派遣だと有給休暇はどうなる?知っておきたい基礎知識


派遣が有給休暇を取れるのかを疑問に思う人は多いですよね。まだまだ、派遣どころか正社員でも有給休暇を取りにくい環境が、日本の社会には存在するのも事実。ですから派遣で有給休暇なんて、取りにくく感じてしまうのも当然!

しかし、正社員でも派遣でも就業時間は同じですし、同じ仕事をしているはず。また、社員より仕事のクオリティーが低くて良い訳でもありません。中には、会社に迷惑をかけたり、他の正社員から見下されないよう、正社員以上に仕事に励む人もいます。

懸命に働く人には、それに見合ったメリットがあって良いはずです。実は派遣であっても有給休暇は労働者の権利として、法律で確立されています。知らないと損をしてしまうところですよね。

そこで今回は、知らずにいたくない派遣の有給に関する基礎知識をお伝えします。

 

派遣だと有給休暇はどうなる?
知っておきたい基礎知識

 

会社から教えられることはない

派遣でも有給休暇が認められることは、法律で定められています。しかし、それをわざわざ説明してもらえるわけではありません。

【 派遣の有給休暇:自分で確認 】

★ 派遣先の会社にとっては、派遣社員は別の会社の社員ですので、説明はなくて当然。また、派遣会社にも労働者に告知する義務はありません

・ そのため、調べなければ何も知らないまま時が過ぎて行ってしまうケースが多いのです。

知らないゆえに、せっかく生じている有給休暇の権利をみすみす逃してしまうのはもったいないこと!ですから、是非自分で調べてみるのは大切。こちらから聞けば、会社も教えてくれますので、一言確認してみてください。

 

有給休暇を取得する条件

派遣でも、有給休暇は労働日に応じた日数が付与されます。条件として、同一の会社で6か月以上継続して勤務していることと、全労働日の8割以上出勤していることが必要。

【 派遣が有給休暇:カウントの仕方 】

★ 「同一の会社」というのは、派遣の場合は派遣先ではなく「派遣元の派遣会社」です。つまり、派遣先が変更になったとしても、それはカウントされません。

・ そして有給休暇の権利は、発生日から2年で消滅。時効になるのです。

 

いつから有給休暇が取れるのか

まずは、6か月間は有給休暇は発生しません。6か月継続して勤務した時点で判定され、条件を満たしていれば翌日から有給休暇は取れます。

【 派遣が有給休暇:継続して勤務 】

★ その間に契約の更新があったり、派遣先の変更などで数日の空きがあったりすることもあるかもしれませんが、継続して勤務していると判断されれば、有給休暇が発生!

・ ですから、派遣されて勤務するようになって6か月たった時点で、1度確認するのがベター。そしてその後、1年単位で判断されることになります。

 

どこに申請するのか

派遣社員の有給は派遣会社が管理している、と言う基本は押さえておくとスムーズ。派遣先の社員ではありませんので、派遣先は有給に関しては基本ノータッチ!ですから有給休暇は派遣元の派遣会社に申請してください。

【 派遣が有給休暇:派遣先への配慮 】

★ とはいえ、実際に仕事は派遣先の会社でしているので、休まれると影響を受けるのは派遣先の会社。

・ そのため、休みを取りたいことを派遣先でまず話しておくのは派遣社員としての配慮。そこで合意してから派遣会社の担当営業者に連絡すると、スムーズに進むはず。

職種によって忙しい時期や比較的余裕のある時期というのが違ってきますので、それを把握したうえでうまく申請してください。場合によっては会社が申請を許可してくれない場合も。それを擁護する法律もありますので、調べて把握しておいてください。

 

派遣会社は有給を使ってほしくない

派遣元の会社が有給を消化するように勧めてくることもありますが、大抵ビジネス的には本心ではありません。担当者との関係によって対応が違ってきますが、できれば派遣社員に有給を取らせたくない、と言うのが一般的な派遣先の会社の考え方。

【 派遣が有給休暇:派遣先の会社の考えを知る 】

★ 派遣が有給を取る時、会社がその分を負担する事になる仕組みを考えると、当然と言えば当然。

・ ただ、労働者の権利ですので、派遣でも有給休暇を取ることはあきらめる必要はありません。

このような場合、働いている身としては、少し腑に落ちない時もありますが、その仕組みを理解しつつ、しっかり派遣元にも派遣先にも良い評判を築くことは、今後を考えても大切。

確かに当然の権利なのですが、自分の権利ばかりを主張するのは印象が悪くなってしまうもの。そうならないよう、上手に雇用者側の立場も理解して、派遣先で良い評判を築きつつ、お休みを取ってください。

 

いかがでしたでしょうか、派遣でも有給休暇を取れるということは法律でも保証されています。ただ、法律はよく改訂されますのでしっかりチェックしてください。

派遣と言えども、生活のために一生懸命働いていて、その面では正社員と何の違いもありません。有給というのは、そういう懸命に働く労働者がリフレッシュして仕事を続けてゆけるようにするのが目的!

しかし、法律は労働者寄りだと批判する企業もあるのも事実。会社は利益が出て初めて成り立ちますので、利益はないのに給料を出す、…という有給休暇は歓迎できるものではないのかもしれません。

そういう双方の面をよく把握しながら上手に交渉するのがポイント。そしてお互いに良い気持ちで派遣の有給について話し合えるようになりたいもの。

それでは、労働者の権利についての基礎知識を勉強し、派遣でも有給休暇を正しく申請して、うまくリフレッシュ!会社に利益をもたらす仕事ができるよう、励んでください!

まとめ

派遣が有給休暇を取る基礎知識

・自分で調べる必要がある
・有給休暇の2つの条件を把握する
・6か月間継続して働かないと発生しない
・申請は派遣元の会社に申請する
・派遣先会社の気持ちも理解して交渉する


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