを作っておくと、渡し忘れることもなく、安心!

 

結婚式の心付け、包み方

結婚式の心付けを当日準備する余裕は、新郎新婦にはありません。そこで、前日までにしっかりと準備しておくと安心です。まずは、結婚式の心付けを渡す人のリストを作ること!

【 結婚式の心付け、お渡しする人 】

★ 受付やヘアメイクなどの担当名称、名前、金額などを明記したリストを作り、前日までにご祝儀袋と新札を準備しておくのが得策!

・ 特に新札はなかなかお財布に入っていない人がほとんど。銀行にて準備しておくと便利です。

結婚式の心付けは前日までに準備して、両親に渡しておけば、安心して当日が迎えられます。

 

結婚式の心付け、ご祝儀袋マナー

お心付けのご祝儀袋を準備する際に一番大切なことは、ご祝儀袋の見た目と中身とのバランスをきちんと考慮すること。

【 結婚式の心付けは、程よい外袋を 】

★ 結婚式の心付けは多額ではないので、豪華なご祝儀袋を準備してしまうと中身とのバランスがどうしても取れなくなってしまいます。

また、表書きにも注意!基本的には「寿」「御礼」と書いて、両家で渡すものには両家の名前、新婦側から渡すものは新婦の名字、新郎側が渡すものには新郎の名字を書くのが正解!

★ 金額が少ない場合は、ご祝儀袋ではなくポチ袋でも大丈夫です。

 

結婚式の心付け、断られた場合

結婚式の心付けを渡したからと言って、必ずしも受け取ってもらえるとは限りません。中にはせっかく準備したのに、やんわりと断られてしまうケースも…。

【 結婚式の心付けを断られた場合 】

★ そのような状況でも、新郎・新婦は怒ることなく理解を示すようにして下さい。

・ 結婚式の心付けを渡さなくても、自分達の結婚式に尽力してくれた人達への感謝の気持ちを、十分に伝えることはできます。

会社によって規定もありますので、ここは理解しながら、快く感謝の気持ちを表現したものとして、有り難く引っ込めるのも、マナーのひとつです。

 

結婚式の心付け、菓子折りでも

基本的に結婚式の心付けとは、お世話になったスタッフの方に謝礼を渡すことを言います。しかしながら、現金だけが結婚式の心付けではありません。

【 結婚式の心付け、菓子折り 】

★ 事前にスタッフの人から、現金を受け取ることが出来ないと言われている人は、菓子折りを準備してはいかがでしょうか。

・ 菓子折りであれば、現金よりももっと気軽に受け取ってもらえるはずです。

感謝の気持ちと共に、スタッフで分けて食べることができる、個包装のお菓子を選んで渡してみるのも良いアイデア!現金よりも受け取りやすいかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか、今回は、新郎新婦からスタッフに感謝の気持ちを伝えるための、結婚式の心付けマナーをお伝えしました。

結婚式の成功を願って周りの人たちが尽力してくれたことに、感謝の気持ちを表す手段の1つとして、結婚式の心付けはとても良い方法!本文でお伝えしたスタッフの方々が当日いない場合でも、別日にお渡しして問題はありません。

もちろん、最後にお伝えしたように、快く受け取ってくれる人もいれば、お心付けを受け取ってはいけないルールのもとで働いている人もいますから、そこは渡す方がきちんと理解することが大切です。

本文でお伝えした菓子折りも、紅白であったり、可愛らしい松竹梅であったり…、とお祝いを連想させるものであれば、幸せのお裾分けにもなるはず!まずはお相手の状況を鑑みながら、心から喜んでいただける結婚式の心付けをお渡ししましょう!

まとめ

結婚式のお心付けマナーとは

・心付けはスタッフへお渡しする、感謝の印
・司会者3万円、それ以外は5千円~1万円が相場
・当日忙しい新郎新婦に代わって、両親がお渡しする
・お心付けにはご祝儀袋と新札を準備
・心付けの封筒は、内容に見合ったものを選ぶ
・中には受け取るのを控えるスタッフもいる
・現金でのお心付けではなく、菓子折りにしても良い


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