三回忌の服装や香典は?参列者が守るべき7つの基礎知識

三回忌の服装や香典は?参列者が守るべき7つの基礎知識
三回忌の服装はキッチリとした喪服なのか…、悩む人が多いですよね。大切な人が亡くなった後、お通夜や葬儀などが終わってしまうと、あっという間に時間が過ぎてしまう気がします。

葬儀の後、故人を偲ぶ機会は「◯回忌」の法要としてやってきます。その中でも満二年目に行う法要を三回忌といいます。

葬儀には、親族だけでなく、会社関係、友人、近所の人など、広い範囲の人が参列するものですが、三回忌はそこまでの広い範囲の人は呼ばずに行われます。ただ、三回忌の法要に親族として参列する場合でも、きちんとマナーを守って参列しなければなりません。

何も知らずに参列し、マナー違反を指摘されるようなことになっては、恥ずかしい思いをしてしまいますよね。そこで今回は、きちんと三回忌のマナーを押えた服装で参列できるよう、基礎知識をお伝えします。

 

三回忌の服装や香典は?
参列者が守るべき7つの基礎知識

 

 

三回忌の案内状が届いたらどうする?

三回忌の法要の案内状が届いたら、遅くとも一週間の間に返事を出すように心がけてください。

【 三回忌の基本マナー:案内状の返信 】

■ 案内状には、◯◯日までにと返信の希望日時を書いてはありますが、それはあくまで最終的な日付ですから、わかっていればなるべく早く返信を出すのがマナーです。

施主は、会場や食事、引き物の手配など、人数を把握してから手配しなければならないものが沢山あります。最終的な日付ではなく、できるだけ早く人数を知りたいはずなので、できるだけ早く返信するのがマナーというのを忘れないようにすれば、配慮美人です。

 

どうしても参列出来ない理由があるとき

三回忌の案内が届いたのに、「列席できない」場合には、特になるべく早く返信するように心がけてください。列席出来るよりも、出来ない連絡のほうが施主は早く情報が欲しいものです。

【 三回忌の基本マナー:欠席の場合 】

■ もしも欠席になるかどうか、「ギリギリまでわからない!」という場合には…。

・ 返信をわかってからするだけでなく、予め施主に「ギリギリにならないとわからない」ということを伝えるのがマナーです。

相手の立場に立って、相手がして欲しいと思っていることに答えてあげるように心がけてください。

 

法事に持参するものを忘れず用意しよう

三回忌には本来、線香やろうそく、菓子などの供物や、果物を持参していたものですが、最近では「供物料」という形で現金を持参するのが一般的となりました。

【 三回忌の基本マナー:供養料の渡し方 】

■ 供物料は、いきなり仏壇や祭壇に置いて、勝手にお供えしてしまうのはマナー違反ですから、きちんと施主に手渡し「御仏前にお供え下さい」と渡す作法が一般的です。

身内や親しい仲であれば、三回忌にはお供えと供物料の両方を持参してもいいでしょう。施主や故人との関係によって、ケース・バイ・ケースで考えます。

 

出席するときの服装はダークスーツが基本

一般的には、一周忌の法要までは、礼服を着用しますが、それ以降については徐々にダークスーツなどの平服になっていきます。

【 三回忌の基本マナー:服装 】

■ 三回忌ではダークスーツや、女性では色の濃いスーツやワンピースを着るように選ぶと安心です。

・ できればまわりと服装が合っている方がバランスがいいので、他の列席者に相談して服装を決めるという方法をおすすめ。

三回忌だとまだ早いと思っている施主や遺族も多いので、気持ちに沿って、礼服を着用するか、ダークスーツ等の平服を着用するかを決めるようにするのもひとつです。

 

のし袋の表書きや水引は何を選べばいいの?

三回忌の供養料、いくら包めばよいかも迷い所です。親族ではそれよりも多めに包むこともありますし、地域でも相場には差がありますので、他の列席者に確認して金額を合わせるのがおすすめ。

【 三回忌ののし袋の表書き 】

■ 仏式であれば「御仏前」もしくは「御供物料」と書くのが基本です。

・ 三回忌の水引は、青白・黄白のものを使うようにします。中に入れる供物料の相場は、1~2万円を包むのが一般的とされています。

金額は多すぎても少なすぎてもマナー違反ですので、故人や施主との関係、また地域性によって、この相場を目安に増減すると決めやすいです。

 

三回忌でも光るものを身につけるのはNG

三回忌の服装は、ダークスーツなどの平服でいいと言われていますが、光る時計や靴などのアイテムは避けることは不可欠です。また殺生を連想される革製品などもNGとされているので、身につけないように気を付けて準備が必要!

【 三回忌の基本マナー:アクセサリー類 】

■ 三回忌の法要に行く際には、事前にピカピカした時計や、目立つ金具のついているバッグや靴などはないか、再度確認すると失敗がありません。

礼服の際には、厳密にNGとされますが、平服であっても目立つような金具や時計などは避けて、周りの装いに合わせるように細心の注意を!

 

女性は身につけるものを特に気をつけよう

女性の場合は、三回忌までは礼服もしくは準礼装が好ましいと言われています。男性のダークスーツに比べると、女性の平服はカジュアルになりがち。

【 三回忌の基本マナー:女性の平服マナー 】

・ 夏場であっても生足は避けてストッキングを履き、露出の少ない服装を選ぶようにしてください。

さらに、冬場であっても革や毛皮のコートは、殺生を連想させるので着て来てしまった場合は、早めに脱いで裏地を表にして持つようにしなければなりません。髪飾りやアクセサリーも光る素材は避け、メイクや髪色も落ち着いたものにするように心がけます。

 

いかがでしたでしょうか。三回忌の基礎的なマナーは、周りに合わせ、遺族や故人の気持ちに寄り添うことが大切です。三回忌とは、故人を偲ぶために行われるものです。その気持ちを伝えるのにマナー違反な服装や持ち物では本末転倒になってしまいます。

そうならないためにも、基礎知識をしっかりと学んで、マナー違反のないように準備をしておきたいもの。故人を偲ぶ気持ちがあれば、自ずと自分勝手な服装や、三回忌にそぐわない持ち物を用意はしないはずです。遺族や故人への気持ちを大切にして、マナー違反のないように準備を進める配慮が必要です。。

周りの人に相談しながら、大切な人の三回忌を小さなトラブルもなく迎えるための心配り。そのためにもしっかりと基礎知識を学んで、気持ちよく三回忌を迎えましょう!

 

まとめ

三回忌に参列する際の、基本マナー

・案内状が届いたらなるべく早く返信をする
・参列できない場合には早めに連絡を忘れずに
・法事に持っていくべきものは早めに準備
・平服と書いてあってもダークスーツを用意
・三回忌に合わせた表書きや水引を選んで
・光るもの死を連想させるものはNGマナー
・アクセサリーや服装も三回忌に合わせて


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