お墓参りの時期やマナー☆意外に知らない「常識」とは

お墓参りの時期やマナー☆意外に知らない「常識」とは
お墓参りは、今を生きる人間にとっても、とても良い習慣ですよね。ご先祖様や故人の墓前に行って、お線香を手向けてお参りすると、普段よりも一層それらの方々に思いを馳せることができます。

お墓参りの後には、心が洗われたような感覚や、不思議な安堵感を覚える方も多いのではないでしょうか。もちろん場所の力もありますが、それぞれの家族が、お墓参り作法に倣い、キレイにお参りをしているのも、清清しい気持ちになる理由でもあります。

このお墓参り、実は適した時期や、正しいお参りの方法など、マナーや作法が多々あります。この一連の作法を知ると、お墓参りの奥深さを感じるものの、今では意外に詳しくは知らない方々が多いですよね。

そこで今回は、意外と知られていない、お墓参りの時期やマナーについての「常識」について、お話をしていきます。

 

お墓参りの時期やマナー☆
意外に知らない「常識」とは

 

お墓参りに適した時期

お墓参りと言えば、お彼岸やお盆を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実はあまり時期には拘らなくても、よく「故人を思い出したり、墓前に行きたくなったらいつでもよい」のが、お墓参り。

しかし、一般的に多くの人がお墓参りに行く時期は、だいたい決まっていますので、以下にまとめて記します。

【 お墓参りに行く時期 】

① お彼岸

・ 極楽浄土にいるご先祖様や故人と交流ができる日で、年に2回、春分の日を中心とした7日間と、秋分の日を中心とした7日間がこれにあたります。

春のお彼岸には「ぼたもち」、秋のお彼岸には「おはぎ」をお供えするのが一般的です。

② お盆

・ ご先祖様や故人が年に一度帰って来るのがお盆。地域によって異なりますが、8月13日~16日を「お盆の期間」とするのが一般的。

13日は霊を迎える盆の入りと呼び、この日の日中にお墓参りを済ませて、夕方迎え火を焚く風習があるのです。

③ 故人の月命日・祥月命日

・ 例えば故人の命日が「9月9日」なら、毎月9日を「月命日」、毎年9月9日を「祥月命日」と呼びます。

④ 年末年始

・ 年末に感謝をこめてお墓参りをしたり、年始にご挨拶の気持ちでお墓参りをすることもあるので、この時期のお墓参りが恒例の家族も多く見受けます。

 

お墓参り、準備~掃除前まで

一般的には、朝や午前中に行うのが、お墓参りのベストな時間帯。常識的にも、せめて日が出ているうちにお参りを済ませるのが、一般的な作法です。

お墓参りでは、いわゆる新盆や、一周忌法要(1年目の祥月命日)なら、喪服の着用がベストですが、その他の日のお墓参りでは特に決められたマナーはありません。ただし露出度の高い服や、カジュアルすぎる服は避けると安心!

【 お墓参り作法☆墓所に出向いたら挨拶 】

★ 菩提寺にお墓がある方は、僧侶にひとこと挨拶。その際にご本尊を拝ませていただくとさらに作法はバッチリです。

・ もしもお彼岸の時期なら、彼岸会法要を営んでいる時期。できれば参加して信頼を深めると安心。

霊園などのお墓でも、管理事務所の方に挨拶をしてください。いつもお墓をきれいに保っているのは管理して下さる方がいてこそ。

そして手水舎(ちょうずや・てみずや)のある場所でしたら、神社を参拝する時のように手と口を水で清めるのが作法。手水舎がなければ、手を水で洗って清め、お墓参りに供えればOK。

 

お墓掃除の手順

墓前に着いたら、両手を合わせて一礼してからお墓を掃除開始!おおよその手順は以下の通りです。

【 お墓参り作法☆掃除の手順 】

① 墓石にひしゃくで水を掛けて汚れを落とします。たわしで磨き、タオルで拭くときれいに!

② お墓の周りの樹木を刈り込んで草抜き。園芸はさみやゴミ袋を持って行くと便利です。

③ 水鉢や花入れを洗って、花入れにきれいな水を満たせばOK!

お墓の掃除が終わったら、次はお供え物を供えていってください。とは言っても、水入れに花を活け、お供え物を中央に置くだけ。ここでのポイントは、お供え物を置く時、下に半紙などを敷くことです。

なお、お酒を墓石にかける方もいらっしゃいますが、墓石の材質によっては化学変化が起こってシミになり、取れなくなることがありますので注意が必要です。

 

いよいよお墓参り

ここでいよいよ、お墓参り。お線香は束のまま火をつけ、火は手で仰いで消してください。ちなみに、息を吹きかけて消すのはマナー違反!その後、その場にいる人たちでお線香を分けて持ち、線香立てに手向けます。

【 お墓参り作法☆お参り 】

★ お墓参りでは、故人との関係が深い順にお参りを。

・ ひしゃくの水を墓石にかけてから、ご先祖様や故人を敬う意味で墓石よりも原則的に低い姿勢を取り、胸の前で手のひらを合わせて、目を閉じて頭を30°ほど下げるのが、お墓参り作法です。

お参りを済ませたら、後片付けをして帰る準備。花と線香以外のお供え物や、使った道具は忘れずに持ち帰ってください。特にお供え物が食べ物の場合、カラスなどの餌になり墓所が荒れるもとになりますので、必ず片付けるようにしなければなりません。

 

いかがでしたでしょうか、お墓参りにも様々な常識があることが、ご理解いただけたのではないでしょうか。とは言え、日々の暮らしのなかで「ふと思い立って」故人を偲びにお参りに行くのも、充分に素敵な行為。

時と場合によって、お墓参りの作法を丁寧にしたり、簡略したりする方々は多いです。

ちなみに、墓石に水を掛けるための桶やひしゃくは墓所で扱っていることが多いものの、掃除のための道具や、お線香に火をつけるろうそくやライターなどは、持参する必要があるかもしれません。

お墓参りの前に、墓所に何が用意されているのかあらかじめ尋ねておくと安心。お墓参りはご先祖様や故人を敬い、この人たちのおかげで自分が生を受けたことや、生かされていることを感謝する機会でもあります。

家族でお参りするのはもちろん、ひとりでお参りするのも良いこと!その際にはぜひマナーを守って、ご先祖様や故人に会いに行ってください。

まとめ

意外と知らない、お墓参りの作法

・お墓参りに適している時期がある
・時間帯は朝~午前中が最も適している
・服装は露出度高すぎ・カジュアルすぎを避ける
・墓所に行ったらまず挨拶
・お墓参り前に手と、口を清める
・墓石を洗い周りの草の手入れをして、花入れ
・花を活けて、中央にお供え物を置く
・お線香は束のまま、息をかけて吹き消さない
・お参りは故人と関係が深い順に、敬意をこめる
・お供え物は持ち帰る


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